管理サーバでセットアップを行います。
セットアップの流れを以下に示します。
図C.1 マネージャーサービスのセットアップの流れ
以下の手順で、マネージャーのクラスタサービス(クラスタアプリケーション)のセットアップを行います。
プライマリーノードにマネージャー用の共有ディスクが割り当てられていることを前提に説明します。
クラスタリソースの作成
汎用スクリプトを格納します。
プライマリーノードとセカンダリノードのマネージャーのインストールフォルダー配下に「C.2.1 事前準備」で作成したスクリプトファイルを格納します。
格納後、スクリプトファイルのアクセス権を設定します。
コマンド プロンプトで以下のコマンドを各スクリプトファイルに対して実行してください。
>cacls ファイル名 /P "NT AUTHORITY\SYSTEM:F" "BUILTIN\Administrators:F" <RETURN> |
注意
以下の言語バージョンのWindowsを利用している場合、コマンドで指定するローカルシステムの名前(NT AUTHORITY\SYSTEM)と管理者グループの名前(BUILTIN\Administrators)を以下の表に従って読み替えてください。
言語 | ローカルシステムの名前 | 管理者グループの名前 |
---|---|---|
ドイツ語 | NT-AUTORITÄT\SYSTEM | VORDEFINIERT\Administratoren |
フランス語 | AUTORITE NT\SYSTEM | BUILTIN\Administrateurs |
スペイン語 | NT AUTHORITY\SYSTEM | BUILTIN\Administradores |
ロシア語 | NT AUTHORITY\SYSTEM | BUILTIN\Администраторы |
[フェールオーバー クラスタ管理]画面を起動し、クラスタシステムに接続します。
Windows Server 2012では、"フェールオーバークラスタ管理"を"役割"と表現しています。
Windows Server 2012の場合、本書内の"フェールオーバークラスタ管理"を"役割"と読み替えてください。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"を作成します。
Windows Server 2012では、"サービスまたはアプリケーション"を"役割"と表現しています。
Windows Server 2012の場合、本書内の"サービスまたはアプリケーション"を"役割"と読み替えてください。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]を右クリックし、表示されたメニューで[その他のアクション(O)]-[空のサービスまたはアプリケーションの作成(E)]を選択します。
[サービスとアプリケーション]配下に[新しいサービスまたはアプリケーション]が作成されます。
[新しいサービスまたはアプリケーション]を右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[新しいサービスまたはアプリケーションのプロパティ]ダイアログが表示されます。
[全般]タブの"名前(N)"を変更し、"優先する所有者(P)"でプライマリーノードのリソース名を選択し、[適用(A)]ボタンをクリックします。
設定が適用されたら[OK]ボタンをクリックします。
以降、本製品用の"サービスまたはアプリケーション"の名前を"RC-manager"と設定したものとして説明します。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"に共有ディスクを割り当てます。
[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[記憶域の追加(A)]を選択します。
[記憶域の追加]画面が表示されます。
"利用可能なディスク"から、マネージャー用の共有ディスクを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"にクライアントアクセスポイントを割り当てます。
[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[リソースの追加(E)]-[1 - クライアント アクセス ポイント]を選択します。
[新しいリソース ウィザード]画面が表示されます。
以下の項目を設定し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
「C.2.1 事前準備」で用意したネットワーク名を設定します。
使用するネットワークにチェックを入れます。
「C.2.1 事前準備」で用意したIPアドレスを設定します。
"確認"が表示されます。
"確認"に表示された内容を確認し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
正常に構成されると、"概要"が表示されます。
[完了(F)]ボタンをクリックします。
画面中央の"RC-manager の概要"の"サーバー名"に"名前: ネットワーク名"と"IP アドレス: IPアドレス"が作成されます。
ネットワーク名、IPアドレスには、手順b.で設定した値が表示されます。
RORコンソールのアクセス用に管理LANと別のネットワークを用意する場合、手順6.を行ってください。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"にIPアドレスを割り当てます。
[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[リソースの追加(E)]-[その他のリソース(M)]-[2 - IPアドレスの追加]を選択します。
画面中央の"RC-manager の概要"の"その他のリソース"に"IPアドレス: <未構成>"が作成されます。
"IPアドレス: <未構成>"を右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[IPアドレス: <未構成>のプロパティ]画面が表示されます。
[全般]タブの以下の項目を設定し、[適用(A)]ボタンをクリックします。
「C.2.1 事前準備」で用意したネットワーク名を設定します。
使用するネットワークをプルダウンメニューから選択します。
「C.2.1 事前準備」で用意したIPアドレスを設定します。
設定が適用されたら[OK]ボタンをクリックします。
動的ディスクのファイルコピー
マネージャー用の共有ディスクに、プライマリーノードのマネージャーの、動的ディスクのファイルをコピーします。
エクスプローラで共有ディスク配下に"ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\"フォルダーを作成します。
エクスプローラでプライマリーノードのローカルディスクのフォルダーとファイルを共有ディスクのフォルダー配下にコピーします。
ローカルディスク(コピー元) | 共有ディスク(コピー先) |
---|---|
