対象バージョンレベル
Windows版: V15.0以降
Linux版: V15.0以降
対処方法
注意
運用中のシステムへ影響を与える可能性がありますので、ここに記載している操作は、自動運用プロセスのテスト実施時や、本番運用中に管理サーバで障害が発生した時だけ実施してください。
システムログに、ISJEE_OM1018のメッセージが出力され、実行中のプロセスインスタンスがエラーとなった場合は、以下のいずれか1つまたは複数が原因で、Javaヒープ領域が不足していることが考えられます。
ISJEE: WARNING: ISJEE_OM1018: The process has stopped because JavaVM ran out of memory: CLUSTER=IJCLibpmsv KIND=1 INSTANCE=IJINibpmsv PID=xxxxxx
同時ログインユーザー数が多い。
自動運用プロセス定義のサイズ(配置ノード数)が大きい。
起動しているプロセスインスタンスの数が多い。
以下の手順を実施しJavaヒープ領域を拡張してください。なお、Javaヒープ領域の拡張はシステムへの影響を考慮し、256MBずつ拡張した値を設定してください。
管理サーバにログインし現在設定されているJavaヒープ領域を確認します。
【Windows】
asadmin get IJCLibpmsv.java-config.jvm-options |
【Linux】
/opt/FJSVisjee/bin/asadmin get IJCLibpmsv.java-config.jvm-options |
以下のような内容が表示されますので、-Xmxの後ろに表示されている値を確認してください。
IJCLibpmsv.java-config.jvm-options=-Dcom.sun.appserv.pluggable.features=com.sun. |
上記の場合、現在のJavaヒープ領域は512MBです。
なお、上記はJavaヒープ領域に関する情報(-Xmx)が表示情報の最後に表示されている場合の例です。
Systemwalker Runbook Automation 管理サーバを停止します。
【Windows】
[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\bin\swrba_stop |
【Linux】
/opt/FJSVswrbam/bin/swrba_stop |
Javaヒープ領域を拡張します。
現在のJavaヒープ領域512MBを768MBに拡張する場合の例を以下に示します。
【Windows】
asadmin delete-jvm-options --target IJCLibpmsv \-Xmx512m |
asadmin create-jvm-options --target IJCLibpmsv \-Xmx768m |
【Linux】
/opt/FJSVisjee/bin/asadmin delete-jvm-options --target IJCLibpmsv \\-Xmx512m |
/opt/FJSVisjee/bin/asadmin create-jvm-options --target IJCLibpmsv \\-Xmx768m |
Systemwalker Runbook Automation 管理サーバの起動
【Windows】
[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\bin\swrba_start |
【Linux】
/opt/FJSVswrbam/bin/swrba_start |