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Interstage List Creator V10.5.0 帳票設計編
FUJITSU Software

B.4.25 制御脚書きパーティションに条件付きの項目を出力したい

この方法は、集計表形式およびフリーフレーム形式で使用できます。

ここでは、集計表形式の御見積書で見積書番号ごとの合計を出力する際、合計が1,000,000円を超える場合だけ手数料を出力する方法を例に説明します。

=操作手順=
  1. 帳票様式定義画面で、「見積書番号」、「製品名」、「金額」を定義します。「金額」は数字項目として定義します。

  2. 帳票様式定義画面で制御脚書きパーティション(CF1)を定義し、「合計」、「手数料」を定義します。「合計」は数字項目として定義します。

  3. データ定義画面の[データ定義]タブで、「見積書番号」のオペランドに「BREAK」を指定します。

    ⇒「見積書番号」に対するデータが変わったことを検知します。

  4. データ定義画面の[データ定義]タブで、「合計」のオペランドに「SUM(金額)」を指定します。

    ⇒「見積書番号」ごとの合計を計算します。

  5. データ定義画面の[データ定義]タブで、「手数料」のオペランドに「CASE(合計 > 1000000, "※別途、手数料10,000円が必要です。")DEFAULT(_NULL_)」を指定します。

    ⇒「合計」が1,000,000円を超える場合に"※別途、手数料10,000円が必要です。"を出力し、それ以外の場合には何も出力しません。

  6. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「DETAIL」段落を追加し、「COMPUTE  合計」を記述します。

    ⇒1明細出力するたびに「合計」に「金額」を加算します。

  7. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「CNTL-FOOT」段落を追加し、「見積書番号」と2.で定義した制御脚書きパーティション名(CF1)を記述します。また、「COMPUTE  手数料」を記述します。

    ⇒「見積書番号」に対するデータが変わるタイミングで制御脚書きパーティション(CF1)を出力します。

例)

[データ定義]タブ

データ項目名

オペランド

見積書番号

BREAK

製品名

  

金額

  

合計

SUM(金額)

手数料

CASE(合計 > 1000000, "※別途、手数料10,000円が必要です。") DEFAULT(_NULL_)

[拡張定義]タブ
DETAIL  
COMPUTE  合計
CNTL-FOOT  見積書番号  CF1 
COMPUTE  手数料

ポイント

  • この機能は、Windows用帳票サンプル「御見積書2」、UNIX系OS用帳票サンプル「MITUMOR2」で使用しています。