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Interstage List Creator V10.5.0 環境設定・帳票運用編
FUJITSU Software

18.2.4 利用者定義文字の出力手順

利用者定義文字を出力する手順について説明します。

なお、利用者定義文字の登録や、登録した利用者定義文字を他プラットフォームで使用する場合については、Charset Managerのマニュアルを参照してください。

帳票に利用者定義文字を指定して出力したい場合

入力データの文字コードごとに、利用者定義文字を以下の手順で登録することにより出力できます。

帳票設計時

帳票を設計するコンピュータ(Windows)上で利用者定義文字を登録し、帳票を作成します。

  1. 18.21の(1)の範囲に利用者定義文字を登録します。

  2. 帳票設計時に、登録した利用者定義文字を項目に指定します。

帳票出力時

帳票出力サーバ(UNIX系OS)上で帳票を出力します。

  1. 帳票を帳票出力サーバに配置します。

  2. 帳票を出力します。

List Worksでの帳票表示時

List Worksで帳票を表示するコンピュータ(List Worksクライアント)上で利用者定義文字を登録し、帳票を表示します。

  1. 18.21の(2)の範囲に帳票を設計したWindows上で登録した利用者定義文字と同じものを登録します。

  2. List Worksで帳票を表示します。

表18.21 帳票に利用者定義文字を指定したい場合(電子保存時)

入力データの
文字コード系

(1)
帳票を設計するWindows上で利用者定義域を登録するときの文字コード範囲(16進)
(Shift-JISの文字コード域)

(2)
List Worksで帳票を表示するコンピュータ上に利用者定義文字を登録するときの文字コード範囲(16進)
(Shift-JISの文字コード域)

Shift-JIS
EUC(U90)
UNICODE(UTF8)

F040~F9FC

F040~F9FC

EUC(S90)

F040~F4FC

F040~F4FC

例えば、入力データがEUC(S90)の場合、「F4FC」に登録した利用者定義文字を帳票の項目に指定して帳票を出力すると、List Worksで帳票を表示するコンピュータの「F4FC」に登録された利用者定義文字がList Worksで表示されます。

入力データに利用者定義文字を指定して出力したい場合

入力データの文字コードごとに、利用者定義文字を以下の手順で登録することにより出力できます。

帳票出力時

帳票出力サーバ(UNIX系OS)上で帳票を出力します。

  1. アプリケーションは、入力データに18.22の(2)の範囲の文字コードを指定して帳票を出力します。

List Worksでの帳票表示時

List Worksで帳票を表示するコンピュータ(List Worksクライアント)上で利用者定義文字を登録し、帳票を表示します。

  1. 18.22の(1)の範囲に利用者定義文字を登録します。

  2. List Worksで帳票を表示します。

表18.22 入力データに利用者定義文字を指定したい場合(電子保存時)

入力データの
文字コード系

(1)
List Worksで帳票を表示するコンピュータ上に利用者定義文字を登録するときの文字コード範囲(16進)
(Shift-JISの文字コード域)

(2)
入力データに指定する利用者定義域の文字コード範囲(16進)
(入力データの文字コード域)

Shift-JIS

F040~F9FC

F040~F9FC

EUC(U90)

8FE5A1~8FF8FE

EUC(S90)

F040~F4FC

F5A1~FEFE

UNICODE(UTF8)

F040~F9FC

EE8080~EE9D97

例えば、入力データがShift-JISの場合、入力データに「F9FC」と記述して帳票を出力すると、
List Worksで帳票を表示するコンピュータの「F9FC」に登録した利用者定義文字がList Worksで表示されます。