管理対象サーバへのエージェントのインストール形態については、それぞれ以下のようになります。
Systemwalker Runbook Automationのインストーラで、自動的にエージェントがインストールされます。
エージェントあり、エージェントなしの2つの形態があり、運用によってどちらも選択することができます。
いずれの場合も、サーバ操作やOS操作は同じことができます。
業務サーバにおいて、エージェントありの場合とエージェントなしの場合の違いについて、以下に示します。
構成情報管理データベース(以降、CMDBと呼びます)に蓄積される情報に差異があります。
IPアドレス | ホスト名 | OS名 | 論理サーバ情報 | インストール | ハードウェア情報(注1) | |
エージェントあり | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
エージェントなし | ○ | ○ | ○ | × | × | × |
(注1) ServerView Agentが必要です。
エージェントありの場合、より多くの情報をCMDBに自動収集できるため、自動化できる範囲が広がります。
例えば、複数のサーバの中から、パッチの適用が必要な特定OSのサーバを検出し、該当するサーバに対してパッチを適用したい場合、以下のように自動化の範囲が違ってきます。
管理サーバと業務サーバ間で利用できる通信方法に差異があります。
通信方法にファイル転送基盤を利用するには、エージェントが必要です。
エージェントなしの場合には、SSHの利用になります。
通信方法の決定は、利用する運用操作部品が、どの通信方法をサポートしているかにより検討する必要があります。