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Interstage List Creator V10.5.0 環境設定・帳票運用編
FUJITSU Software

18.6.4 利用者定義文字の出力手順

利用者定義文字を出力する手順について説明します。

なお、利用者定義文字の登録や、登録した利用者定義文字を他プラットフォームで使用する場合については、Charset Managerのマニュアルを参照してください。

帳票に利用者定義文字を指定して出力したい場合

入力データの文字コードごとに、利用者定義文字を以下の手順で登録することにより出力できます。

帳票設計時

帳票を設計するコンピュータ(Windows)上で利用者定義文字を登録し、帳票を作成します。

  1. 18.51の(1)の範囲に利用者定義文字を登録します。

  2. 帳票設計時に、登録した利用者定義文字を項目に指定します。

帳票出力時

帳票を出力するWebクライアントのコンピュータ(Windows)上に利用者定義文字を登録し、帳票を出力します。

  1. 18.51の(2)の範囲に帳票を設計したWindows上で登録した利用者定義文字と同じものを登録します。

  2. 帳票を出力するWebクライアントのコンピュータに配置します。

  3. 帳票を出力します。

表18.51 帳票に指定できる利用者定義文字の文字コード範囲(Webアプリケーション連携時)

帳票の
文字コード系

(1)
帳票を設計するWindows上で利用者定義域を登録するときの文字コード範囲(16進)
(Shift-JISの文字コード域)

(2)
帳票を出力するWebクライアントのコンピュータ上に利用者定義文字を登録するときの文字コード範囲(16進)

Shift-JIS
EUC(U90)
Solaris標準EUC
UNICODE(UTF8)

F040~F9FC

EUC(S90)

F040~F4FC

例えば、入力データがEUC(S90)の場合、「F4FC」に登録した利用者定義文字を帳票の項目に指定して帳票を出力すると、Webクライアントのコンピュータの「F4FC」に登録された利用者定義文字が出力されます。

入力データに利用者定義文字を指定して出力したい場合

帳票出力時

帳票を出力するWebクライアントのコンピュータ(Windows)上で利用者定義文字を登録し、帳票を出力します。

  1. 18.52の(1)の範囲で利用者定義文字を登録します。

  2. アプリケーションは、入力データに18.52の(2)の範囲の文字コードを指定して帳票を出力します。

表18.52 入力データに指定できる利用者定義文字の文字コード範囲(Webアプリケーション連携時)

入力データの

文字コード系

(1)

帳票を出力するWebクライアントのコンピュータ上に利用者定義文字を登録するときの文字コード範囲(16進)
(Shift-JISの文字コード域)

(2)

入力データに指定する利用者定義域の文字コード範囲(16進)
(入力データの文字コード域)

Shift-JIS

F040~F9FC

F040~F9FC

EUC(U90)

F040~F9FC

8FE5A1~8FF8FE

UNICODE(UTF8)

EE8080~EFA3BD

EUC(S90)

F040~F4FC

F5A1~FEFE

Solaris標準EUC

F040~F4FC

F5A1~FEFE

F540~F9FC

8FF5A1~8FFEFE

例えば、入力データがEUC(S90)の場合、入力データに「F5A1」を記述して帳票を出力すると、Webクライアントのコンピュータの「F040」に登録した利用者定義文字が出力されます。