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\customize_data |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\certificate | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\certificate |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\config\rcx_secret.key | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\rcx_secret.key |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\config\rcx\rcxdb.pwd | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\rcxdb.pwd |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\db | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\db |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\log | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\log |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\tmp | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\tmp |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache\conf | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\conf |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache\logs | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\logs |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\var | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\var |
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\Bin\ipTable.dat (注) | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\ipTable.dat |
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\scwdb (注) | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\scwdb |
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\tftp\rcbootimg (注) | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\rcbootimg |
ユーザー指定フォルダー\SVROR\ScwPro\depot (注) | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\depot |
注) 同一サブネット内でServerView Deployment Managerを使用する場合は必要ありません。
エクスプローラでコピーした以下のフォルダー名とファイル名を変更します。
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\certificate
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\config\rcx_secret.key
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\config\rcx\rcxdb.pwd
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\db
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\log
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\tmp
インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache\conf
インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache\logs
インストールフォルダー\SVROR\Manager\var
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\Bin\ipTable.dat (注)
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\scwdb (注)
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\tftp\rcbootimg (注)
注) 同一サブネット内でServerView Deployment Managerを使用する場合は必要ありません。
注意
ほかのプログラムで使用中のため、フォルダー名とファイル名の変更が失敗する場合があります。
変更が失敗した場合、サーバを再起動してから再度変更してください。
共有ディスクの以下のファイルを削除します。
ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\db\rmc_key
共有ディスク上のフォルダーのリンク設定(プライマリーノード)
プライマリーノードで共有ディスクのフォルダーとファイルへのシンボリックリンクを設定します。
コマンド プロンプトでプライマリーノードのローカルディスク上のフォルダーとファイルから共有ディスク上のフォルダーとファイルに対するシンボリックリンクを設定します。
以下のコマンドを実行します。
フォルダーの場合
>mklink /d リンク元 リンク先 <RETURN> |
ファイルの場合
>mklink リンク元 リンク先 <RETURN> |
リンク元には、「動的ディスクのファイルコピー」でコピーしたフォルダーまたはファイルを指定します。
リンク先には、「動的ディスクのファイルコピー」で共有ディスクにコピーしたフォルダーまたはファイルを指定します。
設定するフォルダーとファイルを以下に示します。
ローカルディスク(リンク元) | 共有ディスク(リンク先) |
---|---|
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\customize_data |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\certificate | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\certificate |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\db | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\db |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\log | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\log |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\tmp | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\tmp |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache\conf | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\conf |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache\logs | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\logs |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\var | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\var |
