エラーメッセージ
Systemwalker Operation Manager自身のプロセスで正常に動作していないものがあった場合、アプリケーションログ/システムログに以下のメッセージが出力されます。
【Windows版】
[V10.0L20/V10.0L21以降の場合]
MpPmonO: エラー: 1000002: Systemwalker Operation Manager のプロセス(XXXX)が正常に動作しているか確認してください。 |
[V11.0L10以降の場合]
MpPmonO: エラー: 10002: Systemwalker Operation Manager のプロセス(XXXX)が正常に動作しているか確認してください。 |
【UNIX版】
[10.1以降の場合]
MpPmonO: エラー: 1000002: Systemwalker Operation Manager のプロセス(XXXX)が正常に動作しているか確認してください。 |
MpPmonO: ERROR: 1000002: Check if the Systemwalker Operation Manager process (XXXX) is running properly. |
[11.0以降の場合]
MpPmonO: エラー: 10002: Systemwalker Operation Manager のプロセス(XXXX)が正常に動作しているか確認してください。 |
MpPmonO: ERROR: 10002: Check if the Systemwalker Operation Manager process (XXXX) is running properly. |
対象バージョンレベル
Windows版:V10.0L20以降
Solaris版:10.1以降
Linux版:V11.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:11.0以降
AIX版:11.0以降
対処1
原因
Systemwalkerのプロセス監視をしている場合、プロセスに異常が発生したときに発生します。
対処方法
以下の手順で、問題が発生しているマシンの復旧を行います。
プロセス動作状況の確認
問題が発生しているマシン上で、以下のコマンドを実行し、各機能のプロセスの動作状況を確認します。
Windows版の場合
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.jm\bin\mppviewo
UNIX版の場合
/opt/systemwalker/bin/mppviewo
ポイント
プロセスに異常が発生している場合は、機能に対して、以下のように表示されます。
>>>>> ERROR:Process NOT Found!! : 監視対象プロセス
対処
プロセス動作状況の表示コマンドで、異常のプロセスが発見できた場合は、Systemwalkerを復旧します。それぞれの対処方法は、“2.2.2 プロセス動作状況の確認で、プロセス異常が表示される”を参照してください。
異常のプロセスが発見できなかった場合は、“対処2”を参照してください。
対処2
原因
Systemwalker Operation Managerを起動中に、一括起動/停止制御ファイルの編集(起動制御ファイルのカスタマイズ)を行っていませんか
Systemwalker Operation Managerを起動中に、一括起動/停止制御ファイルの編集を行った場合、プロセス監視機能が正常に動作しないことがあります。
対処方法
それぞれ以下の方法でSystemwalker Operation Managerを再起動してください。
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Operation Managerを停止します。
Windows版の場合
poperationmgr
UNIX版の場合
/opt/systemwalker/bin/poperationmgr
以下のコマンドを実行し、Systemwalker Operation Managerを起動します。
Windows版の場合
soperationmgr
UNIX版の場合
/opt/systemwalker/bin/soperationmgr
対処3
確認ポイント
監視対象プロセスの定義ファイルに誤りはありませんか
対処方法
“導入ガイド”の“プロセス監視対象を変更する”を参照して、以下の監視対象プロセスの定義ファイルに誤りがないか確認してください。
Windows版の場合
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ \mpwalker.jm\mpcmtool\pmon\etc\mppmon.usr
UNIX版の場合
/etc/opt/FJSVftlo/pmon/mppmon.usr
誤りがない場合は、保守情報収集ツールを使用して共通ツールの情報を採取し、富士通技術員に連絡してください。
対処4
確認ポイント
クラスタ環境において、プロセス監視対象の変更がされていないのではありませんか
原因
クラスタ環境でプロセス監視対象の変更がされていないと、プロセス監視の異常が表示されることがあります。
対処方法
以下の方法で、プロセス監視対象を変更してください。
メモ帳やviなどのテキストエディタで以下の監視対象プロセスの定義ファイルを開きます。
Windows版の場合
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ \mpwalker.jm\mpcmtool\pmon\etc\mppmon.usr
UNIX版の場合
/etc/opt/FJSVftlo/pmon/mppmon.usr
以下の行を[変更前]から[変更後]になるように編集します。
Windows版の場合
[変更前] Fujitsu MpWalker MpJobsch=1 Fujitsu MpWalker MpMjes=1 [変更後] Fujitsu MpWalker MpJobsch=0 Fujitsu MpWalker MpMjes=0
UNIX版の場合
[変更前] start_jobs=1 S99MJS=1 [変更後] start_jobs=0 S99MJS=0
詳細は、“導入ガイド”の“プロセス監視対象を変更する”を参照してください。
対処5
確認ポイント
システムパラメタ(セマフォ)は適切な値にチューニングされていますか(10.1以降の場合)
対処方法
対処方法については、“2.5.1 スーパーユーザ以外のユーザで接続すると、アクセス権が設定されているにもかかわらずプロジェクトが表示されない【UNIX版】”の“対処2”を参照してください。
対処6
原因
システムのシャットダウン時または再起動時に発生する場合があります。(Windows版のみ)
対処方法
対処は不要ですが、以下のいずれかの対処を行うことで、システムのシャットダウン時または再起動時にメッセージが出力される現象を抑止できます。
システムのシャットダウン前または再起動前に、サービス停止コマンド(poperationmgr)を実行します。サービス停止コマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル”または“リファレンス集”を参照してください。
システムのシャットダウン前または再起動前に、サービスの画面からプロセス監視のサービス(Systemwalker MpPmonCまたはSystemwalker MpPmonO)を停止します。
システムのシャットダウン前または再起動前に、システムのサービスを停止するコマンド(net stop)を使用してプロセス監視のサービス(Systemwalker MpPmonCまたはSystemwalker MpPmonO)を停止します。