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PRIMECLUSTER GLS for Windows ユーザーズガイド 4.4
FUJITSU Software

3.2.2 ネットワーク構成の設計

GLSでは、同一セグメントに対し複数のNICを接続する構成を提供しています。

ネットワーク構成は、定量制限、NICの共有の有無、タグVLANの使用の有無を考慮して設計する必要があります。

構成パターン

GLSの標準的な構成パターンには、以下があります。

以下に、各パターンの特長を示します。

NIC共有なしで仮想アダプターが1つ

二重化対象のネットワークが1つの場合に適した構成です。

NIC共有なしで仮想アダプターが複数

業務アプリケーションごとに異なるLANを構築する場合に適した構成です。また、3層モデルのアプリケーションサーバに使用する場合や、LANを業務用と管理用に分けたい場合にも適しています。

NIC共有あり(すべての仮想アダプターでタグVLANを使用して共有)

ブレードサーバなどのように、使用できるNICの枚数に制限がある環境で複数のネットワークを使用する場合に適した構成です。

NIC共有あり(タグVLANを使用する仮想アダプターと使用しない仮想アダプターで共有)

上記3つの構成を組み合わせたい場合に有効な構成です。

注意

  • NICを共有する構成では、複数の仮想アダプターはNICを部分的には共有できません。

  • NICを共有する場合、各仮想アダプターに異なるタグVLANを設定して、異なるVLANに接続してください。

各構成パターンの詳細は、“付録A GLSの環境設定例”を参照してください。