本節では、mpsetlogsendで始まるメッセージについて説明します。
mpsetlogsendで始まるメッセージは、監査ログ設定コマンド(mpsetlogsend_omgr)が出力するメッセージです。
【メッセージの意味】
mpsetlogsend_omgrコマンドが正常終了した場合に標準エラー出力に表示されます。
【パラメタの意味】
NAME:"Systemwalker Operation Manager audit log"を出力します。
【メッセージの意味】
監査ログ出力設定が正しく行われませんでした。
監査ログ設定コマンドを実行した際に、監査ログ出力定義が正しく行われていない場合に発生します。
【対処方法】
監査ログ出力設定が正しく行われていない、またはハードウェア障害などにより内部定義が破壊されている可能性があります。
mpsetlogsend_omgrコマンドを実行して本メッセージが表示された場合は、再度mpsetlogsend_omgrコマンドを"-f"および"-k"オプションつきで実行してください。
上記対処を行った後も同じメッセージが表示される場合は、イベントログ/SYSLOGを確認し、ハードウェア異常が表示されていないかを確認してください。
【メッセージの意味】
mpsetlogsend_omgrコマンドの内部矛盾が発生し処理を中止しました。
【パラメタの意味】
CODE : システムのエラー番号が表示されます。
【対処方法】
CODEの値を参照し、システムエラー情報と合わせて障害箇所を特定します。主に、ディスクアクセス不備、ディスクフル、プロセス起動失敗など、システムに起因する問題が原因です。
ディスク、プロセス、メモリなどの使用状況を確認し、不要なファイルの削除、不要なプロセスの停止を実施したうえで再度コマンドを実行してください。
【メッセージの意味】
コマンドを実行した環境では、mpsetlogsend_omgrコマンドを使用することができません。
【対処方法】
Systemwalker Operation Managerが正しくインストールされているかを確認してください。
オプションに"-y"または"-n"を指定している場合は、Systemwalker Centric Manager V13.1.0以降が必要です。Systemwalker Centric Manager V13.1.0以降がインストールされているか確認してください。
【メッセージの意味】
mpsetlogsend_omgrコマンドのオプションに誤りがあります。
【対処方法】
mpsetlogsend_omgrコマンドのオプションを見直してください。
正しいオプションを指定し、再度実行してください。
なお、誤ったオプションが指定された場合は、コマンドの簡単な使用方法が標準エラー出力に出力されます。
【メッセージの意味】
mpsetlogsend_omgrコマンドの-fオプションで指定した監査ログ出力先ファイルのうち、格納するために必要となるディレクトリが作成できなかった場合に出力します。
【対処方法】
mpsetlogsend_omgrの-fオプションで指定した監査ログ出力ファイルが格納されるディレクトリが作成可能かどうかを確認してください。
作成されるディレクトリの上の階層にあるディレクトリのアクセス権で、書き込みが不可になっていないか確認してください。
【メッセージの意味】
mpsetlogsend_omgrコマンドを実行するために必要な権限がありません。
【対処方法】
Administratorsグループに属するユーザ/スーパーユーザの権限でコマンドを実行してください。