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Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

2.2.5 KERNEL32.DLLの初期化エラーが発生し、Systemwalker Operation Managerのプロセスが起動できない【Windows版】

エラーメッセージ

ダイナミック リンク ライブラリ C:\WINNT\system32\KERNEL32.dll(注)の初期化に失敗しました。プロセスは異常終了します。

注) COMCTL32.dllまたは、USER32.dllで表示される場合もあります。

対象バージョンレベル

対処

原因

Systemwalker Operation Managerなどのサービスから起動されるコンソールアプリケーションのリソースは、デフォルトのデスクトップヒープ領域に確保されます。多量にプロセスを起動すると、デスクトップヒープ領域が枯渇し、「Kernel32.dllの初期化エラー」が発生すると同時に、プロセス作成に失敗します。

対処方法

Windows Server 2008以降を利用している場合は、以下のマニュアルを参照して、レジストリを修正し、デスクトップヒープのサイズを拡張してください。

上記以外のデスクトップヒープのサイズの調整方法は以下のとおりです。

下記レジストリの下線部分を変更してください。

なお、IISで下記の機能を使用している場合は、レジストリの変更を行わないでください。

ハイブ:HKEY_LOCAL_MACHINE
キー:\System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\SubSystems
値名:Windows
パラメタ:%SystemRoot%\system32\csrss.exe ~ SharedSection=1024,3072,512

注意

レジストリを修正して、デスクトップヒープを拡大する方法についての詳細は、「マイクロソフト サポート技術情報 - 126962」を参照してください。また、デスクトップヒープについては「マイクロソフト サポート技術情報 - 184802」を参照してください。

レジストリはWindowsで非常に重要なファイルです。レジストリの編集を誤ると、Windowsが起動しなくなるなど、再セットアップをしなければいけない事態が発生する恐れがありますので、事前にシステムのバックアップをする、サイズの変更は少しずつ実施するなど、十分に注意して変更してください。

上記の対処が困難な場合は、運用形態/要件に配慮の上、Systemwalker Operation Managerの設定を変更し、ジョブの多重度を制限してください。

ジョブの多重度については、“導入ガイド”の“運用情報の定義”を参照してください。