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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 リファレンスガイド (コマンド/XML編)
FUJITSU Software

15.16.1 自動設定用ルールセットのスクリプト用

自動設定用ルールセットのスクリプト用のパラメーターファイルを以下に作成します。

自動設定用ルールセットのスクリプトへ渡す可変情報のXML定義は以下のとおりです。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<RulesetParameter>
  <Ruleset name="ルールセット名" type="ルールセットタイプ" category="config">
    <Tenant>テナント名</Tenant>
    <LplatformModel>L-Platform のモデル</LplatformModel>
    <SelectDeviceType>設定可能な装置タイプ</SelectDeviceType>
    <MaxSegment>最大セグメント数</Maxsegment>
      <MaxServer>最大サーバ数</MaxServer>
    <RulesetDescription>ルールセットの説明</RulesetDescription>
  </Ruleset>
  <Configuration>
    <DeviceModel>ネットワークデバイスのモデル</DeviceModel>
  </Configuration>
  <LNetworkDeviceInterfaces>
    <LNetworkDeviceInterface name="ネットワーク識別パラメーター名1">
      <SegmentType>セグメントの種別名1</SegmentType>
      <NetworkResourceId>ネットワークリソースID1</NetworkResourceId>
    </LNetworkDeviceInterface>
    <LNetworkDeviceInterface name="ネットワーク識別パラメーター名2">
      <SegmentType>セグメントの種別名2</SegmentType>
      <NetworkResourceId>ネットワークリソースID2</NetworkResourceId>
    </LNetworkDeviceInterface>
    ...
  </LNetworkDeviceInterfaces>
  <Parameters>
    <Parameter name="パラメーター変数名1" segmentlabel="セグメント名" serverlabel="サーバ名" label="パラメーター変数表示名1" view="表示の有無">
      <Syntax>書式</Syntax>
      <Value>パラメーターの値1</Value>
      <ParameterDescription>パラメーターの説明1</ParameterDescription>
    </Parameter>
    <Parameter name="パラメーター変数名2" segmentlabel="セグメント名" serverlabel="サーバ名" label="パラメーター変数表示名2" view="表示の有無">
      <Syntax>書式</Syntax>
      <Value>パラメーターの値2</Value>
      <ParameterDescription>パラメーターの説明2</ParameterDescription>
    </Parameter>
    ...
  </Parameters>
</RulesetParameter>
表15.26 自動設定用ルールセットのスクリプトへ受け渡すパラメーター情報のXML指定項目一覧

要素名

説明

取り得る値、または例

ルールセット名

(Ruleset name)

ルールセットの名前

32文字以内の文字列を指定します。

ルールセットタイプ

(type)

ルールセットの利用できるネットワークデバイスのタイプ

(省略可)

ネットワークデバイスのタイプを指定します。

以下のどちらかを指定します。

  • Firewall

  • SLB

省略時は、"Firewall"が指定されます。

テナント名

(Tenant)

ルールセットの利用できるテナント名

(省略可)

32文字以内の文字列を指定します。

省略時はすべてのテナントで利用可能となります。

ルールセットの種別

(category)

ルールセットの種別

(省略可)

ルールセットの種別として"config"を指定します。

省略時は、"config"が指定されます。

L-Platformのモデル

(LplatformModel)

L-Platformのモデル

ルールセットが実現するL-Platformのモデルを指定します。

(省略可)

L-Platformのモデルについて指定します。

以下のどれかを指定します。

  • 1

    FirewallだけのL-Platform

  • 2

    SLBだけのL-Platform

  • 3

    FirewallおよびSLBのL-Platform

省略時は、"1"が指定されます。

設定可能な装置タイプ

(SelectDeviceType)

ルールセットにより自動設定可能なネットワークデバイスのタイプ

(省略可)

ネットワークデバイスのタイプについて指定します。

以下のどれかを指定します。

  • 1

    Firewall

  • 2

    SLB

  • 3

    Firewall+SLB

省略時は、"1"が指定されます。

最大セグメント数

(MaxSegment)

ルールセットで扱える最大セグメント数

L-Platformで多階層モデルのシステムを構築する場合、この最大セグメント数が多階層モデルの上限値になります。
ネットワークリソースおよびSLBで利用されるルールセットの場合、指定する必要はありません。

1~99までの整数を指定します。

11~99の整数を指定する場合、最大サーバ数(MaxServer)には、1~10の整数を指定します。

最大サーバ数

(MaxServer)

ルールセットで1セグメント単位にサーバ個別の設定を扱える最大サーバ数

この最大サーバ数と最大セグメント数の積がL-Platformで作成できるサーバ数の上限値になります。
ネットワークリソースで利用されるルールセットの場合、指定する必要はありません。

