データが親プロセスとサブプロセスとの間でやり取りされる場合は、親プロセス定義のUDAを、サブプロセス定義の対応するUDAにマッピングします。また、親プロセス定義とサブプロセス定義との間で、値が渡される方向も指定します。
前提条件は以下です。
親プロセス定義とサブプロセス定義との間でやり取りされるUDAを指定している。
渡すUDAのデータ型が、親プロセス定義とサブプロセス定義のデータ型と一致している。
親プロセス定義とサブプロセス定義を連結している。
親プロセス定義とサブプロセス定義間の自動データマッピングについて説明します。
上記の前提条件が満たされた状態で親プロセス定義とサブプロセス定義を連結すると、UDAが自動的にマッピングされます。親プロセス定義のUDAとサブプロセス定義のUDAのうち、名前とデータ型が等しいUDAが自動データマッピングの対象となります。Subprocessノードを選択し、[プロパティ]ビューの[データマッピング]タブを選択すると、マッピングされたUDAを確認することができます。マッピングされたUDAは、値が渡される方向と共に、[すべてのデータマッピング]領域に表示されます。
データマッピングの編集について説明します。
[すべてのデータマッピング]領域にある[削除]ボタンを使って必要のないマッピングを削除できます。
以下のような場合には、手動でデータマッピングを編集してください。
親プロセス定義とサブプロセス定義を連結した際に自動的に作成されたデータマッピングが間違っており、変更する必要がある場合
プロセス定義の連結後に、親プロセス定義とサブプロセス定義にUDAを追加、あるいは更新した場合
データマッピングを手動で編集する方法について説明します。
親プロセス定義にあるSubprocessノードの[データマッピング]タブを選択します。
[マッピングタイプ]ドロップダウンリストから、マッピングしたいUDAの型を選択します。
このドロップダウンリストには、親プロセス定義上で使用中のすべてのデータ型が表示されます。[親プロセス定義UDA名]、および[サブプロセス定義UDA名]ドロップダウンリストには、[マッピングタイプ]ドロップダウンリストで選択されたデータ型のUDAのみが表示されます。
親プロセス定義のUDAを選択し、サブプロセス定義の同じデータ型のUDAを、対応するUDAとして選択します。
[追加]をクリックします。
[すべてのデータマッピング]領域に、マッピングされたUDAが表示されます。
UDAのデータ型がXMLの場合、[XPath]カラムの対応するフィールドをクリックするとドロップダウンリストが表示されます。UDAに設定されたXMLからデータを抽出するためのXPath式を、このドロップダウンリストから選択します。このフィールドはUDAのデータ型がXMLの場合のみ有効となり、[XPath]ドロップダウンリストには選択したUDAに関連するXPath式が含まれています。
オプション: 選択したXPath式を編集したい場合、ドロップダウンリスト横に表示される参照ボタン[...]をクリックします。選択したXPath式を含む[XPathエディタ]ダイアログが表示されるので、XPath式を編集し[OK]をクリックしてください。
注意
編集したXPath式は[XPath]ドロップダウンリストの先頭に表示されます。
注意
選択したXML型UDAに関連したXPath式が[XPath]ドロップダウンリストに表示されます。選択したUDAにXMLスキーマが設定されていれば、このXMLスキーマで使用できるXPath式のリストが表示されます。選択したUDAに初期値が設定されている場合は、この初期値に基づいたXPath式のリストが表示されます。両方が設定されている場合は、XMLスキーマで使用できるXPath式のリストが表示されます。
注意
[XPathエディタ]はXPathの文法のみを検証します。編集したXPath式で実際にデータを指定できるかどうかについてはチェックしません。
[すべてのデータマッピング]領域で、プロセス定義間でやり取りを行うデータを指定します。
データ値が親プロセスからサブプロセスに渡される場合は、[入力]をクリックします。
データ値がサブプロセスから親プロセスに渡される場合は、[出力]をクリックします。
図9.2 データマッピングの定義