コマンドプロンプト操作ログは、Windowsの[コマンドプロンプト]で起動された場合だけ採取されます。「cmd.exe」や「command.com」を直接起動した場合、コマンドプロンプト操作ログは採取されません。
また、コマンドプロンプト内でのIME(Input Method Editor)は、Microsoft社のIMEだけをサポートします。
ただし、以下の場合、Windowsの[コマンドプロンプト]を起動しても、コマンドプロンプト操作ログは採取されません。
バッチファイル内の処理内容
「start」コマンドの操作
独自のコンソール出力を使用しているアプリケーションの出力結果(例:「telnet」、「doskey」、「debug」など)
出力結果の多いコマンドを実行した場合、採取されたコマンドプロンプト操作ログをログビューアで確認すると、ログの行がずれて表示されるときがあります。
1つのコマンドの実行あたり、出力結果が300行を超えた場合、最後の300行だけログを採取します。
コマンドプロンプト操作ログは、「exit」コマンドまたは「×」ボタンによりコマンドプロンプトのウィンドウが閉じられたあとに、統合管理サーバまたは管理サーバに採取されます。そのため、クライアント(CT)を使用しているユーザーがコマンドプロンプトのウィンドウを閉じない場合、コマンドプロンプト操作ログは、採取されません。
コマンドプロンプトのプロパティ(画面バッファのサイズやウィンドウのサイズなど)を変更した場合(コマンドによってプロパティを変更した場合も含む)、以下の状態になるときがあります。
変更した設定が有効にならない
画面の表示が乱れる
ログの一部が採取されない
また、変更したプロパティは、クライアント(CT)の次回起動時には有効になりません。
コマンドプロンプト操作ログが採取されるとき、入力されたコマンドの直前に、実行した日付と時刻が挿入されます。そのため、ログビューアで参照すると、コマンドプロンプト上にはなかった日付と時刻が表示されます。
ただし、コマンドの出力が終了する前に次のコマンドを入力されるなど、タイミングによっては、入力されたコマンドの直前に、実行した日付と時刻が挿入されないときがあります。また、出力結果が多い場合など、日付と時刻が途中に挿入されるときがあります。
コマンドプロンプトでの表示例
C:\Documents and Settings\Administrator>dir ドライブ C のボリューム ラベルがありません。 ボリューム シリアル番号は EC12-57D0 です
ログビューアでの表示例
--[2013/09/05 13:37:19]-- C:\Documents and Settings\Administrator>dir
コマンド入力により画面が再表示されるコマンドは、1回のコマンド入力でログが2回採取されます。(例:「append」コマンド)
Windows® 8以降のクイックアクセスメニューからコマンドプロンプトを起動した場合は、コマンドプロンプト操作ログを採取できません。