[デバッグ]ビューでは、ワークフローアプリケーションのデバッグを管理できます。このビューでは、デバッグするプロセス定義のプロセスインスタンス(デバッグターゲット)ごとに、実行/中断しているノード(運用操作部品の場合も含みます)が表示されます。プロセスインスタンスの各ノードは、ツリーのノードとして表示されます。
ツリーのノードの表示形式について
ツリー上のノードの表示形式はそれぞれ以下の形式で、斜体部分をデバッグ対象の各情報文字列に置き換えて表示します。
種別 | 表示形式 |
---|---|
デバッグの構成 |
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プロセス定義 |
|
インスタンス |
|
ノードまたは |
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スタック |
|
プロセス定義のアイコンはプロセス定義の状態によって以下のように表示します。
イメージ | 説明 |
---|---|
ドラフト状態のプロセス定義です。 | |
公開されたプロセス定義です。 |
インスタンスのアイコンはインスタンスの状態によって以下のように表示します。
イメージ | 説明 |
---|---|
すべてのノードが実行中のインスタンスです。 | |
いずれかのノードが非実行状態(例えば中断中)のインスタンスです。 |
ノードのアイコンはノードの状態によって以下のように表示します。
イメージ | 説明 |
---|---|
実行中のノードです。 | |
中断中のノードです。 | |
中断要求を受け付けた実行中のノードです。 | |
再開要求を受け付けた中断中のノードです。 | |
実行中のノードです。ノードはタスクを持っています。 | |
中断要求を受け付けた実行中のノードです。ノードはタスクを持っています。 | |
正常終了したノードです。 | |
エラー終了したノードです。 | |
強制終了したノードです。 |
スタックは、Startノードから中断位置に到達するまでに実行した可能性をもつ経路(ノード)を実行時間の逆順に表示します。スタックとして表示されるノードのアイコンはノードの状態によって以下のように表示します。
イメージ | 説明 |
---|---|
中断中のノードです。 | |
実行中のノードです。 | |
待ち合わせ中のノードです。 | |
正常終了したノードです。 | |
エラー終了したノードです。 | |
強制終了したノードです。 |
注意
スタックの表示順序は各ノードの実行時間の逆順であり、必ずしも下のノードから上のノードに遷移していることを表現していません。
Startノードから中断しているノードに至る経路に存在するノードのいずれかが実行中または中断中の場合、中断しているノードの経路を正しく表示することはできません。
Iterator (Parallel) Loopノードは、最後に生成したノードを表示します。
Iterator (Parallel) Loopノードから次のノードに遷移するには、Iterator (Parallel) Loopノードで生成したすべてのノードを完了させる必要があります。
Sequential Loopノードは、最後に実行するノードを表示します。
ツリーのノードの表示順序について
ツリー上のデバッグの構成ノード下の各ノードの表示順序はそれぞれ以下の順で表示します。
プロセス定義:大小文字を区別せず昇順に表示
インスタンス:識別IDの昇順に表示
ノード:識別IDの昇順に表示
ツリーのノードの表示範囲について
ツリー上に表示されるノードは、以下に示す条件に従って表示します。
プロセス定義:デバッグの構成で定義されたプロジェクトのルートフォルダに配置され、かつ、
管理サーバにアップロード済のドラフト状態のプロセス定義のみを表示します。
プロセス定義に対して複数のバージョンが存在する場合、最新のバージョンのみを表示します。
インスタンス:デバッグの構成で定義されたプロジェクトのルートフォルダに配置され、かつ、
サーバ接続時に管理サーバ上でインスタンス化されたプロセス定義および
[デバッグ]ビューから開始したインスタンスのみを表示します。
注意
Subprocessノードや運用操作部品によって子プロセスとして起動されるプロセス定義を同時にデバッグすることはできません。子プロセスとして起動されるプロセス定義は事前にデバッグし問題のないことを確認してください。
ツリーのノードに対するプロパティについて
ツリー上に表示されているノード固有の情報をプロパティとして表示します。
使用できる操作
[デバッグ]ビューでは、以下の操作を使用して、プロセスインスタンスの中断・再開、切断、ステップ実行などができます。
