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Interstage List Creator V10.5.0 環境設定・帳票運用編
FUJITSU Software

18.9 EUC(U90)の旧字体とShift-JISの新字体の対応定義について(【UNIX系OS版】の場合)

List Creatorは、帳票や入力データを文字コード変換して帳票を出力するため、正しく文字コード変換できない文字があると出力できません。特にEUC(U90)からShift-JISに文字コード変換する運用では、EUC(U90)のJIS第一水準、第二水準漢字のうち83年度JISで字体変更された旧字体は、Shift-JISに存在しないため出力されません。次の場合にこの現象が発生します。

Windowsへのリモート帳票出力時に次の文字を出力したい場合
  1. 入力データがEUC(U90)で、入力データに83年度JIS改訂文字を指定したい場合

  2. 入力データがEUC(U90)で、帳票に指定した以下の演算子に83年度JIS改訂文字を指定したい場合
    (帳票の項目に指定した固定リテラル、矩形固定リテラル、ラジオボタン項目のラベル、チェックボックス項目のラベル、オーバレイ文字、矩形オーバレイ文字は出力されます)

    ‐SET
    ‐HEADSTR
    ‐TAILSTR
    ‐CONNECTSTR
    ‐LEFTSTR
    ‐LEFTBSTR
    ‐MIDSTR
    ‐MIDBSTR
    ‐RIGHTSTR
    ‐RIGHTBSTR
    ‐RPLSTR
    ‐CASE

この場合、Charset Managerの文字コード変換表カスタマイズ機能を使用することにより、EUC(U90)の旧字体をShift-JISの新字体に対応付けし、新字体で出力できます。

1.の文字を出力したい場合は(2)を、2.の文字を出力したい場合は(1)と(2)を行ってください。

(1) 帳票を設計するWindows上で制御文入力ファイルを登録する

「Charset Managerインストールディレクトリ\ADJUST\DATA」配下に“表18.60 EUC(U90)の旧字体とShift-JISの新字体の対応定義ファイル”で示した制御文入力ファイルが格納されていますので登録してください。登録方法については、Charset Managerのソフトウェア説明書またはマニュアルを参照してください。

(2)アプリケーションサーバ上で文字コード変換表を登録する
●アプリケーションサーバがSolarisの場合

「/opt/FJSVoast/usrtbl/」配下に“表18.60 EUC(U90)の旧字体とShift-JISの新字体の対応定義ファイル”で示した制御文入力ファイルが格納されていますので登録してください。登録方法については、Charset Managerのマニュアルを参照してください。

表18.60 EUC(U90)の旧字体とShift-JISの新字体の対応定義ファイル

目的

登録するファイル

EUC(U90)の旧字体とShift-JISの新字体の対応定義表

S_U90MS.CTL

●アプリケーションサーバがLinuxの場合

登録方法については、Charset Managerのマニュアルの文字コード変換表カスタマイズ機能についての記載を参照してください。