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Interstage List Creator V10.5.0 環境設定・帳票運用編
FUJITSU Software

F.2.3 環境設定ファイルのキー一覧

動作環境や運用に応じて環境設定ファイルのキーと値を指定します。キーと値の指定を省略した場合、初期値で動作します。

環境設定ファイルのキーを、以下の表に示します。

キー名

キーの設定内容(設定値)

初期値

TraceLogEx

大量出力時に任意の期間分のトレースログを保存するかどうかを指定します。
  0:任意の期間分のトレースログを保存しない(*1)
  1:任意の期間分のトレースログを保存する

0

TraceLevel

帳票を出力するときのプログラムの処理結果やその他の情報の採取レベルを指定します。
  1:LEVEL1
  2:LEVEL2
  3:LEVEL3

3

NetworkTraceLevel
(*2)

帳票やデータファイル、メディアデータファイルなどをネットワーク転送する場合など、通信に関する処理結果やその他の情報の採取レベルを指定します。
  0:ネットワークトレースを採取しない
  1:LEVEL1
  2:LEVEL2

0

TraceLogFileSize

トレースログのファイルサイズを64Mバイト~512Mバイトの範囲で指定します。
トレースログがいっぱいになった場合、新しいファイルを作成し、書き込みます。
採取されるトレースログファイルの目安については、以下を参照してください。
⇒“1.4 ご使用になる前に知っていただきたいこと”の
●トラブル発生に備えるために
トレースログがいっぱいになった場合、古いログファイルは以下のファイル名で保存されます。
トレースログファイル名ファイル作成日-退避時間

  • 「トレースログファイル名」は、以下のとおりです。

    • trslog

    • f3gbmeft.log

    • f3gbmiss.log

  • 「ファイル作成日_退避時間」は、年/月/日_時/分となります。
    以下に、例を示します。

        例1)2011年10月1日の8時30分に退避された場合
            「trslog_20111001_0830」

        例2)2011年10月2日の0時0分に退避された場合
            「trslog_20111001_2359」

100

TraceLogKeep

トレースログファイルを保管する日数を0~365の範囲で指定します。
トレースログファイルが作成された日の翌日から換算した日数が、トレースログファイルの保存期間となります。
保存期間を過ぎたトレースログファイルは、以下のいずれかのタイミングで削除されます。

  • 保存期間の最終日から翌日に日付が変わるタイミング
    (0時0分)

  • List Creatorログサービスの起動時

なお、「0」を指定した場合、無制限に保存されます。

7

TraceLogDir(*3)

トレースログファイルの格納ディレクトリをフルパスで指定します。
格納ディレクトリは、500バイト以内で指定してください。
トレースログを採取した場合、トレースログ格納ディレクトリに以下のログファイルが作成されます。

  • trslog

  • f3gbmeft.log

これらのログファイルの1ファイルの最大サイズは、TraceLogFileSizeキーで指定したサイズとなります。1ファイルの最大サイズを超える場合、古いトレースログファイルを退避し、上記のファイルは初期化されます。
また、トレースログ格納ディレクトリには、以下のログファイルも作成されます。

  • f3gbmiss.log(1ファイルの最大サイズは64Mバイト固定)

このため、格納ディレクトリには、以下の空きディスク容量が必要です。

(1日の帳票出力数×帳票出力1回につき採取されるログのサイズ)×保存期間
帳票出力1回につき、採取されるログのサイズの目安については、以下を参照してください。

⇒“1.4 ご使用になる前に知っていただきたいこと”の
●トラブル発生に備えるために

/var/opt/FJSVoast/log

*1:
prsetlogコマンドで指定したトラブル発生時の調査用ログの採取環境が有効となります。

*2:
以下の場合、ネットワークトレースログの設定は無効となります。
・コネクタ連携機能使用時
・COBOLアプリケーション連携機能使用時

*3:
トレースログファイル格納ディレクトリが存在しない場合、トレースログファイルと同名のファイルが存在する場合、および、指定可能範囲を超えて指定した場合、List Creatorログサービスの起動に失敗します。

注意

  • トレースログファイル格納ディレクトリのアクセス権限は以下のとおりです。

    • トレースログファイル/トレースログファイル格納ディレクトリの所有者(root)

      読み込み権、および書き込み権

    • 他のユーザ

      読み込み権

  • TraceLogDirキーには、トレースログファイルのみを配置するディレクトリを指定してください。

    指定したディレクトリでは、トレースログファイルの作成、および削除を行うため、その他の資源は配置しないでください。