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PRIMECLUSTER GLS for Windows ユーザーズガイド 4.4
FUJITSU Software

4.1.1 システムの起動

GLSの運用を開始するには、仮想アダプターを活性化させる必要があります。仮想アダプターは、一度活性化させると、Windowsの起動時に自動的に活性化されます。ただし、Windowsの停止前に仮想アダプターを非活性化している場合は起動時に自動的に活性化されないため、コマンドを使用して仮想アダプターを活性化させる必要があります。
仮想アダプターを活性化させるには、strhanetコマンドを使用します。strhanetコマンドは、“Administrators”グループのユーザーで実行してください。

以下に、strhanetコマンドの実行例および実行結果を示します。

> strhanet
FJSVhanet: INFO: 00007: Start the ping monitoring using the hanetpoll command if needed.
FJSVhanet: INFO: 00000: The command ended normally.

strhanetコマンドの詳細は、“6.2.7 strhanet”を参照してください。

ポイント

  • 一度活性化された仮想アダプターは、コマンドを利用して仮想アダプターを非活性化させない限りWindowsの起動時に自動的に活性化されるため、コマンドを利用して再び活性化させる必要はありません。

  • ping監視を設定している場合は、メッセージ“00007”が表示されます。必要に応じてping監視を開始してください。ping監視の開始方法は、“6.2.5 hanetpoll”を参照してください。

  • アダプター設定スクリプトを利用している場合、strhanetコマンド実行後にスクリプトが実行され、仮想アダプターにIPアドレスが設定されます。アダプター設定スクリプトの詳細は、“3.4.5 IPアドレスの設定(事後作業)”を参照してください。

  • GLSサービス起動時に、活性化状態の仮想アダプターが束ねる物理アダプターの一部でping監視の設定が漏れている場合には、ping監視が起動しません。束ねるすべての物理アダプターに対してping監視を設定してください。

参考

Windows起動時のGLSの設定情報について

  • 仮想アダプターに対してGUIやnetshコマンドを使用して設定した情報は、コマンドを利用して仮想アダプターを非活性化させない限り、Windows再起動後も引き継がれます。

  • ping監視を開始した状態でWindowsを再起動した場合、GLSのサービスが開始する際に自動的に監視が再開されます。