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\scwdb (注) | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\scwdb |
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\tftp\rcbootimg (注) | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\rcbootimg |
注) 同一サブネット内でServerView Deployment Managerを使用する場合は必要ありません。
ローカルディスク(リンク元) | 共有ディスク(リンク先) |
---|---|
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\config\rcx_secret.key | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\rcx_secret.key |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\config\rcx\rcxdb.pwd | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\rcxdb.pwd |
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\Bin\ipTable.dat (注) | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\ipTable.dat |
注) 同一サブネット内でServerView Deployment Managerを使用する場合は必要ありません。
注意
上記コマンドの実行前に、リンク元フォルダーの1つ上位のフォルダーに移動してください。
例
ローカルディスクの"インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache\logs"から共有ディスクの"ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\logs"へのリンクを設定する場合
>cd インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache <RETURN> |
プライマリーノードのレジストリーを変更します。
同一サブネット内でServerView Deployment Managerを使用する場合は必要ありません。
変更するレジストリーをバックアップします。
以下のコマンドを実行します。
x64の場合
>reg save HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard scw.reg <RETURN> |
x86の場合
>reg save HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard scw.reg <RETURN> |
レジストリーを変更します。
以下のコマンドを実行します。
x64の場合
>reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\ResourceDepot /v BasePath /d ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\depot\ /f <RETURN> |
x86の場合
>reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\ResourceDepot /v BasePath /d ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\depot\ /f <RETURN> |
ドライブ名は、環境に合わせて変更してください。
レジストリーの変更が失敗した場合、レジストリーを復元します。
以下のコマンドを実行します。
x64の場合
>reg restore HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard scw.reg <RETURN> |
x86の場合
>reg restore HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard scw.reg <RETURN> |
注意
本手順で作成したレジストリーのバックアップファイルは、本手順以外で使用しないでください。
フォルダーとファイルのアクセス権の設定
共有ディスクにコピーしたフォルダーとファイルのアクセス権を設定します。
コマンド プロンプトで共有ディスク上のフォルダーとファイルのアクセス権を設定します。
設定するフォルダーとファイルを以下に示します。
フォルダー
ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\certificate
ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\conf\ssl.key
ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\var\log
ファイル
ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\rcx_secret.key
以下のコマンドを実行します。
フォルダーの場合
>cacls フォルダー名 /T /P "NT AUTHORITY\SYSTEM:F" "BUILTIN\Administrators:F" <RETURN> |
ファイルの場合
>cacls ファイル名 /P "NT AUTHORITY\SYSTEM:F" "BUILTIN\Administrators:F" <RETURN> |
注意
以下の言語バージョンのWindowsを利用している場合、コマンドで指定するローカルシステムの名前(NT AUTHORITY\SYSTEM)と管理者グループの名前(BUILTIN\Administrators)を以下の表に従って読み替えてください。
言語 | ローカルシステムの名前 | 管理者グループの名前 |
---|---|---|
ドイツ語 | NT-AUTORITÄT\SYSTEM | VORDEFINIERT\Administratoren |
フランス語 | AUTORITE NT\SYSTEM | BUILTIN\Administrateurs |
スペイン語 | NT AUTHORITY\SYSTEM | BUILTIN\Administradores |
ロシア語 | NT AUTHORITY\SYSTEM | BUILTIN\Администраторы |
本製品データベース用フォルダーのアクセス権の設定(プライマリーノード)
共有ディスクにコピーした本製品データベース用フォルダーのアクセス権を設定します。
プライマリーノードのコマンド プロンプトで以下のコマンドを実行します。
