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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 リファレンスガイド (コマンド/XML編)
FUJITSU Software

11.3 currencyset (通貨単位の設定)

名前

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\RCXCTMG\Charging\bin\currencyset - 通貨単位の設定

【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVctchg/bin/currencyset.sh - 通貨単位の設定

形式

【Windowsマネージャー】

currencyset {通貨コード | -f 通貨情報出力ファイル | -reset}

【Linuxマネージャー】

currencyset.sh {通貨コード | -f 通貨情報出力ファイル | -reset}

機能説明

通貨コードを指定して、通貨単位を設定します。

-fオプションと出力ファイル名を指定して、設定された通貨単位の情報をファイルに出力します。

-resetオプションを指定して、通貨単位の設定を初期状態に戻します。

注意

  • マネージャーを停止した後、本コマンドで通貨単位の設定を変更してください。

  • 課金運用を始めたあとに、設定を変更しないでください。

オプション

{通貨コード | -f 通貨情報出力ファイル | -reset}
通貨コード

通貨コードには、ISO 4217通貨コード(3文字の英字)を指定します。

通貨コードおよび通貨単位の情報の例を以下に記載します。これら以外のISO 4217通貨コードも指定可能です。

通貨コード

通貨単位

通貨記号

小数点以下の桁数

USD

米ドル

$

2

JPY

¥

0

EUR

ユーロ

EUR

2

SGD

シンガポールドル

S$

2

ポイント

小数点以下の桁数について

概算料金の表示および利用料金計算では、設定した通貨単位の小数点以下の桁数まで料金が表示されます。また、設定した通貨単位の小数点以下の桁数によって、課金情報ファイルで指定する単価の単位が変わります。
課金情報ファイルの詳細については、「運用ガイド CE」の「15.2.2 課金情報ファイルの書式」を参照してください。

-f 通貨情報出力ファイル

設定された通貨の情報をファイルに出力します。文字コードはUTF-8です。

出力ファイルの内容は以下のとおりです。

currency.code = 通貨コード
currency.symbol = 通貨記号
currency.fraction.digits = 小数点以下の桁数

同名のファイルが存在する場合、コマンドはエラーになります。通貨情報出力ファイルには、存在しないファイル名を指定してください。

-reset

通貨単位の設定を初期状態(JPY)に戻します。

必要な権限・実行環境

権限

OSの管理者権限をもつインフラ管理者

実行環境

管理サーバ

使用例

【Windowsマネージャー】
> currencyset EUR
> currencyset -f currencyinfo.txt
> currencyset -reset
【Linuxマネージャー】
# currencyset.sh EUR
# currencyset.sh -f currencyinfo.txt
# currencyset.sh -reset

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0

正常に処理されました。

1

エラーが発生しました。