状況画面では、以下の監査項目に該当するPCの数をグラフで表示します。
ファイルを持出したPC
ファイル持出し操作が行われたPCの数を表示します。ファイル持出しログ/ファイル操作ログに対して、集計期間、持出し先の外部記憶媒体のドライブ種別、持出し元のフォルダパスの条件を付けて集計します。
時間外に利用したPC
管理者が、PC利用時間外と定義した時間帯にログオン/ログオフされたPCの数を表示します。ログオン/ログオフログに対して、集計期間、曜日、時間帯の条件を付けて集計します。
不審なアクセスが行われたPC
不審なアクセスが行われたPCの数を表示します。ログオン/ログオフログに対して、セーフモードによるPC起動、ローカルユーザーによるログイン(ドメイン運用環境においてローカルユーザーでのアクセスを検知したい場合などに使用)、管理者権限によるログインの条件を付けて集計します。
長期間未接続のPC
長期間ネットワークに接続されていないPC、長期間利用されていないPCの数を表示します。Systemwalker Desktop Keeperのポリシー配信状況に対して、未接続の期間の条件を付けて集計します。
長期間未接続のスマートデバイス
長期間ネットワークに接続されていないスマートデバイス、クライアント機能がアンインストールされた恐れのあるスマートデバイスの数を表示します。Systemwalker Desktop Keeperのポリシー配信状況に対して、未接続の期間の条件を付けて集計します。
禁止したデバイスの使用を阻止したPC
禁止したデバイスを使用しようとして阻止されたPCの数を表示します。
デバイス構成変更ログの区分が違反のログに対して、集計期間の条件を付けて集計します。
禁止したアカウントグループの使用を阻止したPC
禁止したアカウントグループに属するユーザーIDでログオンしようとして阻止されたPCの数を表示します。
ログオン禁止ログ(注)に対して、集計期間の条件を付けて集計します。
注) 「ログオン禁止」ポリシーで指定したグループに所属するユーザーIDを利用しようとした場合に違反記録されます。
禁止したアプリケーションの使用を阻止した端末
禁止したアプリケーションを起動しようとして阻止された端末(PCおよびスマートデバイス)の数を表示します。
アプリケーション起動禁止ログ(注1)とアプリケーション使用禁止ログ(注2)に対して、集計期間の条件を付けて集計します。
注1) 「アプリケーション起動禁止」ポリシーで指定したアプリケーションを起動しようとした場合に違反記録されます。
注2) 「アプリケーション使用禁止」ポリシーで指定したアプリケーションを使用しようとした場合に違反記録されます。
禁止した印刷を阻止したPC
禁止した印刷を行おうとして阻止されたPCの数を表示します。
印刷禁止ログ(注)に対して、集計期間の条件を付けて集計します。
注) 「印刷禁止」ポリシーで印刷許可アプリケーションとして指定されたアプリケーション以外から印刷しようとした場合に違反記録されます。
禁止した添付ファイル付メール送信を阻止したPC
禁止した添付ファイルをメール送信しようとして阻止されたPCの数を表示します。
メール添付禁止ログ(注)に対して、集計期間の条件を付けて集計します。
SMTPによるメール送信だけを対象としています。
注) 「メール送信」ポリシーで指定した添付禁止ファイルをメールに添付して送信しようとした場合に違反記録されます。
各項目の表示/非表示は、システム管理者が設定できます。
設定項目の詳細については、“2.7.1 状況画面を利用するための準備をする”を参照してください。
確認手順は、以下のとおりです。
状況画面で、監査項目を決定します。
(1) タイトル(割合):監査項目のタイトルです。()内の割合は、管理対象となる全PCの何%が該当するかを示します。
(2) 該当PC台数:該当するPCの台数を表示します。台数をクリックすると、[CT操作ログ - 問題PC一覧]画面が表示されます。詳細は、“[CT操作ログ - 問題PC一覧]画面”を参照してください。
ステータスアイコン:該当PC台数の状況をアイコンで表示します。
:該当台数が0台の場合に表示されます。
:該当台数が1台以上の場合に表示されます。
(3) 割合棒グラフ:該当PC台数の割合を棒グラフで表示します。
(4) [詳細表示]:棒グラフの下に、部門別のPC台数が、表と円グラフで表示されます。詳細は、“部門別のPC台数”を参照してください。
その項目の[詳細表示]ボタンをクリックして、問題となるPCが所属する部門を把握します。
ログビューアでのログ検索時、どのCTグループを検索対象にすればよいか、わかります。
部門別のPC台数を表示します。
初期状態は、ログインしているユーザーが管理している部門の最上位部門の情報が表示されます。
(a) 対象部門:表示している部門の階層を表します。[集計対象の部門]で選択された部門がいちばん左に表示されます。
(b) 円グラフ:部門ごとの該当PCの数と、全体に占める割合を表示します。
(c) ランキング表:部門ごとに、該当PCの数と全体に占める割合を、順位をつけて表示します。
台数をクリックすると、[問題PC一覧]が表示されます。
部門名をクリックすると、対象部門、円グラフ、ランキング表が、選択した部門配下の情報に変更されます。
例:対象部門表示が「xx本部 > xx事業部」の場合
ランキング表の[部門名]をクリックすると、対象部門表示は「xx本部 > xx事業部 > xx部」に変化し、円グラフおよびランキング表は、部配下のxx課の階層の単位で表示されます。
該当PC台数をクリックします。
→[問題PC一覧]が表示されます。
(a) [検索場所]:システム管理者がログインしている場合は、[ルート]と表示されます。部門管理者がログインしている場合は、部門管理者が選択した部門(CTグループ)が表示されます。
(b) [条件の説明]:監査項目のタイトル、該当PC数を集計したときの条件が表示されます。
(c) [問題PC一覧]:[条件の説明]内容に合致するPCの一覧が表示されます。[グループ]や[名称]などの項目名は、ログビューアの[表示項目設定]画面で設定した情報が表示されます。設定方法の詳細は、“検索CT一覧の表示項目を設定する”を参照してください。
ただし、項目名の[管理サーバ]は、ログビューアの[表示項目設定]画面で設定できません。必ず、右端に表示されます。
[名称]をクリックすると、ログビューアが起動され、検索画面が表示されます。操作方法は、“5.2.1 [CT操作ログ]画面で参照する”を参照してください。
[問題PC一覧]の中から、ログ検索を行うクライアント(CT)の[名称]をクリックします。
→ログビューアが起動され、検索結果が表示されます。問題となるPCで行われた操作を把握できます。
検索結果には、[環境設定]で指定した条件に合致しないものも含まれる場合があります。