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Interstage List Creator V10.5.0 アプリケーション作成ガイド
FUJITSU Software

5.5.2 アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合の環境設定

実行時には、以下の環境変数を設定してください。

5.5.2.1 CLASSPATHの設定(必須)

開発時

Javaソースをコンパイルするときには、Jarファイル(fjoajif.jar)をCLASSPATHに設定します。

以下にjavacコマンドでコンパイルするときの例を示します。

javac -classpath .:/opt/FJSVoast/classes/fjoajif.jar Xyz.java
                                                       (*1)

*1:コンパイルするソース名を指定します。

実行時

コンパイルしたプログラムを実行するときには、Jarファイル(fjoajif.jar)をCLASSPATHに設定します。List Creatorでローカル出力時にOWFファイル生成を行う場合は、CLASSPATHにJarファイル(fjoaweb.jar)も設定してください(リモート帳票出力およびコネクタ連携時は不要)。

コネクタ連携を行う場合は、CLASSPATHに以下のJarファイルを設定してください。

以下にjavaコマンドで実行するときの例を示します。

java -classpath .:/opt/FJSVoast/classes/fjoajif.jar Xyz
                                                    (*1)
または、
java -classpath .:/opt/FJSVoast/classes/fjoajif.jar:/opt/FJSVoastw/classes/fjoaweb.jar Xyz
                                                                                       (*1)
または、
java -classpath .:/opt/FJSVoast/classes/fjoajif.jar:
       /opt/FJSVoast/remoteprint/requester/lib/ardus.jar:
       /opt/FJSVoast/remoteprint/requester/lib/ardusobj.jar:
       /opt/FJSVoast/remoteprint/requester/lib/ArdusRepository.jar:
       /opt/FJSVoast/remoteprint/requester/lib/jomcli.jar:
       /opt/FJSVoast/remoteprint/requester/lib/jomrequester.jar   Xyz
                                                                  (*1)

*1:コンパイルしたJavaクラス名を指定します。

5.5.2.2 環境変数の設定(実行時)

実行時には、以下の環境変数を設定してください。

注意

  • Javaインタフェースを利用する環境によって、例に示す方法とは違う方法で環境変数を設定する必要がある場合があります。詳細については、ご利用になる環境のマニュアルを参照してください。

RN_CHARACTER_SET(必要時)(アプリケーションサーバがSolarisの場合のみ)

Database Direct連携機能を使用する場合に設定します。

Database Direct連携機能で使用する文字コード系を指定する環境変数です。

必ずShift-JISコード系を指定してください。

指定できる値

意味

SJIS

Shift-JISコード系であることを示します。

以下に、指定例を示します。

例:Bourneシェルを使用して環境変数RN_CHARACTER_SETを指定する場合

LANG=ja_JP.PCK
RN_CHARACTER_SET=SJIS
export LANG RN_CHARACTER_SET

LD_LIBRARY_PATH(必須)

List Creatorのライブラリ格納フォルダを指定する環境変数です。

Javaインタフェースは、JNI(Java Native Interface)を利用しているため、JNIのShared Libraryがロード可能なように、環境変数LD_LIBRARY_PATHを設定しておく必要があります。

この環境変数は、必ず指定してください。

この環境変数にList Creatorの以下のライブラリ格納フォルダが最優先になるように追加してください。

また、Charset Managerを使用する場合は、以下のライブラリ格納フォルダを追加してください。

LANG(必要時)

コマンドの実行環境の文字コード系(Javaインタフェースが帳票を扱うときの文字コード系)を指定する環境変数です。

EUCコード系か、Shift-JISコード系か、またはUNICODE(UTF8)コード系かを指定してください。

文字コードは、この環境変数、またはFormBaseインタフェースのsetFileTypeメソッドで必ず指定してください。

以下に、アプリケーションサーバのオペレーティングシステムごとに、環境変数LANGに指定できる値を示します。

アプリケーションサーバがSolarisの場合

指定できる値(*1)

意味

ja(*2)
ja_JP.eucJP(*2)

EUCコード系であることを示します。

ja_JP.PCK(*3)

Shift-JISコード系であることを示します。

ja_JP.UTF-8
en_US.UTF-8

UNICODE(UTF8)コード系であることを示します。

*1:
指定できる値以外の値(文字列)が指定された場合、帳票出力時に日本語が表示されないなどの問題が発生します。

*2:
「ja」または「ja_JP.eucJP」を指定した場合は、必ず環境変数OA_EUCTYPEでEUCコード種別(「u90」または「s90」)を指定してください。なお、「ja」または「ja_JP.eucJP」のどちらかを指定しても、動作に違いはありません。

*3:
Navigator連携機能、またはDatabase Direct連携機能を使用する場合は、必ず「ja_JP.PCK」を指定してください。

アプリケーションサーバがLinuxの場合

指定できる値(*1)

意味

ja_JP.eucJP(*2)

EUCコード系であることを示します。

ja_JP.UTF-8
en_US.UTF-8(*3)

UNICODE(UTF8)コード系であることを示します。

*1:
指定できる値以外の値(文字列)が指定された場合、帳票出力時に日本語が表示されないなどの問題が発生します。

*2:
「ja_JP.eucJP」を指定した場合は、必ず環境変数OA_EUCTYPEでEUCコード種別(「u90」または「s90」)を指定してください。

*3:
【Linux for x86/Linux for Itanium版】の場合、「en_US.UTF-8」は未サポートです。

以下に、指定例を示します。

例:環境変数LANG を指定する場合
(1) Bourneシェルを使用してUNICODE(UTF8)コード系を指定する場合

LANG=ja_JP.UTF-8
export LANG

(2) Bourneシェルを使用してShift-JISコード系を指定する場合(アプリケーションサーバがSolarisの場合)

LANG=ja_JP.PCK
export LANG

OA_EUCTYPE(必要時)

文字コード系にEUCコード系を指定した場合、EUCコード種別を指定する環境変数です。

アプリケーションサーバがSolarisの場合

環境変数LANGにEUCコード系(「ja」または「ja_JP.eucJP」)を指定した場合は、必ずこの環境変数でEUCコード種別を指定してください。

なお、環境変数LANGにShift-JISコード系(「ja_JP.PCK」)、またはUNICODE(UTF8)コード系(「ja_JP.UTF-8」など)を指定した場合は、この環境変数を指定しても無効になります。

アプリケーションサーバがLinuxの場合

環境変数LANGにEUCコード系(「ja_JP.eucJP」)を指定した場合は、必ずこの環境変数でEUCコード種別を指定してください。

なお、環境変数LANGにUNICODE(UTF8)コード系(「ja_JP.UTF-8」など)を指定した場合は、この環境変数を指定しても無効になります。

以下に、環境変数OA_EUCTYPEで指定できる値を示します。

指定できる値

意味

u90(*1)

EUC(U90)コード系であることを示します。

s90(*1)

EUC(S90)コード系であることを示します。

*1:必ず小文字で指定してください。

以下に、指定例を示します。

例:環境変数LANGとOA_EUCTYPEを指定する場合
(1) Bourneシェルを使用してEUC(U90)コード系を指定する場合

LANG=ja_JP.eucJP
OA_EUCTYPE=u90
export LANG OA_EUCTYPE

(2) Bourneシェルを使用してEUC(S90)コード系を指定する場合

LANG=ja_JP.eucJP
OA_EUCTYPE=s90
export LANG OA_EUCTYPE

注意

  • 帳票定義情報は、ユーザアプリケーションの実行環境に合わせてコード変換しておく必要があります。詳細については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。