動作環境や運用に応じて環境設定ファイルのキーと値を指定します。キーと値の指定を省略した場合、初期値で動作します。
環境設定ファイルのキーを、以下の表に示します。
キー名 | キーの設定内容(設定値) | 初期値 |
---|---|---|
TraceLogEx | 大量出力時に任意の期間分のトレースログを保存するかどうかを指定します。 | 0 |
TraceLevel | 帳票を出力するときのプログラムの処理結果やその他の情報の採取レベルを指定します。 | 3 |
NetworkTraceLevel | 帳票やデータファイル、メディアデータファイルなどをネットワーク転送する場合など、通信に関する処理結果やその他の情報の採取レベルを指定します。 | 0 |
TraceLogFileSize | トレースログのファイルサイズを64Mバイト~512Mバイトの範囲で指定します。
例1)2011年10月1日の8時30分に退避された場合 例2)2011年10月2日の0時0分に退避された場合 | 100 |
TraceLogKeep | トレースログファイルを保管する日数を0~365の範囲で指定します。
なお、「0」を指定した場合、無制限に保存されます。 | 7 |
TraceLogDir(*3) | トレースログファイルの格納ディレクトリをフルパスで指定します。
これらのログファイルの1ファイルの最大サイズは、TraceLogFileSizeキーで指定したサイズとなります。1ファイルの最大サイズを超える場合、古いトレースログファイルを退避し、上記のファイルは初期化されます。
このため、格納ディレクトリには、以下の空きディスク容量が必要です。 (1日の帳票出力数×帳票出力1回につき採取されるログのサイズ)×保存期間 | /var/opt/FJSVoast/log |
*1:
prsetlogコマンドで指定したトラブル発生時の調査用ログの採取環境が有効となります。
*2:
以下の場合、ネットワークトレースログの設定は無効となります。
・コネクタ連携機能使用時
・COBOLアプリケーション連携機能使用時
*3:
トレースログファイル格納ディレクトリが存在しない場合、トレースログファイルと同名のファイルが存在する場合、および、指定可能範囲を超えて指定した場合、List Creatorログサービスの起動に失敗します。
注意
トレースログファイル格納ディレクトリのアクセス権限は以下のとおりです。
トレースログファイル/トレースログファイル格納ディレクトリの所有者(root)
読み込み権、および書き込み権
他のユーザ
読み込み権
TraceLogDirキーには、トレースログファイルのみを配置するディレクトリを指定してください。
指定したディレクトリでは、トレースログファイルの作成、および削除を行うため、その他の資源は配置しないでください。