プリコンパイラコマンドを呼び出す情報の初期値を設定・変更することができます。
ここで設定した値は、ワークスペース内のCOBOLプロジェクトにプリコンパイラ連携情報を設定するときの初期値として共有されます。
以下の手順でプリコンパイラ連携情報の初期値を設定・変更します。
メニューバーから[ウィンドウ(W)] > [設定(P)]を選択します。
→ [設定]ダイアログボックスが表示されます。
[設定]ダイアログボックスの左のペインで[COBOL] > [プリコンパイラ]を選択します。
→ [プリコンパイラ]ページが表示されます。初期値を設定・変更します。
項目 | 説明 |
---|---|
プリコンパイラを使用する | 現在使用しているワークスペース内のCOBOLプロジェクトでプリコンパイラを使用する場合に選択します。 |
プリコンパイラコマンド | プリコンパイラとして起動するコマンド名を指定します。 |
プリコンパイラのパラメタ | プリコンパイラコマンドのパラメタを指定します。 |
入力ソースの拡張子 | プリコンパイラ入力ソースファイルの拡張子を指定します。 以下の拡張子を指定することはできません。
|
出力ソースの拡張子 | プリコンパイラ出力ソースファイルの拡張子を選択します。 |
COBOLコンパイラのエラーメッセージをプリコンパイラ入力ソースの行番号で表示する | 選択するとプリコンパイラ入力ソースの行対応情報をCOBOLソースファイルへ展開します(INSDBINFコマンドを呼び出します)。 初期値では選択されていません。 |
INSDBINFコマンドのパラメタ | プリコンパイルによって生成されたCOBOLソースファイルに、プリコンパイラ入力ソースに対する行補正情報を展開するINSDBINFコマンドのパラメタを指定します。 ただし、入力ソースファイル名と出力ソースファイル名は、プリコンパイラ入力ソースファイル名から決定されるため、指定する必要はありません。 |
注意
プリコンパイラにSymfoware Serverを使用する場合、プリコンパイラコマンドには"sqlpcob"を指定してください。"sqlcobol"を指定するとビルドに失敗します。
sqlpcobコマンドの詳細は“Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”を参照してください。
リモートビルドの場合もプリコンパイラの設定は必要です。詳細は、“9.4.4.2 [プリコンパイラ]タブ”を参照してください。
プリコンパイラのコマンドパラメタへのファイル名の指定方法
プリコンパイラのコマンドパラメタへファイル名を指定する必要がある場合は、次のマクロを指定してください。プリコンパイラコマンド呼び出し時に、ファイル名が自動的に展開されます。
マクロ名 | マクロの意味 |
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%INFILE% | プリコンパイラ入力ソースのファイル名 |
%INFILE_BASE% | プリコンパイラ入力ソースの拡張子を取り除いたファイルのベース名 |
%OUTFILE% | プリコンパイラ出力ソースのファイル名 |
注意
プリコンパイラのコマンドパラメタに指定するファイルには、次のマクロを使用してください。
プリコンパイラの入力ファイル: %INFILE%
プリコンパイラの出力ファイル: %OUTFILE%