構成パターン
GLSの標準的な構成パターンには、以下があります。
NIC共有なしで仮想アダプターが1つ
NIC共有なしで仮想アダプターが複数
NIC共有あり(すべての仮想アダプターでタグVLANを使用して共有)
NIC共有あり(タグVLANを使用する仮想アダプターと使用しない仮想アダプターで共有)
以下に、各パターンの特長を示します。
NIC共有なしで仮想アダプターが1つ
二重化対象のネットワークが1つの場合に適した構成です。
NIC共有なしで仮想アダプターが複数
業務アプリケーションごとに異なるLANを構築する場合に適した構成です。また、3層モデルのアプリケーションサーバに使用する場合や、LANを業務用と管理用に分けたい場合にも適しています。
NIC共有あり(すべての仮想アダプターでタグVLANを使用して共有)
ブレードサーバなどのように、使用できるNICの枚数に制限がある環境で複数のネットワークを使用する場合に適した構成です。
NIC共有あり(タグVLANを使用する仮想アダプターと使用しない仮想アダプターで共有)
上記3つの構成を組み合わせたい場合に有効な構成です。
注意
NICを共有する構成では、複数の仮想アダプターはNICを部分的には共有できません。
NICを共有する場合、各仮想アダプターに異なるタグVLANを設定して、異なるVLANに接続してください。
各構成パターンの詳細は、“付録A GLSの環境設定例”を参照してください。