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ServerView Resource Orchestrator Express/Virtual Edition V3.2.0 導入ガイド
FUJITSU Software

9.4 自動リカバリの発生条件

ここでは、自動リカバリの発生条件について説明します。

サーバ切替えの設定による自動リカバリ

サーバ切替えの設定で自動リカバリを有効にすると、サーバのハードウェア故障を検出し、かつ検出したサーバ上の物理OSまたはVMホストの停止を確認した場合に、自動的に予備サーバへの切替えが行われます。

監視情報の設定による自動リカバリ

監視情報の設定でping監視を有効にすると、サーバ上の物理OSまたはVMホストの応答がなく、リブートを実行しても復旧できなかった場合、自動的にサーバへの切替えが行われます。
なお、リカバリ処理は設定により変更できます。設定方法については、「第8章 監視情報の設定」を参照してください。

注意

  • ラックマウント型サーバ、タワー型サーバ、SPARC M10/SPARC Enterpriseでは、SNMPトラップによるハードウェア故障情報の通知だけで検出できます。

  • サーバが保守モードに設定されている場合、自動リカバリは発生しません。

  • サーバのハードウェア故障を検出した場合でも、サーバからの応答がある場合、自動リカバリは発生しません。この状態からサーバを停止または再起動すると、一時的にOSの動作が停止するため、自動リカバリの条件が成立し切替えが発生します。切替えを行いたくない場合、保守モードに設定してからサーバを停止し、再起動してください。

  • 対象サーバが、サーバロール(Manager)を設定したVMゲストが動作しているVMホストの場合、自動リカバリは発生しません。