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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 【VMware】検疫ネットワークへの自動隔離機能(仮想L-Server用)使用手引書
FUJITSU Software

第6章 メッセージ

ここでは、本機能を利用する場合に発生するメッセージについて説明します。

本機能での追加メッセージは、以下のメッセージです。

以下に示すメッセージ以外が出力された場合、「メッセージ集」を参照してください。

参考

rcxadm avmgr quarantineコマンド、rcxadm avmgr unquarantineコマンドにより実施される仮想L-Serverの接続先ネットワーク変更の実行時に出力されるメッセージにおいて、説明が変更されるメッセージはありません。

21143

FJSVrcx:INFO:21143:L-Server名:quarantine L-Server:started

【Cloud Edition】

意味

L-Server(L-Server名)の検疫ネットワークへの隔離の処理を開始しました。

対処

対処は必要ありません。

21144

FJSVrcx:INFO:21144:L-Server名:quarantine L-Server:completed

【Cloud Edition】

意味

L-Server(L-Server名)の検疫ネットワークへの隔離の処理が完了しました。

対処

対処は必要ありません。

21171

FJSVrcx:INFO:21171:security event occurred.detail

【Cloud Edition】

意味

本製品に、セキュリティイベントが通知されました。

detailには、詳細情報が表示されます。

対処

detailの出力内容に従って対処を行ってください。

mgmt_soft_name=ウイルス対策製品の識別子 oid=SNMPトラップのエージェント識別子 st=SNMPトラップの機器固有の識別子 data=SNMPトラップのエージェントから受信した生データの場合

以下の場合を除いて、対処は必要ありません。

  • 隔離対象とするセキュリティリスクのチューニングが必要な場合に、システムログに出力された本メッセージのdataの内容を参考にして隔離対象外キーワード定義ファイルまたは隔離対象キーワード定義ファイルを修正してください。

67153

FJSVrcx:ERROR:67153:obj: already exists

【Cloud Edition】

意味

objはすでに存在しています。

objには、以下のどれかが表示されます。

  • objが"Antivirus software"の場合

    すでに同じ名前のウイルス対策製品のリソースが存在しています。

対処

作成するオブジェクトの名前を変更するか、既存のobjを削除後、再操作してください。

上記以外の場合、objに表示された内容に従って、対処を行ってください。

  • "Antivirus software"の場合

    登録するウイルス対策製品のリソース名を変更するか、登録済みのウイルス対策製品の登録を解除したあと、再操作してください。

67154

FJSVrcx:ERROR:67154:obj:not found

【Cloud Edition】

意味

表示されたオブジェクトに対して以下の項目を確認したあと、再操作してください。

  • 指定したオブジェクトが存在しているか

  • オブジェクトが、処理中に削除されていないか

コマンドを実行して表示された場合、以下について確認してください。

対処

コマンドを実行して表示された場合

指定したオブジェクト名のリソース種別がコマンドの引数に指定できるリソース種別と異なっている可能性があります。
指定するオブジェクトのリソース種別を確認したあと、再操作してください。
objには、指定したオブジェクト名が表示されます。
オブジェクト名には、下記が表示されます。

  • ウイルス対策製品の場合

    • 操作対象のウイルス対策製品のリソース名

67198

FJSVrcx:ERROR:67198:command execution error.detail

【Cloud Edition】

意味

マネージャーのコマンドでエラーが発生しました。
detailには、詳細情報が表示されます。
detailの出力内容に従って対処を行ってください。

対処

"quarantine failed(detail=詳細)"の場合

detailの出力内容に従って対処を行ってください。

"L-Server not found. ip=IPアドレス"の場合

SNMPTrapに含まれるIPアドレスが設定されたL-Serverがありません。
当該IPアドレスを使用している仮想マシンとL-Serverの関連付けが完了しているか確認してください。

"Two or more L-Server found. ip=IPアドレス,lserver_key=["リソースID", "リソースID",...]"の場合

SNMPTrapに含まれるIPアドレスが設定されたL-Serverが複数あります。
テナントを利用しているなどで、同じIPアドレスが設定されたL-Serverが複数ある環境には対応していません。
同じIPアドレスが設定されたL-Serverは1つにしてください。

"その他のエラーメッセージ(FJSVrcx:ERROR:xxxx)"の場合

L-Serverの検疫ネットワークへの隔離の延長で実施される、L-Serverの変更操作でエラーが発生しました。
エラーメッセージに従って対処してください。

67295

FJSVrcx:ERROR:67295:obj:duplicate resource name found

【Cloud Edition】

意味

対処

ウイルス対策製品の登録または変更の場合

本製品では、同じIPアドレスかつ、同じウイルス対策製品の識別子のリソースは1つだけ存在できます。

ウイルス対策製品の登録または変更時に指定するIPアドレスを変更して、再操作してください。

検疫ネットワークへの接続または業務ネットワークへの接続の場合

ネットワーク変更用XMLファイルに記述するL-Server名は、ネットワーク変更用XMLファイルのファイル名に含まれるL-Server名と同じである必要があります。いずれかのL-Server名を変更してください。

  • 検疫ネットワークへの接続を実施する場合

    rcxadm avmgr quarantineコマンドを実施してください。

  • 業務ネットワークへの接続を実施する場合

    rcxadm avmgr unquarantineコマンドを実施してください。

67355

FJSVrcx:ERROR:67355:connection error. target=target

【Cloud Edition】

意味

target先のプログラムが起動していない可能性があります。

対処

以下のマニュアルを参照して通信先が起動しているか確認し、エラーの原因を取り除いたあと、再操作してください。

  • 通信先の確認

    「運用ガイド CE」の「第2章 マネージャー、エージェントの起動と終了」を参照し、通信先を起動してください。

    • targetが127.0.0.1の場合

      管理サーバのResource Coordinator Managerのサービスが起動していない可能性があります。サービスを起動してください。

  • ポート番号の確認

    管理サーバと管理対象サーバのポート番号を確認してください。

    誤りがある場合、正しいポート番号に変更してください。

    ポート番号の確認については、「設計ガイド CE」の「付録A ポート一覧」を参照してください。

    ポート番号の変更方法については、「操作ガイドインフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「6.2 ポート番号の変更」または「7.1.6 ポート番号の変更」を参照してください。

67999

FJSVrcx:ERROR:67999:internal error, details

【Cloud Edition】

意味

以下の場合に異常が発生しました。

対処

detailsがウイルス対策製品のリソースの場合

該当するメッセージと調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。

参考

システムログに出力されるメッセージ

本機能が管理サーバのシステムログに出力するメッセージは以下のとおりです。

  • イベント種別がアプリケーションログ

  • "JSE_SWRC_FJSVRCX"で始まるソース名