List Creator互換印刷を指定する場合の留意事項を以下に示します。
帳票業務情報のプロパティ画面および帳票出力インタフェースのうち、出力方法が「印刷」の場合に指定できるものと同様のものが指定できます。
ただし、以下の指定は無効となります。
印刷プリンタ名
印刷プリンタ名は、List Worksで指定してください。
バーコード補正情報ファイル名
バーコードの補正情報を指定する場合は、帳票業務情報のプロパティ画面で指定してください。
印刷属性情報に関する指定
印刷属性情報(Print Managerと連携する機能)については指定しても無効となります。
帳票出力インタフェースで帳票印刷配信指定にList Creator互換印刷を指定した場合、電子保存情報(List Worksと連携する機能)は、以下の指定のみ有効になります。
帳票印刷配信時の配信フォルダID
電子帳票情報ファイル名
上記以外の指定および帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの指定は無効になります。
したがって、List Creator互換印刷に関する指定は、電子帳票情報ファイルで指定してください。
出力方法に「電子保存」を指定しても、電子保存装置名は指定は不要です。電子保存装置名を指定しても無効となります。
指定するメディアデータファイル名が重複しないように、一意名を指定してください(配置先(パス)が異なっても、ファイル名は一意にしてください)。
重複していた場合、同じファイルとして扱われ、正しく出力されない場合があります。
List Creatorでページ指定印刷(開始ページ、終了ページの指定)を行うと、指定した範囲だけの帳票が出力され、List Creatorで指定した開始ページがList Worksでは1ページ目になります。そのため、List Worksでは、List Creatorで指定した範囲外のページは出力できません。
マルチフォーム出力する場合、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの「両面印刷」は、以下のいずれかの設定を行ってください。
マルチフォーム出力するすべての帳票で、「プリンタ装置の設定にしたがう」を指定する
「プリンタ装置の設定にしたがう」は指定せず、「両面印刷しない」または「両面印刷する」のどちらかを指定する
マルチフォーム出力時に、「プリンタ装置の設定にしたがう」を指定した帳票と、「両面印刷しない」または「両面印刷する」を指定した帳票が混在した状態で、印刷面指定を帳票ごとに切り替えて出力すると、余分な空白ページが挿入されるなどの意図しない出力結果となる場合があります。
出力する帳票定義情報でパーティションの自動拡張を指定している場合、項目の文字ピッチを必ず指定してください。項目の文字ピッチを指定しない場合、List Creatorから直接プリンタに印刷した結果と、List Worksへ登録後に行った出力結果が一致しない場合があります。
これは、パーティションの自動拡張時、出力先のプリンタによってパーティションの高さが異なることがあるためです。
List Creator互換印刷で以下の機能を使用する場合、使用するList Worksのバージョンによりサポート範囲が異なります。使用する場合は、ご利用のList Worksのオンラインマニュアルを参照してください。
帳票定義情報での指定
バーコード項目に以下のバーコード種別を指定している場合
・Intelligent Mail Barcode
・GS1 DataBar Omnidirectional
・GS1 DataBar Truncated
・GS1 DataBar Stacked
・GS1 DataBar Stacked Omnidirectional
・GS1 DataBar Limited
・GS1 DataBar Expanded
・GS1 DataBar Expanded Stacked
帳票のプロパティ画面の[帳票定義体]タブで「Unicodeの文字を使用する」をチェックしている場合
矩形テキスト項目の[矩形]タブで「折返し後の行頭空白抑止」をチェックしている場合
矩形テキスト項目の[矩形]タブで「項目内の配置」の「縦方向の配置」に、「中央揃え」、または「下詰め」を指定している場合
組込みメディア項目の入力データとして、グラフデータを指定している場合
組合せフォーム出力機能を指定している場合
項目属性切替え機能を指定している場合
帳票出力環境設定ファイルで指定している各種情報は、List Works登録後の帳票を印刷する時には無効になります。List Worksからの印刷時に、指定を有効にするには、帳票出力情報ファイルで指定してください。
ただし、「LWMATQUALITY」は、List Creator互換印刷時に有効となるキーワードのため、帳票出力環境設定ファイルで指定することも可能です。
項目属性切替え機能を使用し、項目属性切替え定義ファイルを2つ指定する場合、指定するファイル名が重複しないように、一意名を指定してください。
配置先(パス)が異なっても、ファイル名は一意にしてください。
なお、重複している場合、同じファイルとして扱われ、正しく出力されない場合があります。