ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書
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第1章 概要> 1.1 XLデータムーバとは> 1.1.4 データ転送

1.1.4.1 XLデータムーバによるデータ転送

XLデータムーバによるデータ転送の方法には、以下の方法があります。

なお、相手側サーバは、サブシステム(グローバルサーバ)、デーモン(UNIXサーバ)またはサービスプログラム(IAサーバ)として常駐し、主導側サーバからのデータ転送の指示を待ちます。

本書では、監視用のデーモンプログラムとデータ転送用のデーモンプログラムを総称してデーモンプログラムまたはデーモンと呼びます。なお、Windows の場合、デーモンプログラムはサービスプログラムを指します。

また、XLデータムーバでは、データ転送用ボリュームに接続されているシステムをクライアント/サーバシステムと呼びます。
クライアントシステムはデータ転送を依頼(主導)する側のシステムを指します。サーバシステムはデータ転送を依頼される側のシステムを指します。

XLデータムーバによるデータ転送のシステム構成は、以下のとおりです。

[グローバルサーバとUNIX/IAサーバ間、かつ、グローバルサーバ主導の場合]

データ転送は、グローバルサーバ側のXLデータムーバのバッチジョブで行います。
UNIX/IAサーバ側のXLデータムーバはデーモンまたはサービスとして常駐し、グローバルサーバ側からのデータ転送の指示を待ちます。
このデータ転送の構成の場合、グローバルサーバ側がクライアントシステム、UNIX/IAサーバ側がサーバシステムとなります。
[13.0]
なお、UNIX/IAサーバのXLデータムーバが13.0以降の場合は、UNIX/IAサーバ側のクラスタリングシステム上でのデータ転送が行えます。 クラスタリング運用については、付録G クラスタリング運用を参照してください。

図

本システム構成で、データ転送用ボリュームとして利用できるディスクアレイについては、XLデータムーバの動作環境を参照してください。

[L20]
[グローバルサーバとUNIX/IAサーバ間、かつ、UNIX/IAサーバ主導の場合]

データ転送は、UNIX/IAサーバ側のXLデータムーバのコマンドで行います。
グローバルサーバ側のXLデータムーバはサブシステムとして常駐し、UNIX/IAサーバ側からのデータ転送の指示を待ちます。
このデータ転送の構成の場合、UNIX/IAサーバ側がクライアントシステム、グローバルサーバ側がサーバシステムとなります。
[13.0]
なお、UNIX/IAサーバのXLデータムーバが13.0以降の場合は、UNIX/IAサーバ側のクラスタリングシステム上でのデータ転送が行えます。 クラスタリング運用については、付録G クラスタリング運用を参照してください。

図

本システム構成で、データ転送用ボリュームとして利用できるディスクアレイについては、XLデータムーバの動作環境を参照してください。

[L20, L30]
[UNIX/IAサーバとUNIX/IAサーバ間の場合]

データ転送は、XLデータムーバのコマンドで行います。
相手側サーバはデーモンまたはサービスとして常駐し、主導側サーバからのデータ転送の指示(コマンド操作)を待ちます。
このデータ転送の構成の場合、主導側サーバ(コマンド操作)がクライアントシステム、相手側サーバがサーバシステムとなります。

なお、V11L20/2.1では、UNIXサーバとUNIX/IAサーバ間のデータ転送を行います。
V11L30/V02L20/2.2以降では、UNIX/IAサーバとUNIX/IAサーバ間のデータ転送を行います。
[13.0]
また、13.0以降のXLデータムーバを使用される場合は、クラスタリングシステム上でのデータ転送が行えます。 クラスタリング運用については、付録G クラスタリング運用を参照してください。

図

本システム構成で、データ転送用ボリュームとして利用できるディスクアレイについては、XLデータムーバの動作環境を参照してください。


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