>cacls ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\db\data /T /P "NT AUTHORITY\SYSTEM:F" "BUILTIN\Administrators:F" "rcxdb:C" <RETURN> |
マネージャーの管理LANのIPアドレス変更(プライマリーノード)
マネージャーの管理LANのIPアドレスを変更します。
「クラスタリソースの作成」の手順5.で設定した管理LANのIPアドレスを指定します。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"の管理LAN用のIPアドレスをオンラインにします。
プライマリーノードのコマンド プロンプトで以下のコマンドを実行します。
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm mgrctl modify -ip IPアドレス <RETURN> |
共有ディスクをセカンダリノードに割り当てます。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]-[1 - ノード ノード名 に移動]を選択します。
ノード名には、セカンダリノードの名前が表示されます。
ポイント
Windows Server 2012の場合、リソースのノード移動を以下の手順で行ってください。
フェールオーバークラスターマネージャーの[役割]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[移動(O)]-[ノードの選択(S)]を選択します。
開かれたダイアログ内のセカンダリノード名を選択して[OK]をクリックします。
以降の手順の中で、リソースのノード移動を行う場合、この手順でノード名を選択してください。
共有ディスク上のフォルダーのリンク設定(セカンダリノード)
セカンダリノードで共有ディスクのフォルダーへのシンボリックリンクを設定します。
エクスプローラで以下のフォルダー名とファイル名を変更します。
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\certificate
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\config\rcx_secret.key
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\config\rcx\rcxdb.pwd
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\db
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\log
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\tmp
インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache\conf
インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache\logs
インストールフォルダー\SVROR\Manager\var
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\Bin\ipTable.dat (注)
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\scwdb (注)
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\tftp\rcbootimg (注)
注) 同一サブネット内でServerView Deployment Managerを使用する場合は必要ありません。
注意
ほかのプログラムで使用中のため、フォルダー名とファイル名の変更が失敗する場合があります。
変更が失敗した場合、サーバを再起動してから再度変更してください。
コマンド プロンプトでセカンダリノードのローカルディスク上のフォルダーから共有ディスク上のフォルダーに対するシンボリックリンクを設定します。
以下のコマンドを実行します。
フォルダーの場合
>mklink /d リンク元 リンク先 <RETURN> |
ファイルの場合
>mklink リンク元 リンク先 <RETURN> |
リンク元には、セカンダリノードのローカルディスク上のフォルダーまたはファイルを指定します。
リンク先には、共有ディスク上のフォルダーまたはファイルを指定します。
設定するフォルダーを以下に示します。
ローカルディスク(リンク元) | 共有ディスク(リンク先) |
---|---|
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\customize_data | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\customize_data |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\current\certificate | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\certificate |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\db | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\db |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\log | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\log |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\tmp | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\tmp |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache\conf | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\conf |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache\logs | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\logs |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\var | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\var |
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\scwdb (注) | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\scwdb |
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\tftp\rcbootimg (注) | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\rcbootimg |
注) 同一サブネット内でServerView Deployment Managerを使用する場合は必要ありません。
ローカルディスク(リンク元) | 共有ディスク(リンク先) |
---|---|
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\config\rcx_secret.key | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\rcx_secret.key |
