外字エンベッド機能を使用する場合、以下の注意事項があります。
外字をエンベッドすると、生成されるOWFファイルのサイズが大きくなり、OWFファイルを生成する時間も長くなります。
OWFファイルに外字をエンベッドする場合は、フォントすべてがエンベッドされるのではなく、外字のみエンベッドされます。
したがって、帳票に使用されている外字以外のフォントファイルは、あらかじめWebクライアントにインストールしておく必要があります。
外字をエンベッドした場合にも、Webクライアントにフォントをインストールする必要があります。例えば、帳票定義時に項目のフォントに「MS明朝」を使用した場合には、Webクライアントに「MS明朝」のフォントがインストールされていなければなりません。
外字をエンベッドし、Webクライアントで印刷した場合、スプールデータは「RAW形式」のデータでスプールされます。
プリンタドライバにFinePrintなどの印刷ツールを使用して印刷するとき、外字が正しく印刷されない場合があります。この場合、FinePrintで設定されているプリンタで、スプールデータ形式に「RAW形式」を設定してください。
オーバレイ文字に外字が指定されている場合は、無効になります。
入力データ形式が「XML形式」でマルチフォーム出力する場合、以下の帳票出力インタフェースには、出力する順序で帳票名を指定してください。
コマンドの場合
-gcmformオプション
Javaインタフェースの場合
FormsFileクラス、FormsStreamクラスのsetLcFormメソッド
.NETインタフェースの場合
FormsFileクラスのLcFormプロパティ
COMインタフェースの場合
LcFormプロパティ
なお、帳票に置換フォントが設定されている場合は、指定する先頭の帳票の置換フォントの設定が有効になります。
外字をエンベッドして出力する場合、Webプラグインが複数同時に起動されても印刷やプレビューを一度に行うことはできません。Webプラグインを複数同時に起動した場合は、印刷やプレビューは順に行われます。
外字フォントファイルは同時に10ファイル以上は使用しないでください。したがって、Webプラグインの起動数に注意してください。例えば、1帳票に2つのフォントを使用している場合、それぞれの外字を印刷およびプレビューするときはWebプラグインを5つ以上起動しないでください。
外字を登録するプログラム(外字エディタなど)を使用する場合は、Webプラグインを起動しているWebブラウザをすべて閉じてください。
外字をエンベッドして出力する場合、Webプラグインで以下のエラーメッセージが表示されることがあります。この場合、再度、出力してください。
“フォント処理に失敗しました。詳細コード:-5005”