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Interstage List Creator V10.5.0 帳票設計編
FUJITSU Software

B.4.11 帳票の先頭に総合計を出力したい

この方法は、集計表形式で使用できます。

集計表形式の帳票を使用してデータの集計を行うには、データ定義画面の[拡張定義]タブで設定を行う必要があります。

ここでは、集計表形式の御見積書で金額の総合計を計算し、帳票の先頭(レポート頭書きパーティション)に合計税込み金額を出力する方法を例に説明します。

=操作手順=
  1. 帳票定義様式画面で、数字項目として「数量」、「単価」、および「金額」を定義します。

  2. 帳票定義様式画面で、レポート頭書きパーティション(RH)を定義し、数字項目として「合計税込み」を定義します。

  3. データ定義画面の[データ定義]タブで、「金額」のオペランドに「MUL(数量,単価)」を指定します。

    ⇒「数量」と「単価」の積を計算します。

  4. データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブで、「合計データ」のオペランドに「TSUM(金額)」を指定します。

    ⇒「金額」の総合計を計算します。

  5. データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブで、「合計税込み」のオペランドに「MUL(合計データ,1.05)」を指定します。

    ⇒「合計データ」の消費税込みの値を計算します。

  6. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「REPORT-HEAD」段落を追加し、「COMPUTE  合計税込み」を記述します。

    ⇒レポート頭書きパーティションを出力するタイミングで「合計税込み」を計算します。

  7. データ定義画面の[拡張定義]タブで、「DETAIL」段落を追加し、「COMPUTE  金額」 と「COMPUTE  合計データ」を記述します。

    ⇒1 明細出力するたびに「金額」を計算します。また、1 明細出力するたびに「合計データ」に計算後の「金額」を加算します。

例)

[データ定義]タブ

データ項目名

オペランド

数量

単価

金額

MUL(数量,単価)

[データ定義(レポート頭書き)]タブ

データ項目名

オペランド

合計データ

TSUM(金額)

合計税込み

MUL(合計データ,1.05)

[拡張定義]タブ
REPORT-HEAD
COMPUTE 合計税込み
DETAIL DE 
COMPUTE 金額
COMPUTE 合計データ

ポイント

  • TSUM関数の演算結果に対して演算したい場合、TSUM関数を指定する項目は、非出力項目(レコードのみ項目)として定義します。

  • この機能は、Windows用帳票サンプル「御見積書4」、UNIX系OS用帳票サンプル「MITUMOR4」で使用しています。