端末間接続情報による端末間のログ紐付け
端末間でログを紐付けるためには、接続元、接続先両方にクライアント(CT)がインストールされている必要があります。片方だけにクライアント(CT)がインストールされている場合、接続・切断の情報とクライアント(CT)がインストールされている端末のログだけ取得されます。
サーバ設定ツールのシステム設定で、「端末間の接続情報を取得する」を設定している場合、以下のログは必ず取得されるようになります。ポリシーとして「取得しない」設定にすることはできません。
ログオンログ
ログオフログ
PC起動ログ
PC終了ログ
PC休止ログ
PC復帰ログ
PC接続ログ
PC切断ログ
上記ログを取得したくない場合は、サーバ設定ツールのシステム設定で、「端末間の接続情報を取得しない」に設定してください。ただし、この場合は、接続元・接続先端末のログは紐付けされません。
物理・仮想を問わず、端末に対して同じユーザーでの複数ログオンが許可されている場合、同じユーザーで別々にログオンしても、一人のユーザーの操作とみなし、それぞれのログオン時の操作が一くくりで時系列に表示されます。
接続元端末、接続先端末のログ検索は同じ時間を指定して検索します。そのため、それぞれの端末の時刻がずれている場合、一連の操作のログとして検索できないことがあります。接続元端末、接続先端末の時刻は合わせておいてください。
ログ検索を行う端末と、接続元、接続先の端末が異なる管理サーバに登録されている場合があるため、3階層構成の環境においては、必ず統合管理サーバに接続してログ検索を実施してください。下位管理サーバに接続してログ検索を実施した場合、接続元、接続先端末の検索は実施しません。
Hyper-V上の仮想OSについては、Hyper-Vマネージャーから接続した場合、ローカルから接続したと見なされるため、端末間接続の対象とはなりません。仮想OSに対してリモートデスクトップ接続を行った場合は端末間接続とみなし、ログを取得できます。
VMware View上の仮想OSについては、接続情報が取得できないため、端末間接続の対象とはなりません。仮想OSに対してリモートデスクトップ接続を行った場合は端末間接続とみなされ、ログを取得できます。
PC接続ログ、PC切断ログ内の接続相手の端末種別については、以下の場合、正しい情報が取得できないため、「物理PC」と表示されます。
リモートデスクトップ接続で接続した場合の接続元、接続先両端末のPC接続ログ、PC切断ログ
Citrix XenApp、Citrix XenDesktopの仮想端末に接続した場合の仮想端末側のPC接続ログ、PC切断ログ
端末に接続した際に、複数のPC接続ログ、またはPC切断ログが同時に取得される場合があります。