ここでは、V3.1.0とV3.0.0の非互換情報について説明します。
変更内容
L-Serverの操作時に出力されるメッセージを変更しました。
物理L-Serverを含むL-Platformの申請、または、物理L-Serverの作成において、MacAddressが確保できなかった場合に出力されるメッセージ
V3.0.0の場合
FJSVrcx:ERROR:65910:The value of MacAddress, value, is invalid.
FJSVrcx:ERROR:67154:MacAddress:not found
V3.1.0の場合
FJSVrcx:ERROR:62552:value is outside range of targets
FJSVrcx:ERROR:62553:no AddressType found in targets
FJSVrcx:ERROR:62554:AddressType:no more addresses available
物理L-Serverを含むL-Platformの申請、または、物理L-Serverの作成において、WWNAddressが確保できなかった場合に出力されるメッセージ
V3.0.0の場合
FJSVrcx:ERROR:67133:remained amount of WWN address:out of range
V3.1.0の場合
FJSVrcx:ERROR:62552:value is outside range of targets
FJSVrcx:ERROR:62553:no AddressType found in targets
FJSVrcx:ERROR:62554:AddressType: no more addresses available
物理L-Serverを含むL-Platformの申請、または、物理L-Serverの作成において、指定されたシステムディスクが存在しなかった場合に出力されるメッセージ
V3.0.0の場合
FJSVrcx:ERROR:67154:System Disk:not found
V3.1.0の場合
FJSVrcx:ERROR:62549:obj1 not specified for obj2. (detail)
物理L-Serverを含むL-Platformの起動、または、物理L-Serverの起動において、指定されたリソースにアクセス権がない場合に出力されるメッセージ
V3.0.0の場合
FJSVrcx:ERROR:67280:obj:start not supported. The resources used are permission denied.
V3.1.0の場合
FJSVrcx:ERROR:62548:obj1 access rights not possessed for obj2. (detail)
物理L-Serverを含むL-Platformの申請、起動、または、物理L-Serverの作成、起動において、物理サーバがない場合に出力されるメッセージ
V3.0.0の場合
FJSVrcx:ERROR:65911:Specified resource PhysicalServer not found.
V3.1.0の場合
FJSVrcx:ERROR:62532:resource not found in target. (detail)
FJSVrcx:ERROR:62533:resource matching conditions not found in target. (detail)
構築済みの仮想マシンと仮想L-Serverの関連付けにおいて、仮想L-Serverの作成先からVMホストに対してアクセス権がない場合に出力されるメッセージ
V3.0.0の場合
FJSVrcx:ERROR:67154:TargetServer id=id:not found
V3.1.0の場合
FJSVrcx:ERROR:62547:obj access rights not possessed. (detail)
仮想L-Serverを含むL-Platformの起動、または、仮想L-Serverの起動において、指定されたリソースにアクセス権がない場合に出力されるメッセージ
V3.0.0の場合
FJSVrcx:ERROR:67280:obj:start not supported. The resources used are permission denied.
V3.1.0の場合
FJSVrcx:ERROR:62548:obj1 access rights not possessed for obj2. (detail)
なお、コマンドで操作した場合、コマンドを実行したコマンドプロンプトやターミナルにメッセージが出力されます。
対処方法
外部製品を用いて、本製品のメッセージ(番号または本文)の監視を行っている場合、監視対象のメッセージの追加が必要です。
ユーザーが作成する運用ガイドに変更前のメッセージが記載されていた場合、変更後のメッセージも追記し改版する必要があります。
変更内容
rcxadm lserver show で出力される情報に、VMHostPoolおよびStoragePool[num]の行が追加されます。ただし、リソースの割当て状況により、出力されない場合があります。
rcxadm lserver show -format xml で出力される情報に、以下のタグが追加されます。ただし、リソースの割当て状況により、出力されない場合があります。
Currentタグ内に、Pool タグ
Diskタグ内に、Currentタグ。およびその配下に、Pool タグ
rcxadm lserver show で出力される情報で、ディスク容量が不明なVM種別(Solaris Containers)の場合、DiskSizeが"-"になります。
影響
コマンドの出力結果を、プログラムなどで解析している場合、解析処理が失敗する場合があります。
対処方法
コマンドの出力結果を、プログラムなどで解析している場合は、追加された情報を読み飛ばすなどの対応が必要です。
なお、Text形式の出力結果を解析する場合、行単位で必要な項目を抽出する処理を行う必要がありますが、そのような解析を行っているユーザー環境の場合だけ対応が必要です。
変更内容
ダッシュボード(稼動状況)で表示される日付フォーマットを変更しました。
V3.0では、yyyy/mm/ddの形式でした。
V3.1では、yyyy-mm-ddの形式になりました。
なお、CSVファイルに出力される日付フォーマットも変更しました。
影響
CSVファイルに出力された日付を利用している場合は、処理が失敗する場合があります。
対処方法
CSVファイルに出力された日付を利用している場合は、変更が必要です。
変更内容
ダッシュボード(プール状況)で表示される日付フォーマットを変更しました。
V3.0では、yyyy/mm/ddの形式でした。
V3.1では、yyyy-mm-ddの形式になりました。
なお、CSVファイルに出力される日付フォーマットも変更しました。
影響
CSVファイルに出力された日付を利用している場合は、処理が失敗する場合があります。
対処方法
CSVファイルに出力された日付を利用している場合は、変更が必要です。
変更内容
L-Platformの構成変更における、L-Serverテンプレートの設定値の扱いを変更しました。
V3.0では、配備後のL-Platformの構成変更において、以下の設定値が異なるタイプ(L-Serverテンプレート)に変更した場合でも、L-Serverの設定値には反映されませんでした。
生存監視
冗長性
サーバの自動解放
V3.1では、配備後のL-Platformの構成変更において、上記の設定値が異なるタイプ(L-Serverテンプレート)に変更した場合、L-Serverの設定値に反映されます。
対処方法
以下の項目の設定値が同一であるL-Serverテンプレートを登録し直してください。
また、サーバのスペック値だけ変更したい場合は、以下の項目の設定値が同一であるサーバのタイプを選択して、L-Platformの構成変更を実施してください。
生存監視
冗長性
サーバの自動解放
変更内容
データディスクを含むクローニングイメージを指定したL-Platformテンプレートのイメージ情報を登録した場合、V3.0では、システムディスクだけの構成でイメージ情報が登録されていました。
V3.1では、データディスクが含まれた構成でイメージ情報が登録されます。
対処方法
インフラ管理者の場合
クローニングイメージ採取元のL-Serverからデータディスクを削除して、クローニングイメージを再度採取してください。採取し直したクローニングイメージを指定して、イメージ情報を登録し直してください。
テナント管理者の場合
データディスクが含まれた構成で配備した後、RORコンソールの[L-Platform]タブで、データディスクを含まない指定でクローニングイメージを採取してください。すると、システムディスクだけの構成でイメージ情報が自動で登録されます。
変更内容
L-Platform APIから、AttachDiskまたはCreateDiskを利用してディスクを増設する際、サーバに設定された最大ディスク数が0の場合でも、ディスクを1つ増設できていました。
最大ディスク数が0の場合、ディスクを増設できないように修正しました。
対処方法
最大ディスク数を0に設定したイメージ情報を利用して作成したサーバに対し、ディスク増設を期待している場合は、イメージ情報を編集して最大ディスク数を1以上の値に変更してください。