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Interstage List Creator V10.5.0 アプリケーション作成ガイド
FUJITSU Software

10.2.4 【UNIX系OS版】を使用する場合の環境設定

CFXカスタムタグインタフェースを使用する場合、ColdFusionのJava VMにList Creatorのライブラリ格納フォルダを設定する必要があります。

以下に、CFXカスタムタグインタフェースを使用する場合に必要な環境設定について説明します。

10.2.4.1 環境設定ファイルの編集

ColdFusionJavaVM構成ファイル

以下の環境設定ファイルをエディタツールで開き、編集します。

ColdFusionインストールディレクトリ/bin/jvm.config

「java.library.path」に、「/opt/FJSVoast/lib」および「/etc/opt/FSUNiconv/lib」を追記します。

OWFファイルを生成する場合は、「/opt/FJSVoastw/lib」も追記します。

10.2.4.2 環境変数の設定

10.2.4.2.1 LANG(必要時)

コマンドの実行環境の文字コード系(CFXカスタムタグインタフェースが帳票を扱うときの文字コード系)を指定する環境変数です。

EUCコード系、Shift-JISコード系、またはUNICODE(UTF8)コード系を指定してください。

文字コードは、この環境変数で必ず指定してください。

以下に、アプリケーションサーバのオペレーティングシステムごとに、環境変数LANGに指定できる値を示します。

アプリケーションサーバがSolarisの場合

指定できる値(*1)

意味

ja(*2)
ja_JP.eucJP(*2)

EUCコード系であることを示します。

ja_JP.PCK

Shift-JISコード系であることを示します。

ja_JP.UTF-8

UNICODE(UTF8)コード系であることを示します。

*1:
指定できる値以外の値(文字列)が指定された場合、帳票出力時に日本語が表示されないなどの問題が発生します。

*2:
「ja」または「ja_JP.eucJP」を指定した場合は、必ず環境変数OA_EUCTYPEでEUCコード種別(「u90」または「s90」)を指定してください。なお、「ja」または「ja_JP.eucJP」のどちらかを指定しても、動作に違いはありません。

アプリケーションサーバがLinuxの場合

指定できる値(*1)

意味

ja_JP.eucJP(*2)

EUCコード系であることを示します。

ja_JP.UTF-8

UNICODE(UTF8)コード系であることを示します。

*1:
指定できる値以外の値(文字列)が指定された場合、帳票出力時に日本語が表示されないなどの問題が発生します。

*2:
「ja_JP.eucJP」を指定した場合は、必ず環境変数OA_EUCTYPEでEUCコード種別(「u90」または「s90」)を指定してください。

以下に、指定例を示します。

例:環境変数LANGを指定する場合
(1) Bourneシェルを使用して UNICODE(UTF8)コード系を指定する場合

LANG=ja_JP.UTF-8
export LANG

10.2.4.2.2 OA_EUCTYPE(必要時)

文字コード系にEUCコード系を指定した場合、EUCコード種別を指定する環境変数です。

アプリケーションサーバがSolarisの場合

環境変数LANGにEUCコード系(「ja」または「ja_JP.eucJP」)を指定した場合は、必ずこの環境変数でEUCコード種別を指定してください。

なお、環境変数LANGにShift-JISコード系(「ja_JP.PCK」)、またはUNICODE(UTF8)コード系(「ja_JP.UTF-8」)を指定した場合は、この環境変数を指定しても無効になります。

アプリケーションサーバがLinuxの場合

環境変数LANGにEUCコード系(「ja_JP.eucJP」)を指定した場合は、必ずこの環境変数でEUCコード種別を指定してください。

なお、環境変数LANGにUNICODE(UTF8)コード系(「ja_JP.UTF-8」)を指定した場合は、この環境変数を指定しても無効になります。

以下に、環境変数OA_EUCTYPEで指定できる値を示します。

指定できる値

意味

u90(*1)

EUC(U90)コード系であることを示します。

s90(*1)

EUC(S90)コード系であることを示します。

*1:必ず小文字で指定してください。

以下に、指定例を示します。

例:環境変数LANGとOA_EUCTYPEを指定する場合
(1) Bourneシェルを使用してEUC(U90)コード系を指定する場合

LANG=ja_JP.eucJP
OA_EUCTYPE=u90
export LANG OA_EUCTYPE

(2) Bourneシェルを使用してEUC(S90)コード系を指定する場合

LANG=ja_JP.eucJP
OA_EUCTYPE=s90
export LANG OA_EUCTYPE

10.2.4.2.3 RN_CHARACTER_SET(必要時)(【Solaris版】のみ)

Database Direct連携機能を使用する場合に設定します。

Database Direct連携機能で使用する文字コード系を指定する環境変数です。

必ずShift-JISコード系を指定してください。

指定できる値

意味

SJIS

Shift-JISコード系であることを示します。

以下に、指定例を示します。

例:Bourneシェルを使用して環境変数RN_CHARACTER_SETを指定する場合

LANG=ja_JP.PCK
RN_CHARACTER_SET=SJIS
export LANG RN_CHARACTER_SET