3.2 rcxadm chassis

名前

【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm chassis - シャーシの電源操作、およびシャーシの情報表示

【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm chassis - シャーシの電源操作、およびシャーシの情報表示

形式

rcxadm chassis start -name resource [-nowait]
rcxadm chassis stop -name resource [-nowait] [-force]
rcxadm chassis show -name name

機能説明

rcxadm chassisは、指定したシャーシの起動、停止、およびシャーシを管理するコマンドです。

本機能はPRIMERGY BXシリーズのシャーシだけ使用できます。

サブコマンド

start: シャーシを起動します。

stop: シャーシを停止します。

show

シャーシの詳細情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

表3.4 シャーシの詳細情報
項目名	内容
Name	シャーシ名
Model	モデル名
IPAddress	IPアドレス
Status	状態
ServerBlades	サーバブレード数
LANSwitchBlades	LANスイッチブレード数
Server[n]	サーバ名 nには、スロット番号が表示されます。
L-Server[n]	L-Server名 nには、スロット番号が表示されます。
L-Server[n][Status]	L-Serverの状態 nには、スロット番号が表示されます。

オプション

-name resource: resourceには、操作対象のシャーシ名を指定します。

-nowait(省略可): サブコマンドで指定したシャーシの操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。

stop指定時、以下のオプションが指定できます。

-force(省略可): シャーシを強制的に停止させる場合に指定します。

show指定時、以下のオプションが指定できます。

-name name: nameには、詳細情報を表示するシャーシ名を指定します。

必要な権限・実行環境

権限

以下のどちらかの権限が必要です。

OSの管理者
本製品の特権ユーザー

実行環境: 管理サーバ

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0: 正常に処理されました。

0以外: エラーが発生しました。

注意

シャーシの停止の際にシャーシ内のサーバを自動的に停止させる処理は、マネジメントブレードのgracefulシャットダウンを利用して行います。この機能を利用するには、シャーシ内のすべてのサーバにServerView Agentsがインストールされている必要があります。
シャーシの起動を行ったあと、サーバブレードの電源が起動できる状態になるまでには時間がかかる場合があります。シャーシの起動を行ったあとに、サーバブレードの起動を行う場合は、数分待ってから行うようにしてください。
サーバブレードのBIOSの設定によって、シャーシの電源と連動してサーバブレードの電源を起動できます。詳細は、サーバブレードのユーザーズガイドを参照してください。

使用例

シャーシ情報の詳細を表示する場合

>rcxadm chassis show -name Chassis01 <RETURN>
Name: Chassis01
Model: SQ715M00205
IPAddress: 192.168.10.100
Status: normal
ServerBlades: 2
LANSwitchBlades: 2
Server[1]: BX600-1
L-Server[1]: -
L-Server[1][Status]: -
Server[2]: BX600-2
L-Server[2]: Lserver01
L-Server[2][Status]: normal