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PRIMECLUSTER GLS for Windows ユーザーズガイド 4.4
FUJITSU Software

E.1.1 仮想アダプターを使用した通信が行えない

現象

仮想アダプターを使用した通信が行えない。

原因

以下の可能性があります。

対処方法

以下の手順で、GLSおよびOSの設定を確認してください。

  1. 仮想アダプターの状態を確認します。

    dsphanetコマンドで仮想アダプターの状態を確認します。strhanetコマンドを実行したにも関わらず、“Inactive”状態になっている仮想アダプターが存在する場合、stphanetを実行したあと、再度、strhanetコマンドを実行してください。

  2. IPアドレスが、自システム内で重複していないか確認します。

    GLSの仮想アダプターに付加したIPアドレスと同じIPアドレスが、自システム内で重複している可能性があります。ネットワークのプロパティ画面からIPアドレスが重複していないか、確認してください。

    確認するには、以下の方法があります。

    • ipconfigコマンド:自システムの仮想アダプターのIPアドレスだけ確認

    • netshコマンド   :自システムのアダプター(仮想アダプターと物理アダプター)

    • Windowsのコントロールパネルの「ネットワーク接続」

  3. IPアドレスが、他のサーバまたはネットワーク機器と重複していないか確認します。

    IPアドレスの確認方法は、サーバで使用しているOSまたはネットワーク機器のマニュアルを参照してください。

  4. MACアドレスが、他ノードと重複していないか確認します。

    GLSでは、GLSの仮想アダプターが使用するMACアドレスを自動生成します。

    自システムでhanetconfigコマンドのprintサブコマンドに-dオプションを指定して実行し、仮想アダプターに付加されているMACアドレスが他のシステムと重複していないか確認してください。詳細は、“6.2.2.3 print”を参照してください。

    重複している場合は、仮想アダプターのMACアドレスを他システムと重複しないMACアドレスに変更してください。詳細は、“5.2.5 仮想アダプターのMACアドレスの変更”を参照してください。なお、ほとんどの場合、このMACアドレスが他システムと重複する可能性はありません。