機能説明
プロセスグループ共通のスケジュールパターンおよびスケジュール定義をインポートします。swrba_scheduleexportコマンドでエクスポートしたデータのみインポート可能です。
記述形式
swrba_scheduleimport [-user ユーザーID] [-u] -d インポート対象データ格納ディレクトリ |
オプション
インポートするスケジュール定義の所有者となるユーザーIDを指定します。存在しないユーザーIDや、プロセス定義の起動権限をもたないユーザーIDを指定した場合はエラーとなります。
本オプションを省略した場合は、インポートデータにあらかじめ設定されているユーザーがスケジュール定義所有者となります。
すでに同名のスケジュール定義、スケジュールパターンがプロセスグループに存在した場合は上書きします。
本オプションは省略可能です。本オプションを省略すると、すでに同名のスケジュール定義、スケジュールパターンがプロセスグループに存在した場合はエラーとなります。
インポート対象データが格納されているディレクトリを指定します。本オプションは省略できません。
スケジュール定義エクスポートコマンドを使用してエクスポートした各定義が格納されたディレクトリを指定してください。指定したディレクトリ配下に格納されているスケジュール定義、スケジュールパターンが定義されていたプロセス定義、プロセスグループは変更することはできません。エクスポート元と同じプロセス定義、プロセスグループを用意してください。
指定したディレクトリ配下に複数のスケジュール定義が存在する場合はすべてインポートを行います。複数存在する場合に、途中のスケジュール定義のインポートでエラーになった場合でも、それ以降の処理は続行されます。
また、インポートしたプロセス定義は、“無効”状態です。プロセス定義、休日カレンダー等、スケジュール機能の使用に必要な資材の準備が整ったあとに、“有効”にしてください。
以下の表に、エクスポート・インポート前後の各定義情報の差異について説明します。
項目名 | エクスポート・インポート前後の差異 | 差異内容 |
---|---|---|
スケジュールID | あり | インポート先で新たに採番されます。 |
スケジュール定義名 | なし | - |
状態 | あり | [無効]状態で登録されます。 |
所有者 | あり | -userオプションで指定されたユーザーが設定されます。 |
最終起動日時 | あり | クリアされます。 |
次回起動日時 | あり | インポートされた定義に従って新たな次回起動日時が設定されます。 |
プロセス定義 | なし | - |
実行予測時間 | なし | - |
同時に複数のプロセスを実行 | なし | - |
メモ | なし | - |
ユーザ定義属性 | なし | - |
起動日設定情報 | なし | - |
起動時刻設定情報 | なし | - |
復帰値
正常終了
異常終了
コマンド格納場所
【Windows】
[Systemwalker Runbook Automation管理サーバのインストールディレクトリ]\bin |
【Linux】
/opt/FJSVswrbam/bin |
実行に必要な権限
【Windows】
Administrator権限が必要です。Windows Server 2008以降の場合は、管理者として実行してください。
管理サーバで実行可能です。
【Linux】
システム管理者(スーパーユーザー)のみが実行できます。
管理サーバで実行可能です。
注意事項
エクスポートしたスケジュール定義、スケジュールパターンは編集しないでください。編集を行ったスケジュール定義、スケジュールパターンは、正常にインポートできません。
使用例
エクスポートしたスケジュール定義、スケジュールパターンを C:\workディレクトリから上書きでインポートする場合。
swrba_scheduleimport -d C:\work -user rbauser -u |
実行結果/出力形式
FSP_SW/RB-A_BASE: INFO: 04201: スケジュール定義/スケジュールパターンのインポートを開始します。 |