インストールフォルダー\SVROR\Manager\Rails\config\rcx\rcxdb.pwd | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\rcxdb.pwd |
インストールフォルダー\SVROR\ScwPro\Bin\ipTable.dat (注) | ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\ipTable.dat |
注) 同一サブネット内でServerView Deployment Managerを使用する場合は必要ありません。
注意
上記コマンドの実行前に、リンク元フォルダーの1つ上位のフォルダーに移動してください。
例
ローカルディスクの"インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache\logs"から共有ディスクの"ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\logs"へのリンクを設定する場合
>cd インストールフォルダー\SVROR\Manager\sys\apache <RETURN> |
本製品データベース用フォルダーのアクセス権の設定(セカンダリノード)
共有ディスクにコピーした本製品データベース用フォルダーのアクセス権を設定します。
セカンダリノードのコマンド プロンプトで以下のコマンドを実行します。
>cacls ドライブ名:\Fujitsu\ROR\SVROR\db\data /T /G "rcxdb:C" /E <RETURN> |
マネージャーの管理LANのIPアドレス変更(セカンダリノード)
マネージャーの管理LANのIPアドレスを変更します。
「クラスタリソースの作成」の手順5.で設定した管理LANのIPアドレスを指定します。
セカンダリノードのコマンド プロンプトで以下のコマンドを実行します。
>インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm mgrctl modify -ip IPアドレス <RETURN> |
共有ディスクをプライマリーノードに割り当てます。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]-[1 - ノード ノード名 に移動]を選択します。
ノード名には、プライマリーノードの名前が表示されます。
サービスリソースの登録
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"にマネージャーのサービスを追加します。
以下の6つサービスを追加します。
Resource Coordinator Manager
Resource Coordinator Task Manager
Deployment Service (注)
TFTP Service (注)
PXE Services (注)
Resource Coordinator DB Server (PostgreSQL)
注) 同一サブネット内でServerView Deployment Managerを使用する場合は必要ありません。
上記のサービスごとに、以下の手順を行います。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[リソースの追加(E)]-[3 - 汎用サービス]を選択します。
[新しいリソース ウィザード]画面が表示されます。
"サービスの選択"で上記のサービスを選択し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
"確認"が表示されます。
"確認"に表示された内容を確認し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
正常に構成されると、"概要"が表示されます。
[完了(F)]ボタンをクリックします。
すべてのサービスの設定が完了したあと、画面中央の"RC-manager の概要"の"その他のリソース"に追加したサービスが表示されているか確認します。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"のサービスにレジストリーのレプリケーションを設定します。
同一サブネット内でServerView Deployment Managerを使用する場合は必要ありません。
以下の表に従ってリソースのレジストリーのレプリケーションを設定します。
x64の場合
設定対象のリソース | レジストリーキー |
---|---|
Deployment Service | [HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\ResourceDepot |
[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\DatabaseBroker\Default | |
PXE Services | [HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\DHCP |
[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\PXE\ClientBoot\ |
x86の場合
設定対象のリソース | レジストリーキー |
---|---|
Deployment Service | [HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\ResourceDepot |
[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\DatabaseBroker\Default | |
PXE Services | [HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\DHCP |
[HKEY_LOCAL_MACHINE\]SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\PXE\ClientBoot\ |
設定時は、[ ]以降のレジストリーキーを入力します。
上記のリソースごとに、以下の手順を行います。
Windows Server 2008以前の場合
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の対象リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[対象リソースのプロパティ]画面が表示されます。
[レジストリのレプリケーション]タブの[追加(D)]ボタンをクリックします。
[レジストリ キー]画面が表示されます。
"ルート レジストリ キー(R)"に上記のレジストリーキーを設定し、[OK]ボタンをクリックします。
2つ目のレジストリーキーを設定する場合、手順b.~c.を繰り返します。
レジストリーキーの設定が終わったら、[適用(A)]ボタンをクリックします。
設定が適用されたら[OK]ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。
Windows Server 2012の場合
Windows PowerShellで以下のコマンドレットを実行します。
Add-ClusterCheckpoint -ResourceName 対象リソース名 -RegistryCheckpoint レジストリーキー <RETURN> |
2つ目のレジストリーキーを設定する場合も、上記のコマンドレットを実行します。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"に汎用スクリプトを追加します。
