以下の手順で、エージェントをインストールします。
インストールする前に、「2.2.1 事前準備」が行われているか確認してください。
システムにOSの管理者(root)でログインします。
エージェントをインストールする管理対象サーバをマルチユーザーモードで起動し、システムにrootでログインします。
【Xen】【KVM】
コンソールからログインします。
DVD-ROM(1枚目)をセットします。
以下のコマンドを実行してDVD-ROMをマウントします。
# mount -t iso9660 -r /dev/hdc DVD-ROMマウントポイント <RETURN>
注意
自動マウントデーモン(autofs)によりDVD-ROMの起動マウントを行うと、マウントオプションに"noexec"が設定されているため、インストーラの起動に失敗します。
以下のインストールコマンドを実行します。
# cd DVD-ROMマウントポイント <RETURN> # ./RcSetup.sh <RETURN>
"Express/Virtual Edition"を選択します。
"Agent installation"を選択します。
インストーラの対話指示に従って、インストールします。
接続先の管理サーバのホスト名またはIPアドレスを入力します。
SELinuxを利用する場合の設定
SELinuxを有効にする場合、本製品のインストール後にSELinuxの設定を行う必要があります。
設定方法については、「H.1.2 エージェント」を参照してください。
【Citrix Xen】
Citrix XenServerの場合、管理対象サーバを再起動してください。
【Xen】
Red Hat Enterprise Linux 5のLinux仮想マシン機能の場合で、VIOMによるI/O仮想化機能を使用していない場合、以下の手順を行ってください。
以下のコマンドでxendデーモンの自動起動指定を無効にしたあと、管理対象サーバを再起動します。
# chkconfig xend off <RETURN> |
再起動完了後、以下のコマンドでMACアドレスのバインド設定を更新し、xendデーモンの自動起動指定を有効にしたあと、xendデーモンを起動します。
# /usr/local/sbin/macbindconfig create <RETURN> |
注意
インストール失敗時の対処
インストールに失敗した場合、再起動後にインストールを行ったユーザーでログインし、アンインストール手順に従ってアンインストールしてください。
そのあと、出力されたメッセージの意味や対処方法を参考にして失敗した原因を取り除き、再インストールしてください。
本製品の使用ポートに対するファイアーウォール設定の無効化
ファイアーウォール設定が有効になっているシステムに本製品をインストールする場合、マネージャーとエージェント間の通信が問題なく行われるように、使用するポート番号のファイアーウォールを無効に設定してください。
例
【VMware】
# /usr/sbin/esxcfg-firewall -openPort 23458,tcp,in,"nfagent" <RETURN> |
本製品と必須ソフトウェアが使用するポート番号については、「設計ガイド VE」の「付録A ポート一覧」を参照してください。
なお、本製品のインストール時に、servicesファイルを編集してポート番号の変更を行った場合、「設計ガイド VE」の「付録A ポート一覧」に記載されている本製品のデフォルトのポート番号をインストールの際に変更したポート番号に読み替えてください。
コンソール以外からインストールした場合の対処【Xen】【KVM】
コンソール以外からログインしてインストールすると、インストール完了前に端末からのネットワーク接続が切断されて、インストールが正常に完了したことを確認できません。コンソールからログインして管理対象サーバを再起動してください。再起動完了後、「インストール失敗時の対処」の手順に従って、再インストールしてください。
関連サービスのアンインストール
本製品のインストール後に、ServerView Deployment Managerをインストールする場合、または同一サブネットにServerView Deployment Managerを配置する場合、関連サービスをアンインストールする必要があります。
関連サービスのアンインストール方法については、「リファレンスガイド (コマンド編) VE」の「5.1 deployment_service_uninstall」を参照してください。