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Systemwalker Operation Manager  リリース情報
FUJITSU Software

1.2.12 V13.4.0で変更された機能

V13.4.0で変更された機能について説明します。

Webブラウザから使用する場合

Webブラウザから使用する場合の設定や定義方法が刷新されました。また、セキュリティが強化されました。セキュリティについては、認証局で発行された電子証明書が必要になります。詳細は、“Systemwalker Operation Manager 解説書”の“関連ソフトウェア”を参照してください。

スタートアップアカウント/サービス起動アカウント

従来、インストール時に必須だった、スタートアップアカウントの作成が不要となりました。また、サービスを起動するときのサービス起動アカウントの指定が不要となりました。スタートアップアカウント/サービス起動アカウントが必要だった動作は、ローカルシステムアカウントを利用した動作に変更となります。これにより、以下の指定が変更となります。

createsubsystemコマンドのオプションの変更

createsubsystemコマンドのオプションに、サービスのログオンアカウント名を指定する必要がなくなりました。作成するサブシステムのサービスのログオンアカウントには、ローカルシステムアカウントが自動的に指定されます。

詳細については、“Systemwalker Operation Managerリファレンス集”の“createsubsystem.exe/sh サブシステム環境作成コマンド”を参照してください。

終了処理ジョブネットの登録先プロジェクト

終了処理ジョブネットの登録先プロジェクトの条件が、ジョブスケジューラサービスのログオンアカウントに指定されているユーザーIDと同じ名前のプロジェクトから、プロジェクト名が“SYSTEM”のプロジェクトになりました。

詳細については、“Systemwalker Operation Manager 運用ガイド”の“任意の時刻にシステムをシャットダウンする【Windows版】”を参照してください。

stemregserviceコマンドのオプションの変更

stemregserviceコマンドのオプションに、サービスのログオンアカウント名を指定する必要がなくなりました。登録するマスタスケジュール管理機能のクラスタ用サービスのログオンアカウントには、ローカルシステムアカウントが自動的に指定されます。

詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”の“stemregservice クラスタ用サービス登録コマンド【Windows版】”を参照してください。

pwchangeo パスワード変更コマンド【Windows版】の削除

スタートアップアカウントの指定が不要になったことにより、pwchangeo パスワード変更コマンドが不要となり、削除されました。

実行サーバ定義数の上限値

分散実行機能で提供しているホストグループに定義可能な実行サーバ数の上限が、10から100に変更されました。

Systemwalker Centric Managerから呼び出されるSystemwalker Operation Managerのクライアント

Systemwalker Centric Managerと連携してSystemwalker Operation Managerのウィンドウを直接表示させる場合、Systemwalker Centric ManagerおよびSystemwalker Operation Managerのバージョンによって、呼び出されるSystemwalker Operation Managerのクライアントが変更になりました。

呼び出し側のSystemwalker Centric Managerおよび呼び出されるSystemwalker Operation Managerの両方がV13.4.0以降のバージョンの場合、Webコンソールが呼び出されるようになります。

詳細については、“Systemwalker Operation Manager 解説書”の、“Systemwalker Centric Managerから呼び出されるSystemwalker Operation Managerのクライアント”を参照してください。

[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[起動日]/[カレンダ]/[運用期間]シート

[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[起動日]/[カレンダ]/[運用期間]シートが、以下のように変更されました。

[起動日]シート

ジョブネットの起動日の基準として選択できるのが、“起動日雛形”、“他ジョブネット”、“直接指定”の3種類になりました。これまで[起動日]シートの[基準情報]で選択していた“毎年”、“毎月”、“営業日”の指定は、[起動日]シート内で[直接指定]を選択し[編集]ボタンをクリックすることで表示される[起動日(直接指定)]ウィンドウ上で行うようになりました。

また、従来[カレンダ]および[運用期間]シートで設定していた項目を[起動日]シート上で設定するようになりました。

[カレンダ]シート

[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[カレンダ]シートは、削除されました。従来、[カレンダ]シート上で設定していた項目は、[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[起動日]シート上で、詳細設定表示の場合に設定できるようになりました。

[運用期間]シート

[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[運用期間]シートは、削除されました。従来、[運用期間]シート上で設定していた項目は、[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ-[起動日]シート上で、詳細設定表示の場合に設定できるようになりました。

詳細については、“Systemwalker Operation Manager 運用ガイド”および“Systemwalker Operation Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

起動日設定方法の拡張

起動日の設定方法が、以下のとおり拡張されました。

[起動日雛形情報]ウィンドウ

“毎年”“毎月”“営業日”基準から選択して設定できるようになりました。また、設定した起動日雛形情報を保存するための[保存]ボタンや[キャンセル]ボタン/[ヘルプ]ボタンが追加されました。詳細については、“Systemwalker Operation Manager 運用ガイド”および“Systemwalker Operation Manager オンラインヘルプ”を参照してください。

用語/表現

機能や使い方がイメージしやすくなるように、以下の用語/表現を変更しました。

V13.3.0までの用語/表現

V13.4.0からの用語/表現

データセンタ運用の信頼性向上

データセンタのジョブ運用の信頼性向上

スケジュール分散

マスタスケジュール管理

運用日管理スケジュール

日ごとスケジュール管理

スケジュール情報の配付

日ごとスケジュールの配付

デザイアドステート

ジョブ/ジョブネットの遅延監視

ユーザ認証を行うクライアント画面において、以下の用語をSystemwalker共通の用語に変更しました。

V13.3.0までの用語

V13.4.0からの用語

ユーザ名

ユーザーID

ログオン

ログイン

ログオフ

ログアウト

Windowsクライアントのデザイン変更

Systemwalker Operation Manager Windowsクライアントのデザインが、Systemwalker共通のデザインに変更されました。

jobschprint -uコマンドの出力内容

Systemwalker共通ユーザー管理機能を有効にしている環境では、jobschprint -u コマンドの出力項目“User Name”の長さが、32バイトで出力されるようになりました。

詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンス集”の“jobschprint -uコマンド”を参照してください。

ACLマネージャの監査ログ出力の変更【UNIX版】

Itanium以外の64ビットアーキテクチャに対応したLinux上で、下表のとおりSystemwalker Operation ManagerがSystemwalker Centric Managerと混在する場合、ACLマネージャの監査ログは、2つのファイルに分けて出力されます。

Centric Manager

V13.4.0以降
(Linux x86版)

V13.4.0以降
(Linux x64版)

Operation Manager

V13.2.0 ~ V13.3.0

問題なし

Centric ManagerとOperation Managerのインストール順番に関係なく、ACLマネージャの監査ログは、2つのファイルに分けて出力される

V13.4.0以降
(Linux x86版)

問題なし

Operation Managerよりも後にCentric Managerをインストールした場合に、ACLマネージャの監査ログは、2つのファイルに分けて出力される

V13.4.0以降
(Linux x64版)

Operation Managerよりも後にCentric Managerをインストールした場合に、ACLマネージャの監査ログは、2つのファイルに分けて出力される

問題なし

詳細については、“Systemwalker Operation Manager 導入ガイド”の“監査ログ出力の定義”を参照してください。