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ServerView Resource Orchestrator Express/Virtual Edition V3.2.0 設計ガイド
FUJITSU Software

9.2.3 利用する製品別の定義ファイル

ここでは、サーバ仮想化ソフトウェアを管理対象サーバとした場合、管理対象とした製品ごとに異なる定義ファイルについて説明します。


Solarisゾーン有効化定義ファイルSolarisゾーン】OVM for SPARC】

Logical Domains Managerデーモンの有効/無効に関わらず、SolarisゾーンとしてVMホストを登録するかを定義します。
この定義はVMホストのエージェント登録時に利用します。登録済みのVMホストの種別には影響しません。

定義ファイルの格納場所

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】

/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

参考

上記の格納場所には、定義ファイルのサンプル(sparc_vm.rcxprop.sample)が格納されています。
サンプルを流用する場合、ファイルの内容を変更したあと、ファイル名に含まれる".sample"を削除してください。

定義ファイル名

sparc_vm.rcxprop

文字コード

UTF-8

改行コード

【Windowsマネージャー】
CR/LF

【Linuxマネージャー】
LF

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに定義する項目を記述します。各行は、以下の形式で記述してください。

キー=

定義ファイルの指定項目

以下の項目を指定できます。

キー

説明

ALWAYS_ZONE

Logical Domains Managerデーモンの有効/無効に関わらず、SolarisゾーンとしてVMホストを登録するかを指定します。

  • "true"を指定した場合

    Logical Domains Managerデーモンの有効/無効に関わらず、SolarisゾーンとしてVMホストを登録します。

  • "false"を指定した場合

    Logical Domains Managerデーモンの有効/無効に応じてVMホストを登録します。

Logical Domains Managerデーモンの有効/無効に関わらず、SolarisゾーンとしてVMホストを登録する場合

ALWAYS_ZONE=true

注意

  • 2行以上記載した場合、最下行の設定が有効になります。

  • イコール("=")の前後に含まれるスペースおよび半角空白、タブは無視されます。

  • 定義は、大文字小文字の違いを含めて正しく記述してください。

  • Windowsのメモ帳を使用してUTF-8のテキストを編集し保存すると、ファイルの先頭3バイトにByte Order Mark(BOM)が格納され、ファイルの1行目に記載した情報が正しく解析されません。メモ帳を使用する場合、2行目から情報を記述してください。

  • 本製品のマネージャーを再起動しなくても定義ファイルの設定が反映されます。


構成情報保存の実行可否定義ファイル【OVM for SPARC】

VMゲストの構成に変更があった場合、VMゲストの構成情報を自動的に保存するかどうかを定義します。
本定義ファイルの範囲は、すべてのVMホストになります。

構成情報の自動保存の契機になる操作は、以下のとおりです。

定義ファイルの格納場所

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data

【Linuxマネージャー】
/etc/opt/FJSVrcvmr/customize_data

参考

上記の格納場所には、定義ファイルのサンプル(sparc_vm.rcxprop.sample)が格納されています。
サンプルを流用する場合、ファイルの内容を変更したあと、ファイル名に含まれる".sample"を削除してください。

定義ファイル名

sparc_vm.rcxprop

文字コード

UTF-8

改行コード

【Windowsマネージャー】
CR/LF

【Linuxマネージャー】
LF

定義ファイルの形式

定義ファイルでは、1行ごとに定義する項目を記述します。各行は、以下の形式で記述してください。

キー=

コメントは、先頭文字をシャープ("#")で記述します。

定義ファイルの指定項目

以下の項目を指定できます。

キー

説明

OVM_AUTO_SAVE_CONFIG

VMゲストの構成情報を自動的に保存するかどうかを指定します。

  • "true"を指定した場合

    VMゲストの構成情報を自動的に保存します。

  • "false"を指定した場合

    VMゲストの構成情報を自動的に保存しません。

VMゲストの構成情報を自動的に保存する場合

OVM_AUTO_SAVE_CONFIG=true

注意

  • 2行以上記載した場合、最下行の設定が有効になります。

  • イコール("=")の前後に含まれるスペースおよび半角空白、タブは無視されます。

  • 定義は、大文字小文字の違いを含めて正しく記述してください。

  • 以下に該当する場合は、trueを指定した場合と同じ動作になります。

    • 定義を省略した場合

    • 定義にtrue/false以外の値を指定した場合

  • Windowsのメモ帳を使用してUTF-8のテキストを編集し保存すると、ファイルの先頭3バイトにByte Order Mark(BOM)が格納され、ファイルの1行目に記載した情報が正しく解析されません。メモ帳を使用する場合、2行目から情報を記述してください。

  • 本製品のマネージャーを再起動しなくても定義ファイルの設定が反映されます。