「クラスタリソースの作成」の手順1.で格納した3つのスクリプトファイル分の汎用スクリプトを追加します。すべての汎用スクリプトごとに、以下の手順を行います。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[リソースの追加(E)]-[4 - 汎用スクリプト]を選択します。
[新しいリソース ウィザード]画面が表示されます。
"汎用スクリプト情報"の"スクリプト ファイル パス(S)"に「クラスタリソースの作成」の手順1.で格納したスクリプトファイルへのパスを設定し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
"確認"が表示されます。
"確認"に表示された内容を確認し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
正常に構成されると、"概要"が表示されます。
[完了(F)]ボタンをクリックします。
すべての汎用スクリプトの設定が完了したあと、画面中央の"RC-manager の概要"の"その他のリソース"に追加した汎用スクリプトが表示されているか確認します。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"配下のリソースの依存関係を設定します。
以下の表に従ってリソースの依存関係を設定します。
設定対象のリソース | 依存するリソース |
---|---|
Resource Coordinator Manager | 共有ディスク |
Resource Coordinator Task Manager | 共有ディスク |
Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel)スクリプト | Resource Coordinator Task Manager |
Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel2)スクリプト | Resource Coordinator Task Manager |
Resource Coordinator Web Server(Apache)スクリプト | 共有ディスク |
Deployment Service (注) | PXE Services |
TFTP Service (注) | Deployment Service |
PXE Services (注) | 管理LANの'IPアドレス' |
Resource Coordinator DB Server(PostgreSQL) | 共有ディスク |
注) 同一サブネット内でServerView Deployment Managerを使用する場合は必要ありません。
上記のリソースごとに、以下の手順を行います。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の対象リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[対象リソースのプロパティ]画面が表示されます。
[依存関係]タブの"リソース"に「表C.6 リソースの依存関係の設定」の「依存するリソース」の名前を選択し、[適用(A)]ボタンをクリックします。
設定が適用されたら[OK]ボタンをクリックします。
クラスタサービスの起動
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションをオンラインにする(B)]を選択します。
すべてのリソースがオンラインになることを確認します。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"をセカンダリノードに切り替えます。
セカンダリノードですべてのリソースがオンラインになることを確認します。
注意
管理LANサブネットを登録する場合、追加で設定が必要です。
設定方法については、「操作ガイド VE」の「7.9 管理LANサブネットの登録」の「マネージャーをクラスタで運用している場合の設定」に記載されている【Windowsマネージャー】を参照してください。
HBA address rename設定サービスのセットアップ
クラスタシステムにマネージャーと共にHBA address rename設定サービスを設定する場合、本手順を行ってください。
同一サブネット内でServerView Deployment Managerを使用する場合は必要ありません。
本手順を行うことで、クラスタの待機系ノードでHBA address rename設定サービスが起動します。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"をプライマリーノードに切り替えます。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]のプライマリーノードのリソース名を選択します。
画面中央の"RC-manager の概要"の"現在の所有者"がプライマリーノードに切り替わります。
セカンダリノードのHBA address rename設定サービスの起動情報を設定します。
コマンド プロンプトで以下のコマンドを実行します。
>"インストールフォルダー\SVROR\WWN Recovery\opt\FJSVrcxrs\bin\rcxhbactl.exe" <RETURN> |
[HBA address rename設定サービス]ダイアログが表示されます。
以下の項目を設定します。
「クラスタリソースの作成」の手順5.で設定した管理LANのIPアドレスを指定してください。
管理サーバと通信するためのポート番号を入力します。インストール時のポート番号は23461です。
管理サーバの"rcxweb"のポート番号を変更している場合、変更した番号を指定してください。
[起動]ボタンをクリックします。
"状態"が"動作中"になるか確認します。
[停止]ボタンをクリックします。
"状態"が"停止中"になるか確認します。
[キャンセル]ボタンをクリックし、[HBA address rename設定サービス]ダイアログを閉じます。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"をセカンダリノードに切り替えます。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]のセカンダリノードのリソース名を選択します。
"RC-manager の概要"の"現在の所有者"がセカンダリノードに切り替わります。
プライマリーノードのHBA address rename設定サービスの起動情報を設定します。
手順2.と同じ手順で行います。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"をオフラインにします。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションをオフラインにする(T)]を選択します。
HBA address rename設定サービス用の"サービスまたはアプリケーション"を作成します。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]を右クリックし、表示されたメニューで[その他のアクション(O)]-[空のサービスまたはアプリケーションの作成(E)]を選択します。
[サービスとアプリケーション]配下に[新しいサービスまたはアプリケーション]が作成されます。
[新しいサービスまたはアプリケーション]を右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[新しいサービスまたはアプリケーションのプロパティ]ダイアログが表示されます。
[全般]タブの"名前(N)"を変更し、"優先する所有者(P)"でセカンダリノードのリソース名を選択し、[適用(A)]ボタンをクリックします。
