2.3.7 クラスタサービスの設定

Systemwalker Runbook AutomationのサービスをMSCSまたはFailover Clusteringのリソースとして登録します。

共有ディスクのオンライン化

フェールオーバークラスタ管理で共有ディスクの所有権を獲得し、共有ディスクをオンラインにします。

以下のリソースが所属するグループの所有権を該当ノードで獲得します。獲得方法については、クラスタのマニュアルを参照してください。
- Quorumディスク
- Systemwalker Runbook Automationで使用する共有ディスク

リソース登録

クラスタアドミニストレータまたはフェールオーバークラスターマネージャーを使用し、下表に示すリソースの一覧を参考に、使用するサービスのリソースを登録してください。

リソース資源	サービス名	リソースの種類	依存関係(依存先)	備考
業務用IPアドレス	-	IPアドレス	-
業務用ネットワーク名	-	ネットワーク名	業務用IPアドレス
共有ディスク	-	物理ディスク	業務用ネットワーク名
Interstage JMX	Interstage Operation Tool	汎用サービス	共有ディスク
OD_start	ODloader	汎用サービス	共有ディスク
NamingService	Naming	汎用サービス	OD_startサービス
InterfaceRep_Cache Service	InterfaceRep_Cache_s	汎用サービス	NamingServiceサービス
InterfaceRep_Cache_e Service	InterfaceRep_e	汎用サービス	NamingServiceサービス
TransactionDirector	TransactionDirector	汎用サービス	InterfaceRep_Cache Serviceサービス Shunsaku Conductor cmdbc
Interstage API	Interstage API	汎用サービス	TransactionDirectorサービス
Interstage HTTP Server	FJapache	汎用サービス	共有ディスク
Interstageディレクトリサービス(注1)	Interstage Directory Service(リポジトリ名)	汎用サービス	共有ディスク
Interstage Java EE DAS	Interstage Java EE DAS	汎用サービス	共有ディスク
Interstage Java EE Node Agent	Interstage Java EE Node Agent	汎用サービス	Interstage Java EE DAS
Interstage Message Queue Broker	Interstage Message Queue Broker	汎用サービス	Interstage Java EE Node Agent
通信基盤監視用バッチファイル	-	汎用アプリケーション	共有ディスク
ファイル転送基盤監視用バッチファイル	-	汎用アプリケーション	共有ディスク
Systemwalker Runbook Automation DB Service	Systemwalker Runbook Automation DB Service	汎用サービス	共有ディスク
Shunsaku Conductor cmdbc	Shunsaku Conductor cmdbc	汎用サービス	共有ディスク Shunsaku Director contents Shunsaku Director metadata Shunsaku Searcher cmdbs01 Shunsaku Searcher cmdbs02 Shunsaku Searcher cmdbs03 Shunsaku Sorter cmdbo01
Shunsaku Director contents	Shunsaku Director contents	汎用サービス	共有ディスク
Shunsaku Director metadata	Shunsaku Director metadata	汎用サービス	共有ディスク
Shunsaku Searcher cmdbs01	Shunsaku Searcher cmdbs01	汎用サービス	共有ディスク
Shunsaku Searcher cmdbs02	Shunsaku Searcher cmdbs02	汎用サービス	共有ディスク
Shunsaku Searcher cmdbs03	Shunsaku Searcher cmdbs03	汎用サービス	共有ディスク
Shunsaku Sorter cmdbo01	Shunsaku Sorter cmdbo01	汎用サービス	共有ディスク
Systemwalker Runbook Automation Manager	Systemwalker Runbook Automation Manager	汎用サービス	Interstageディレクトリサービス(注1) Interstage Message Queue Broker Interstage APIサービス Systemwalker Runbook Automation DB Service Shunsaku Conductor cmdbc
Systemwalker MpMjesn(注2)	Fujitsu MpWalker MpMjesn(注2)	汎用サービス	共有ディスク Systemwalker Runbook Automation Manager	Systemwalker MpMjesn(注2)
Systemwalker MpJobschn(注2)	Systemwalker MpJobschn(注2)	汎用サービス	共有ディスク Fujitsu MpWalker MpMjesn(注2)	Systemwalker MpJobschn(注2)
セキュリティ情報の自動反映用のアプリケーション	－	汎用アプリケーション	共有ディスク業務用IPアドレス	セキュリティ情報の自動反映用のアプリケーション

注1)Systemwalker Runbook Automationが提供するInterstage ディレクトリサービスを使用する場合に設定します。

注2) nはSystemwalker Runbook Automationが利用するサブシステム番号(デフォルトでは9番)です。

通信基盤監視用バッチファイルの登録方法

以下の通信基盤監視用バッチファイルを汎用アプリケーションリソースとして登録します。

[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\bin\swrba_mon_swnc.bat

ファイル転送基盤監視用バッチファイルの登録方法

以下のファイル転送基盤監視用バッチファイルを汎用アプリケーションリソースとして登録します。

[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\bin\swrba_mon_link.bat

セキュリティ情報の自動反映用のアプリケーションの登録方法

以下のセキュリティ情報の自動反映用のアプリケーションを、汎用アプリケーションリソースとして登録します。

[Systemwalker Operation Managerインストール先ディレクトリ]\MPWALKER\mpaclmgr\bin\jmaclapp.exe

注意

上記に示すリソースのいずれかが、すでに他のグループのリソースとして登録されている場合、そのグループに登録してください。
リソースの名前には任意の文字列を指定してください。
実行できる所有者には、クラスタシステムを構成するノードを指定してください。
汎用サービス登録時は、表中のサービス名を指定してください。
汎用アプリケーション登録時は、パラメーター内の“コマンドライン”にコマンド名を含めたフルパスを、“現在のディレクトリ”にコマンド名を含めないフルパスを指定してください。
以下のサービスを登録するときに、クラスタアドミニストレータまたはフェールオーバークラスターマネージャーにより、起動オプションが自動的に設定される場合があります。自動的に設定された起動オプションはすべて削除してください。
- Systemwalker Runbook Automation DB Service
- FJapache
以下のサービスは、クラスタアドミニストレータまたはフェールオーバークラスターマネージャーのリソースとして登録しません。Systemwalker Operation Managerのプロセス監視機能により、異常を監視してください。
- Systemwalker ACL Manager
- Systemwalker MpJmCal
- Systemwalker MpJmSrv
- Systemwalker MpPmonO

2.3.7 クラスタサービスの設定

2.3.7.1 MSCSまたはFailover Clusteringの場合