対象バージョンレベル
Windows版: V14.1.0以降
Linux版: V14.1.0以降
確認ポイント
以下のポイントでネットワークやサーバの状態を確認します。
ITリソース情報収集対象のサーバが起動しているか確認します。
管理サーバからITリソース情報収集対象としているサブネットのネットワーク状態をpingコマンド等を使用して確認します。
管理サーバまたはITリソース情報収集対象としているサブネットにおいて、ネットワークのトラブルが発生していないか、またはルーターやハブの使用方法に誤りがないか管理者に確認してください。
以下のポイントでITリソース情報収集の設定を確認します。
ITリソース情報収集定義ファイルでサブネットアドレスの指定が省略されているか確認します。
管理サーバまたは中継サーバに複数のネットワークが設定されているか確認します。
ITリソース情報収集定義ファイルで指定しているサブネットアドレスとサブネットマスクの設定が正しいか確認します。
対処方法
ITリソース情報収集対象のサーバが起動していない場合は、起動してください。
ITリソース情報収集対象のサーバが起動している場合は、管理サーバから収集対象としているサブネットのネットワークの状態に問題があるために、正常に通信できないことが考えられます。
ネットワークにトラブルが発生していないかをシステム管理者に確認してください。また、管理サーバのネットワーク設定および管理対象サーバのネットワーク設定を確認し、誤りがある場合は正しく設定してください。
ITリソース情報収集定義ファイルでサブネットアドレスの指定を省略した場合は、管理サーバまたは中継サーバに設定されているネットワーク情報からITリソース情報収集対象のサブネットアドレスとサブネットマスクを自動的に検出します。このとき、複数のネットワーク情報が設定されている場合は、最初に検出したネットワーク情報を使用するため、誤ったネットワークアドレスでITリソース情報が収集される場合があります。
この場合は、ITリソース情報収集定義ファイルでITリソース情報収集対象とするネットワークのサブネットアドレスを設定して再度ITリソース情報を収集してください。
また、サブネットアドレスの指定に誤りがある場合は、正しいサブネットアドレスを設定して再度ITリソース情報を収集してください。
参照
ITリソース情報収集定義ファイルの詳細については、“Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド”を参照してください。