コマンドラインインタフェースを使用してUpdateSite(ミドルウェア)から修正適用状況を取得するための、設定や操作について説明します。
ここでは、以下の運用形態について、設定や操作について説明します。
サーバで未適用となっているすべての修正をダウンロードして、サーバに適用する運用です。すべての修正をダウンロードするまでの処理を自動で行うことができます。
システム全体を常に最新の修正が適用されている状態に維持する運用などの場合には、こちらの運用形態を選択します。
選択した修正だけをダウンロードして、サーバに適用する運用です。運用に応じて、ミドルウェア製品に適用する修正を制御することができます。
必要な修正だけを適用する運用の場合には、こちらの運用形態を選択します。
サーバへの修正の適用状況を監視するための運用です。
サーバへの修正の適用状況を監視し、修正を別途入手される場合には、こちらの運用形態を選択してください。
運用形態1、運用形態2、運用形態3の運用時、初期導入時に必要な作業、運用開始後に必要な作業は以下のとおりです。
必要な作業 | 運用形態1 | 運用形態2 | 運用形態3 |
---|---|---|---|
インベントリデータベースを作成する | ● | ● | ● |
インターネット接続端末を作成する | ● | ● | ● |
アップデートサイトモジュールを導入する | ● | ● | ● |
資源配付機能を設定する | ● | ● | ● |
動作環境を設定する | ● | ● | ● |
修正一覧ファイルを取得する | ○ | - | ○ |
最新の修正情報を反映する | - | ○ | ○ |
画面からダウンロードする修正を選択する | - | ○ | - |
アップデートサイトから修正をダウンロードする | ○ | ○ | - |
[ソフトウェア修正管理]画面に最新修正情報を反映する | ○ | - | - |
修正を配付する | ○ | ○ | - |
ダウンロードした修正を適用する | ○ | ○ | - |
適用結果を確認する | ○ | ○ | - |
● : 初期導入時に必要な作業
○ : 初期導入時、運用開始後に必要な作業
注意
アップデートサイトサーバから修正をダウンロードする場合
“アップデートサイトから修正をダウンロードする”では、アップデートサイトサーバから情報を取得する処理に、必要な時間の目安は、「修正一覧ファイル」に記述されています。場合によっては、かなりの時間を必要とするので、ダウンロードする時間を見積もってから実施してください。
「修正一覧ファイル」のファイル形式については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください
運用形態1、運用形態2で使用するデータ
運用形態1、運用形態2で使用するデータの流れを以下に示します。以下の図では、Windows版の場合を例としています。
設定や操作の詳細な説明については、第2章以降を参照してください。