1~99までの整数を指定します。

最大セグメント数(MaxSegment)に11~99の整数を指定する場合、1~10の整数を指定します。

ルールセットの説明

(RulesetDescription)

ルールセットの説明

256文字以内の文字列を指定します。

ネットワークデバイスのモデル

(DeviceModel)

ネットワークデバイスのモデル

ネットワークデバイスのモデルを指定します。

"IPCOMVA"を指定します。

設定対象がIPCOM VAの場合だけ有効です。

ネットワーク識別パラメーター情報

(LNetworkDeviceInterfaces)

ネットワーク識別パラメーター情報の集合

1つ以上のLNetworkDeviceInterfaceタグを指定します。

ネットワーク識別パラメーター名

(LNetworkDeviceInterface name)

ネットワークデバイスの仮想インターフェースに対応するネットワーク識別パラメーターの名前

ネットワークリソースで利用されるルールセットの場合、指定する必要はありません。

スクリプトに記載したパラメーターの変数名を指定します。

セグメントの種別名

(SegmentType)

ルールセットで対応できるセグメントの種類(DMZやIntranetなど)を表す名前

L-Platformで多階層モデルのシステムを構築する場合、各セグメントはこのセグメントの種別名を持つセグメント以外作成できません。
ネットワークリソースで利用されるルールセットの場合、指定する必要はありません。

先頭半角英字(大文字/小文字)で、半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。

ネットワークリソースID

(NetworkResourceId)

ネットワーク識別パラメーターに対応するネットワークリソースID

ネットワークリソースで利用されるルールセットの場合、指定する必要はありません。

-

パラメーター情報

(Parameters)

パラメーター情報の集合(省略可)

1つ以上のParameterタグを指定します。

パラメーター変数名

(Parameter name)

パラメーター変数の名前

スクリプトに記載したパラメーターの変数名を指定します。

パラメーター変数が有効なセグメントの表示名

(Parameter segmentlabel)

パラメーター変数が有効なセグメントの表示名

セグメントに関連しないパラメーターの場合、指定する必要はありません。

半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。

パラメーター変数が有効なサーバの表示名

(Parameter serverlabel)

パラメーター変数が有効なサーバの表示名

サーバに関連しないパラメーターの場合、指定する必要はありません。

半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。

パラメーター変数表示名

(Parameter label)

パラメーター変数の表示名

半角英数字(大文字/小文字)、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を指定します。

表示の有無

(Parameter view)

パラメーター変数の表示の有無

テナント管理者およびテナント利用者がパラメーター変数の値を操作できるようにするために、該当パラメーター変数を表示するか否かを指定します。

  • true

    表示します。

  • false

    表示しません。

インフラ管理者および兼任管理者は、本要素の指定にかかわらず該当パラメーター変数は表示されます。

書式

(Syntax)

パラメーター変数の書式

パラメーター変数の書式を指定します。

  • INTEGER(0..255)

    整数
    値の範囲は(最小値..最大値)の形で指定します。

  • DisplayString(SIZE(0..256))

    文字列
    SIZEで最小文字数と最大文字数を指定します。

    DisplayString(SELECT("AA"|"BB"|"CC"))
    はSELECTの中から文字列を選択します。

  • Physical Address

    MACアドレス
    MACアドレス形式で指定します。

  • IpAddress

    IPアドレス
    IPv4アドレス形式またはIPv6アドレス形式で指定します。

  • DisplayString(SELECT IPADDRESS("SegA"|"SegB"|"SegC"))

    SegAからSegCにはセグメントの種別名(SegmentType)を指定します。

    SegAからSegCで指定されたセグメントについては、サーバロードバランサーの分散対象となるサーバのIPアドレスが一覧表示されるようになり、選択が可能になります。

    SegAからSegCを省略した場合、L-Platform内のすべてのセグメントが指定されたものとみなします。

    本書式を指定した場合、パラメーターの値(Value)の指定は無効になります。

また、L-Platform詳細画面において、サーバロードバランサーを選択すると、分散対象に設定されたサーバが強調して表示されます。

L-Platform画面の表示については、「操作ガイド テナント管理者編 CE」の「8.3.11 サーバロードバランサー(SLB)の設定」および「操作ガイド テナント利用者編 CE」の「5.3.10 サーバロードバランサー(SLB)の設定」を参照ください。

パラメーターの値

(Value)

パラメーターの値

パラメーター変数の省略値を指定します。

省略値がない場合、本タグは指定されません。

パラメーターの説明

(ParameterDescription)

パラメーターの説明

パラメーター変数の意味、指定値の形式や範囲の説明を指定します。

256文字以内の文字列を指定します。