イメージ/ボタン | 名前 | 説明 | 表示場所 |
---|---|---|---|
スタックのコピー | 選択したプロセスインスタンス、ノードなどの表示文字列をクリップボードにコピーします。 | コンテキストメニュー | |
切断 | 選択したプロセスインスタンスあるいはデバッグの構成をデバッガから切断します。 | コンテキストメニューおよびツールバー | |
フレームにドロップ | Systemwalker Runbook Automationでは利用できません。 | コンテキストメニューおよびツールバー | |
- | [構成名] の編集... | 関連付けされたデバッグの構成の[構成の編集]ダイアログを開き、変更を行えるようにします。 | コンテキストメニュー |
- | ステップフィルタの編集... | Systemwalker Runbook Automationでは利用できません。 | コンテキストメニュー |
ソースルックアップの編集... | [ソースルックアップパスの編集]ダイアログを開き、変更を行えるようにします。 [OK]ボタンをクリックすると、プロセスインスタンスのプロセス定義ファイルの検索がこのダイアログに指定した範囲・順序に従って行われます。 | コンテキストメニュー | |
- | 検索... | [検索]ダイアログを開きます。 [OK]ボタンをクリックすると、選択した要素で[デバッガ]ビュー上のツリーを選択します。 | コンテキストメニュー |
- | ソースをルックアップ | ソースルックアップを強制的に行わせることができます。 | コンテキストメニュー |
- | プロパティ | このコマンドは、選択された要素のプロパティを表示します。 | コンテキストメニュー |
終了したすべてを除去 | 終了したすべてのデバッグターゲットをビューの表示から除去します。 | コンテキストメニューおよびツールバー | |
再開 | 中断しているノードを再開します。 実行が完了したノードでは利用できません。 | コンテキストメニュー、[実行]メニューおよびツールバー | |
ステップイン | Systemwalker Runbook Automationでは利用できません。 | コンテキストメニュー、[実行]メニューおよびツールバー | |
ステップオーバ | 中断しているノードをステップ実行し、次のノードで自動的に中断します。 実行が完了したノードでは利用できません。 | コンテキストメニューおよびツールバー | |
ステップリターン | Systemwalker Runbook Automationでは利用できません。 | コンテキストメニューおよびツールバー | |
中断 | 実行しているノードを中断します。中断後、変数の値の確認や、ステップ実行などを行うことができます。 | コンテキストメニュー、[実行]メニューおよびツールバー | |
終了 | Systemwalker Runbook Automationでは利用できません。 | コンテキストメニューおよびアクションの表示 | |
すべて終了 | Systemwalker Runbook Automationでは利用できません。 | コンテキストメニュー | |
終了して再起動 | Systemwalker Runbook Automationでは利用できません。 | コンテキストメニュー | |
終了および除去 | Systemwalker Runbook Automationでは利用できません。 | コンテキストメニュー | |
ステップフィルタの使用 | Systemwalker Runbook Automationでは利用できません。 | コンテキストメニューおよびツールバー | |
- | Web コンソール | Systemwalker Runbook AutomationのWebコンソールを開きます。 | コンテキストメニュー |
- | タスクを表示 | ノードが持つタスクを開きます。 | コンテキストメニュー |
- | インスタンスを開始 | プロセスインスタンスを開始します。 | コンテキストメニュー |
- | ノードを再実行 | 正常終了した任意のノードを再実行します。 | コンテキストメニュー |
- | ステップ動作でインスタンスを開始 | ステップ動作でプロセスインスタンスを開始します。 | コンテキストメニュー |
- | インスタンスを強制終了 | プロセスインスタンスを強制終了します。 | コンテキストメニュー |
- | インスタンスを除去 | 終了あるいは切断したプロセスインスタンスを除去します。 | コンテキストメニュー |