「第8章 サーバ環境の決定と設定」の作業に加えて、以下の作業が必要です。
OVM for SPARCのインストールとセットアップ
物理サーバにインストールする場合、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
Logical Domains Managerデーモンを有効にし、Logical Domains Managerデーモンの有効/無効に応じてVMホストを登録するように、Solarisゾーン有効化定義ファイルを設定します。
詳細は、「導入ガイド CE」の「付録G 定義ファイル」を参照してください。
SSH接続の設定
本製品の管理サーバからVMホストに対し、管理LANを利用してゲストドメインの管理者権限を持つrootでSSH接続できるように設定してください。
仮想コンソールの設定
ldmコマンドを利用して、仮想コンソールの設定を行ってください。
RSCDエージェントのインストール
「11.1 サーバ仮想化ソフトウェアの決定」の「表11.6 サーバ仮想化ソフトウェアによる機能の違い」に記載されている、BMC BladeLogic Server Automationを必要とする機能を利用する場合は以下の手順を実行してください。
RSCDエージェントをインストールします。
管理対象サーバをBladeLogicに追加します。
このとき、管理対象サーバのIPアドレスを指定して追加してください。
詳細は、当社技術員に連絡してください。
サーバ管理製品の事前設定
BMC BladeLogic Server Automationと連携する場合、サーバ管理製品としてBMC BladeLogic Server Automationを本製品に登録します。登録前に事前設定を行ってください。
事前設定については、「導入ガイド CE」の「H.1 BMC BladeLogic Server Automationとの連携」を参照してください。
イメージを指定したL-Serverを作成する場合の事前設定
Solaris10のイメージを指定したL-Serverを作成する場合
Solaris10のイメージを指定したL-Serverを作成する場合、BMC BladeLogic Server Automationと連携し、SolarisのJumpStart機能を利用したOSのインストールを行います。
そのため、以下の設定が必要になります。
BMC BladeLogic Server AutomationのApplication Serverのプロビジョニング機能を有効にします。
JumpStartサーバを構築します。
詳細は、Solarisのマニュアルを参照してください。
サポートするJumpStartサーバの構成
"インストール方式"
ローカルエリアネットワーク経由のインストールだけサポートします。
以下のインストール方式はサポートしていません。
- 広域ネットワーク経由のインストール
- メディアからのインストール
"ブート方式"
ブートサーバ(RARPによってネットワーク情報を取得する方式)だけサポートします。
DHCPサーバ方式によるブートはサポートしていません。
JumpStartサーバの構築内容
クライアントに関する設定は必要ありません。詳細はSolarisのマニュアルを参照してください。
BMC BladeLogic Server Automationと連携するために必要なファイルをJumpStartサーバに格納します。
詳細は、当社技術員に連絡してください。
JumpStartサーバに以下のファイルを格納します。
- rscd.sh (注1)
- bmisolaris.tar (注1)
- nsh-install-defaults (注2)
- checkファイル (注3)
注1) BladeLogic Server Automationに含まれているファイルです。
注2) RSCDエージェントのインストールに必要なレスポンスファイルを作成し、JumpStartサーバに格納します。
注3) OSのインストールメディアからコピーします。コピー元については、Solarisのマニュアルを参照してください。
インストールサーバにRSCDエージェントをインストールします。
インストールサーバをBladeLogicに追加します。
BMC BladeLogic Server Automationのデータストアを構築します。
"JumpStart データストア"のインスタンスを作成します。
BMC BladeLogic Server Automationのシステムパッケージタイプを設定します。
システムパッケージタイプ(Solaris 10 Sparc)を設定します。
Solaris11のイメージを指定したL-Serverを作成する場合
Solaris11のイメージを指定したL-Serverを作成する場合、BMC BladeLogic Server Automationと連携し、SolarisのAutomated Installation(以降、AI)機能を利用したOSのインストールを行います。
そのため、以下の設定が必要になります。
BMC BladeLogic Server AutomationのApplication Serverのプロビジョニング機能を有効にします。
Automated Installationサーバを構築します。
詳細は、Solarisのマニュアルを参照してください。
サポートするAutomated Installationサーバの構成
DHCPを設定せずにAutomated Installationサービスを作成してください。
Automated Installationサーバの構築内容
クライアントに関する設定は必要ありません。詳細はSolarisのマニュアルを参照してください。
OS用のIPSリポジトリサーバについても構築が必要です。
Automated Installationサービスは、以下の名前で作成します。
ROR_AI |
BMC BladeLogic Server Automationと連携するために必要なファイルをAutomated Installationサーバに格納します。
詳細は、当社技術員に連絡してください。
Automated Installationに以下のファイルを格納します。
- rscd.sh (注1)
- bmisolaris.tar (注1)
- nsh-install-defaults (注2)
注1) BladeLogic Server Automationに含まれているファイルです。
注2) RSCDエージェントのインストールに必要なレスポンスファイルを作成し、Automated Installationサーバに格納します。
インストールサーバにRSCDエージェントをインストールします。
インストールサーバをBladeLogicに追加します。
BMC BladeLogic Server Automationのデータストアを構築します。
"AI データストア"のインスタンスを作成します。
BMC BladeLogic Server Automationのシステムパッケージタイプを設定します。
システムパッケージタイプ(Solaris 11 Sparc)を設定します。