ここでは、V3.1.0とV2.3の非互換情報について説明します。
変更内容
以下の場合に出力されるメッセージを変更しました。
仮想L-Serverの作成
仮想L-Serverのサーバ間の移動
仮想L-Serverの起動
仮想L-Serverの作成、サーバ間の移動、起動で、RORコンソール上に出力される67154のメッセージのうち、以下の内容を変更します。
V2.3の場合
FJSVrcx:ERROR:67154:Selectable vm_host(condition):not found
V3.1.0の場合
以下のどれかのメッセージを表示します。
FJSVrcx:ERROR:62514:Selectable VM host not found. (detail)
FJSVrcx:ERROR:62517:Specified VM host is not available. (detail)
なお、コマンドで操作した場合は、コマンドを実行したコマンドプロンプトやターミナルにメッセージが表示されます。
対処方法
外部製品を用いて、本製品のメッセージ(番号または本文)の監視を行っている場合、監視対象のメッセージの追加が必要です。
ユーザーが作成する運用ガイドに変更前のメッセージが記載されていた場合、変更後のメッセージも追記し改版する必要があります。
変更内容
以下のコマンドで出力されるL-ServerのXMLについてResourcesタグを追加します。
>rcxadm lserver show -name L-Server名 -format xml <RETURN> |
V2.3の場合
<LServer name="ve_or_test01" id="rctest_1208" label="bbcc"> <Comment></Comment> ... </LServer> |
V3.1.0の場合
<Resources> <LServer name="ve_or_test01" id="rctest_1208" label="bbcc"> <Comment></Comment> ... </LServer> </Resources> |
変更内容
rcxadm lserver showコマンドで出力するXML形式内の、NICタグの表示は、物理L-Serverと同様の形式になります。
V2.3の場合
<NIC> <NetworkLink name="Network名" id="ROR-HS_559" /> <NICIndex>0</NICIndex> <MacAddress></MacAddress> <IpAddress auto="true">IPアドレス</IpAddress> </NIC> |
V3.1.0の場合
<NIC> <NICIndex>0</NICIndex> <MacAddress auto="false"></MacAddress> <NetworkLinks> <NetworkLink name="Network名" index="0" id="ROR-HS_559"> <IpAddress auto="false" address="IPアドレス"/> </NetworkLink> </NetworkLinks> </NIC> |
変更内容
物理L-Serverテンプレートのインポート操作において、指定誤りチェックを提供したため、インポートするXML定義が以下のどれかの場合にはエラーになります。
NumOfNICタグとNICタグを同時に指定する
NumOfNICの値に""0""を指定する
NumOfNICもNICタグもどちらも指定しない
対処方法
「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.2.1 物理L-Serverテンプレート」を参照して正しい値を指定してください。
変更内容
rcxadm addrset show コマンド、および rcxadm addrset list コマンドの表示形式が変更されました。
V2.3の場合
XML形式で表示していました。
V3.1.0の場合
表示形式を指定しなかった場合はテキスト形式で表示します。
変更内容
L-Server作成時およびディスク増設時の"共有設定"が廃止され、すでにL-Serverに割り当てられたディスクを選択することだけで、共有できるようになりました。