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PRIMECLUSTER GLS for Windows ユーザーズガイド 4.4
FUJITSU Software

3.4.6 仮想アダプターの活性化

仮想アダプターの設定内容に問題がないことを確認したら、仮想アダプターを活性化させます。仮想アダプターの活性化は、strhanetコマンドを使用します。

以下に、strhanetコマンドの実行例および実行結果を示します。

> strhanet
FJSVhanet: INFO: 00007: Start the ping monitoring using the hanetpoll command if needed.
FJSVhanet: INFO: 00000: The command ended normally.

strhanetコマンドの詳細は、“6.2.7 strhanet”を参照してください。

注意

  • 仮想アダプターの活性化処理が完了するまで、仮想アダプター1つにつき90秒ほどかかる場合があります。

  • strhanetコマンドが実行されると、GLSの仮想アダプターは自身のMACアドレスを自動採番します。GLSのMACアドレスの採番方式では、通常、他のシステムと重複することはありません。しかし、何らかの理由で静的なMACアドレスを設定したい場合は、hanetconfigコマンドの-aオプションを使用して仮想アダプターを定義してください。hanetconfigコマンドの詳細は、“6.2.2 hanetconfig”を参照してください。

ポイント

  • 一度活性化された仮想アダプターは、コマンドを利用して仮想アダプターを非活性化させない限りシステムの起動時に自動的に活性化されるため、システムの起動後にコマンドを利用して再び活性化させる必要はありません。

  • ping監視を設定している場合、メッセージ“00007”が表示されます。アダプター設定スクリプトによるIPアドレスの自動設定を行っている場合は、ping監視を開始できます。ping監視の開始方法は、“3.4.7 ping監視の開始”を参照してください。
    手動でIPアドレスを設定する場合は、ping監視を開始する前にIPアドレスを設定する必要があります。手動でIPアドレスを設定する方法については、“3.4.5 IPアドレスの設定(事後作業)”を参照してください。