Storage Cruiserマネージャーは、Webコンソールからの要求、監視対象装置からのイベントなどを処理する役割を持っています。ストレージシステム環境を円滑に監視・管理するには、ほかのソフトウェアとの干渉や物理資源の不足が発生することを避けるためにも、運用管理サーバとして専用のサーバを用意することをお勧めします。専用のサーバを用意できない場合は、以下の留意事項を参考に、運用管理サーバを決定してください。
業務アプリケーションが動作するサーバ(以降、“業務サーバ”と記述します)でStorage Cruiserマネージャーを動作させると、業務アプリケーションとStorage Cruiserマネージャーの動作が、お互いの性能に影響を及ぼすことがあります。業務アプリケーションが金融、流通、公共事業などの社会基盤を支えるものである場合、業務サーバへの導入には、特に慎重な判断が必要です。
サーバ仮想化環境では、1台の物理サーバ資源(CPU、メモリ、ネットワーク)を複数のゲストOSで共用するため、あるゲストOSの処理が、ほかのゲストOSの性能に影響を及ぼすことがあります。サーバ仮想化環境のゲストOSに導入する場合は、物理サーバ資源の利用状況、ゲストOSの利用用途を考慮してください。
Storage Cruiserマネージャーには、1つのサーバ上に同居できないソフトウェア(以降、“排他ソフトウェア”と記述します)が存在します。排他ソフトウェアが導入されていないサーバを選択してください。
参照
Storage Cruiserマネージャーの排他ソフトウェアは、『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。