ここでは、請求書の得意先名ごとに、月単位の合計金額、および得意先の総合計金額を出力する方法を説明します。
帳票様式定義画面で、「得意先名」、「月」、「金額」、「月合計金額」、および「請求額」を定義します。「金額」、「月合計金額」、および「請求額」は数字項目として定義します。
データ定義画面の[データ定義]タブで、「得意先名」のオペランドに「BREAK」を指定します。
⇒「得意先名」に対するデータが変わったことを検知します。
データ定義画面の[データ定義]タブで、「月合計金額」のオペランドに「SUM(金額)」を指定します。
⇒「月」ごとの合計を計算します。
データ定義画面の[データ定義]タブで、「請求額」のオペランドに「BSUM(月合計金額)」を指定します。
⇒「得意先名」ごとの合計を計算します。
例)
データ項目名 | オペランド |
---|---|
得意先名 | BREAK |
月 | |
金額 | |
月合計金額 | SUM(金額) |
請求額 | BSUM(月合計金額) |
ポイント
伝票形式の場合、SUM関数、またはBSUM関数を指定する項目は、[データ定義]タブで、BREAK を指定した項目よりも後ろに並べます。
集計表形式、またはフリーフレーム形式の帳票で、BSUM関数に制御レベルを指定する場合は、BREAKに指定した制御レベルを指定します。
BSUM関数の演算結果に対して演算したい場合、BSUM関数を指定する項目は、非出力項目(レコードのみ項目)として定義します。
この機能は、Windows用帳票サンプル「賃借対照表」、UNIX系OS用帳票サンプル「TAISYAK」で使用しています。