設定が適用されたら[OK]ボタンをクリックします。
以降、HBA address rename設定サービス用の"サービスまたはアプリケーション"の名前を"RC-HBAar"と設定したものとして説明します。
HBA address rename設定サービス用の"サービスまたはアプリケーション"に汎用スクリプトを追加します。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-HBAar]を右クリックし、表示されたメニューで[リソースの追加(E)]-[4 - 汎用スクリプト]を選択します。
[新しいリソース ウィザード]画面が表示されます。
"汎用スクリプト情報"の"スクリプト ファイル パス(S)"に以下のスクリプトファイルのパスを設定し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
"確認"が表示されます。
スクリプトファイルのパス
インストールフォルダー\SVROR\Manager\cluster\script\HBAarCls.vbs
"確認"に表示された内容を確認し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
"概要"が表示されます。
[完了(F)]ボタンをクリックします。
画面中央の"RC-HBAar の概要"の"その他のリソース"に、追加した"HBAarCls スクリプト"が表示されているか確認します。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"に、HBA address rename設定サービス用の"サービスまたはアプリケーション"を連携起動させる汎用スクリプトを追加します。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[リソースの追加(E)]-[4 - 汎用スクリプト]を選択します。
[新しいリソース ウィザード]画面が表示されます。
"汎用スクリプト情報"の"スクリプト ファイル パス(S)"に以下のスクリプトファイルのパスを設定し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
"確認"が表示されます。
スクリプトファイルのパス
インストールフォルダー\SVROR\Manager\cluster\script\HBAarClsCtl.vbs
"確認"に表示された内容を確認し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
"概要"が表示されます。
[完了(F)]ボタンをクリックします。
画面中央の"RC-manager の概要"の"その他のリソース"に追加した"HBAarClsCtl スクリプト"が表示されているか確認します。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"配下のリソースの依存関係を設定します。
以下の表に従ってリソースの依存関係を設定します。
設定対象のリソース | 依存するリソース |
---|---|
PXE Services (注) | HBAarClsCtl スクリプト |
HBAarClsCtl スクリプト | 管理LANの'IPアドレス' |
注) PXE Servicesについては、「サービスリソースの登録」の手順4.で設定していますが、上記のとおりに変更してください。
上記のリソースごとに、リソースの依存関係を設定します。
リソースの依存関係の設定方法については、「サービスリソースの登録」の手順4.を参照してください。
"HBAarClsCtl スクリプト"の実行時に参照するプロパティを設定します。
プライマリーノードのコマンド プロンプトで以下のコマンドを実行してください。
>CLUSTER RES "HBAarClsCtl スクリプト" /PRIV HBAGroupName="RC-HBAar"<RETURN> |
注意
HBAarClsCtl スクリプトには手順8.で追加した汎用スクリプトの名前を、RC-HBAarにはHBA address rename設定サービス用の"サービスまたはアプリケーション"の名前を指定してください。
Windows Server 2012の場合、CLUSTERコマンドは標準インストールされていません。
インストールされていない場合、コマンドプロンプトにて以下のコマンドを実行し、CLUSTERコマンドを有効化してください。
有効化はプライマリーノードとセカンダリノードの両方で行ってください。
>dism /online /enable-feature /FeatureName:FailoverCluster-CmdInterface /All /Source:C:\MOUNT\Windows\WinSxS <RETURN> |
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"をオンラインにします。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションをオンラインにする(B)]を選択します。
"RC-manager"のすべてのリソースがオンラインになることを確認します。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-HBAar]をクリックします。
"RC-HBAar の概要"の"状態"がオンラインで、"現在の所有者"がプライマリーノードになっているか確認します。
プライマリーノードのHBA address rename設定サービスの状態を確認します。
コマンド プロンプトで以下のコマンドを実行します。
>"インストールフォルダー\WWN Recovery\opt\FJSVrcxrs\bin\rcxhbactl.exe" <RETURN> |
[HBA address rename設定サービス]ダイアログが表示されます。
"状態"が"動作中"になっているか確認します。
[キャンセル]ボタンをクリックし、[HBA address rename設定サービス]ダイアログを閉じます。
マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"をプライマリーノードに切り替えます。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]のプライマリーノードのリソース名を選択します。
"RC-manager の概要"の"現在の所有者"がプライマリーノードに切り替わります。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-HBAar]をクリックします。
"RC-HBAar の概要"の"状態"がオンラインで、"現在の所有者"がセカンダリノードになっているか確認します。
セカンダリノードのHBA address rename設定サービスの状態を確認します。
手順12.と同じ手順で行います。
注意
フェールオーバークラスターのログレベルは3(初期値)以上を設定してください。
コマンド プロンプトで以下のコマンドを実行することで、ログレベルの確認と変更ができます。
ログレベルの確認
>CLUSTER /PROP:ClusterLogLevel <RETURN> |
ログレベルの変更(3を指定する場合)
>CLUSTER LOG /LEVEL:3 <RETURN> |
「HBA address rename設定サービスのセットアップ」で設定するHBA address rename設定サービス用の"サービスまたはアプリケーション"は、マネージャー用の"サービスまたはアプリケーション"のオンライン処理と連動して、マネージャーとは別のノードでオンラインになるように制御しています。
HBA address rename設定サービス用の"サービスまたはアプリケーション"については、[フェールオーバー クラスタ管理]画面からの操作で、ノードの移動は行わないでください。