Storage Cruiserは、複数のストレージ装置、テープライブラリ、ファイバーチャネルスイッチ、サーバを管理できます。
また、Storage Cruiserは、物理環境に加えて、サーバ仮想化環境にも対応しています。
なお、管理対象サーバは、Storage Cruiserのエージェントを導入・未導入のどちらの状態でも管理できます。
以下のようなシステム環境で運用できます。
図6.1 Storage Cruiserの運用構成
参照
Storage Cruiserエージェントの導入は、「7.2 エージェント導入の選択」を参照して決定してください。
ETERNUS ディスクアレイのNAS管理
ETERNUS SFでは、運用管理サーバと管理LANで接続されたETERNUS ディスクアレイのNASファイルシステムを運用するための様々な機能を利用できます。
Storage Cruiserは、NAS環境の管理機能を提供します。
NAS環境の管理は、運用管理サーバまたはWebコンソールから実施します。
NAS環境の管理機能の概要と運用方法は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』を参照してください。
ストレージ装置の生存監視
ストレージ装置の生存監視によって、Storage Cluster機能におけるストレージ自動切替えを実現します。
Storage Cluster機能の概要と運用方法は、『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』を参照してください。
クラスタシステムへの導入
Storage Cruiserマネージャーの導入
Storage Cruiserマネージャーの可用性を高めるには、クラスタシステムにStorage Cruiserマネージャーを導入し、冗長化します。
なお、本製品は、1つの運用システムを複数のStorage Cruiserマネージャーで管理する構成(運用管理サーバの多重化構成)をサポートしていません。
Storage Cruiserエージェントの導入
本製品は、クラスタシステムを構成する各ノードの状態を監視します。クラスタシステムにStorage Cruiserエージェントを導入する場合は、クラスタシステムを構成するすべてのノードに導入してください。
クラスタシステムを構成する各ノードを装置登録する場合、ノードのIPアドレスには、クラスタシステムの論理IPアドレスではなく、各ノードに割り当てられている物理IPアドレスを指定してください。
参照
クラスタシステムへの導入方法は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』を参照してください。