ここでは、検出されたハードウェアをリソースデータベースに登録する方法について説明します。
登録するネットワークインタフェースカードは、ifconfig(1M) コマンドでplumb up状態で表示されているネットワークインタフェースカードです。
共用ディスク装置の自動検出時には、ディスクのVTOCに記録されているボリューム名を参照するため、自動リソース登録を実施した後は、VTOCに記録されているボリューム名をformat(1M) コマンドなどで変更しないでください。
自動リソース登録を行うには、以下の前提条件を満たしている必要があります。
リソースデータベースの設定が完了していること
各ノードにハードウェアが接続された状態であること
全ノードがマルチユーザモードで起動されている状態であること
リソースデータベースへのハードウェア情報の登録は、以下の手順を行います。この手順は、クラスタ内の任意の1ノードで行います。
システム管理者権限でノードにログインしてください。
clautoconfigコマンドを実行します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clautoconfig -r
登録情報の確認
登録された情報を確認するには以下のclgettreeコマンドを使用します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree <RETURN>
Cluster 1 cluster0
Domain 2 domain0
Shared 7 SHD_domain0
SHD_DISK 9 shd001 UNKNOWN
DISK 11 c1t1d0 UNKNOWN node0
DISK 12 c2t2d0 UNKNOWN node1
SHD_DISK 10 shd002 UNKNOWN
DISK 13 c1t1d1 UNKNOWN node0
DISK 14 c2t2d1 UNKNOWN node1
Node 3 node0 ON
Ethernet 20 hme0 UNKNOWN
DISK 11 c1t1d0 UNKNOWN
DISK 13 c1t1d1 UNKNOWN node0
Node 5 node1 ON
Ethernet 21 hme0 UNKNOWN
DISK 12 c2t2d0 UNKNOWN
DISK 14 c2t2d1 UNKNOWN
自動リソース登録で登録されたハードウェアのリソースを削除する場合は、以下のコマンドを使用します。各コマンドについては、マニュアルページを参照してください。