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Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編
FUJITSU Software

7.6.2 USBデバイスを登録する

登録は、システム管理者または部門管理者が行います。
サーバ設定ツールの[管理者情報設定]画面の[詳細権限]で、[USB/PCカード登録/更新/削除]権限が設定されている必要があります。

登録は、管理コンソールで行います。
3階層のシステム構成の場合は、統合管理サーバに接続する管理コンソールで登録します。ユーザー情報の一元管理の実施には関係ありません。

登録可能なUSBデバイスは、10,000個です。
以下の条件をすべて満たすUSBデバイスを登録できます。

登録できるUSBデバイスの例は、以下のとおりです。

USBデバイス

説明および注意

USBフラッシュメモリ

USB-HUB経由も登録できます。

USBハードディスク

USB-HUB経由も登録できます。

USBカードリーダー/ライタ経由SDカード、など

装置自身を登録可能なUSBデバイスとして認識します。 装着したメモリ媒体を個々に認識することはできません。

USBフロッピィディスク装置

装置自身を登録可能なUSBデバイスとして認識します。 装着したフロッピィメディアを個々に認識することはできません。

USB MO装置

装置自身を登録可能なUSBデバイスとして認識します。 装着したMOメディアを個々に認識することはできません。

ポータブルデバイス/イメージングデバイス

装置自身を登録可能なUSBデバイスとして認識します。装着したメモリ媒体を個々に認識することはできません。

USB DVD/CD-R/RW装置

装置自身を登録可能なUSBデバイスとして認識します。装着したDVD/CDメディアを個々に認識することはできません。

USBデバイスは、複数の異なる識別方法で登録できます。

例:[完全一致]と[製品一致]で登録する。

異なる識別方法で登録できるパターンは、以下のとおりです。

この場合に、管理サーバでUSBデバイスの使用可否を判定する場合には以下の優先順位でUSBデバイスが登録されているかを判断します。

[完全一致]→[シリアル一致]→[製品一致]→[使用不可]

複数の識別方法で登録されていることを判断した場合には、最終接続日、最終使用ユーザー、最終使用コンピュータ名は、いずれの場合も一致したすべてのUSBデバイスに対して更新されます。

また、[USBデバイス使用期限]設定を行っている場合、USBデバイスの使用期限は、以下の表のルールで更新を行います。

USBデバイス登録方法

使用期限超過状態

使用期限を更新するUSBデバイス

[完全一致]と[製品一致]で登録

[完全一致]で登録したUSBデバイスが使用期限切れの場合

[製品一致]のUSBデバイスを更新します。

[製品一致]で登録したUSBデバイスが使用期限切れの場合

[完全一致]、[製品一致]のUSBデバイスいずれも更新します。

いずれの使用期限も切れていない場合

[完全一致]、[製品一致]のUSBデバイスいずれも更新します。

[シリアル一致]と[製品一致]で登録

[シリアル一致]で登録したUSBデバイスが使用期限切れの場合

[製品一致]のUSBデバイスを更新します。

[製品一致]で登録したUSBデバイスが使用期限切れの場合

[シリアル一致]、[製品一致]のUSBデバイスいずれも更新します。

いずれの使用期限も切れていない場合

[シリアル一致]、[製品一致]のUSBデバイスいずれも更新します。

[製品一致]と[使用不可]で登録 (注)

[製品一致]で登録したUSBデバイスが使用期限切れの場合

使用期限は更新しません。

[使用不可]で登録したUSBデバイスが使用期限切れの場合

[製品一致]、[使用不可]のUSBデバイスいずれも更新します。

いずれの使用期限も切れていない場合

[製品一致]、[使用不可]のUSBデバイスいずれも更新します。

注) [完全一致]と[使用不可]または、[シリアル一致]と[使用不可]で登録した場合も同一です。
この場合、「使用期限超過状態」および「使用期限を更新するUSBデバイス」の説明は、[製品一致]を[完全一致]または[シリアル一致]に読み替えてください。

登録したデバイス情報は、CTポリシーまたはユーザーポリシーとして配信できます。

USBデバイスの登録手順については、“2.4.3 USB/PCカードを登録する”を参照してください。