実行中のプロセスをSystemwalker Desktop Keeperが監視しており、WindowsのAPIである「StartDocA()」、「StartDocW()」が発行されると、関数を置き換えて印刷できなくします。フック方式による監視ができない製品、「StartDocA()」、「StartDocW()」が使用されない製品の場合は、印刷禁止ができません。
印刷禁止ポリシーを設定した場合は、エクスプローラの右クリックメニューの[印刷]はグレーアウトされます。印刷許可アプリケーションで印刷を行う場合は、アプリケーションを起動してから印刷処理を行ってください。
以下の場合は印刷禁止ができません。
ActiveXやCOMインターフェースを使用して印刷処理を行っている場合
ラベルプリンタのような、印刷ドライバがCOMポートやプリンタポートに直接データを出力している場合(Windows API、スプールを経由しない印刷の場合)
Windows規約外で作成されたアプリケーションの印刷(フリーソフトの一部)
Microsoft® Wordが印刷禁止されている場合、1度の印刷で同じログが2つ採取されます。
Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows® 10、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012、Windows Server® 2016でUAC(ユーザーアカウントコントロール)を無効化している場合、印刷禁止を行うことができないことがあります。また、エクスプローラの右クリックメニューの[印刷]はグレーアウトされません。
印刷監視動作において、「設定した印刷ページ数に達した時の動作」で、印刷を禁止する設定ページ数を超えた時の禁止動作が有効になるまで1分程度かかります。この間は、設定を越えても印刷できてしまうことがあります。
紙に印刷を行わないドキュメントライタ(Microsoft® Office Document Image Writerや、Adobe PDFなど)の印刷が禁止される場合があります。
Microsoft® Edgeについては、印刷を禁止した後メッセージが出力されるまで数秒かかります。例えば、連続で20回印刷を試みた場合、20回とも印刷は禁止されますが、メッセージが出るのは20回目の印刷を禁止してから数秒後です。
Micorsoft® Edgeについては、ウィンドウがアクティブになっていないと印刷禁止が動作しません。