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PRIMECLUSTER Wizard 4.4 for SAP HANA(R) 導入運用手引書
FUJITSU Software

5.2 エラーメッセージ

ERROR: Any Cmdline resource is not configured in the configuration '<ConfigurationFile>'.

内容

<ConfigurationFile> の configuration ファイルに Cmdline リソースが設定されていません。

対処

Cmdline リソースに hvhdb コマンドを設定してください。

ERROR: <ApplicationName> is userApplication that the resource belongs to.

内容

<ApplicationName>はそのリソースが属するクラスタアプリケーションです。hvhdbコマンドの -k オプションや -s オプションに、そのhvhdbコマンドを設定したCmdlineリソースを含むクラスタアプリケーションを指定することは出来ません。

対処

hvhdb コマンドの -k または -s に正しいクラスタアプリケーション名を指定してください。

ERROR: Cannot read the secondary configuration definition file <filename>.

内容

セカンダリ設定定義ファイル <filename> を読み込めませんでした。

対処

セカンダリ設定定義ファイル <filename> に root の読み込み権限を追加してください。その後、クラスタアプリケーションの Faulted 状態をクリアしてください。

ERROR: Cannot find any Cmdline resource to manage SAP HANA

内容

SAP HANA を制御監視するための Cmdline リソースが見つかりません。

対処

SAP HANA を制御監視するには、Cmdline リソースに hvhdb コマンドを設定してください。

ERROR: Cannot start the userApplication because the configuration of the system replication is not correct. The SAP HANA instance is configured as <SR_state> but the userApplication was transiting to <Uap_state> state.

内容

起動後の SAP HANA インスタンスのシステムレプリケーションの状態と、クラスタアプリケーションの遷移先の状態の不整合を検出したため、状態遷移を取りやめました。<SR_state> には、システムレプリケーションの状態が、<Uap_state> にはクラスタアプリケーションの遷移先の状態が表示されます。

対処

SAP HANA インスタンスがシステムレプリケーションのプライマリシステムとして動作するノードでクラスタアプリケーションを Online 状態にする必要があります。または、SAP HANA インスタンスがシステムレプリケーションのセカンダリシステムとして動作するノードでクラスタアプリケーションを Standby 状態にする必要があります。

ERROR: <command> exited with the code <return_code>.

内容

<command> コマンドが復帰値 <return_code> で復帰したことを示すメッセージです。

対処

<command> が復帰値 <return_code> で異常終了しました。<command> は SAP HANA または OS のコマンドです。アプリケーションログにおいて本メッセージの直前に出力されているメッセージと復帰値を確認できます。本情報を元に、<command> が異常終了した原因を調査してください。

ERROR: Configuration-Active is not done.

内容

Configuration-Activate が実行されていません。設定のチェックは行われませんでした。

対処

hvw コマンドから Configuration-Activate を実行してください。

ERROR: There is no argument.

内容

hvhdb コマンドに引数が指定されていません。

対処

hvhdb コマンドに正しいオプションと引数を指定してください。

ERROR: The StandbyTransitions should be 'ClearFaultRequest|StartUp' in the userApplication <ApplicationName>.

内容

クラスタアプリケーション <ApplicationName> の設定において、属性StandbyTransitions の設定が ClearFaultRequest|StartUp 以外に設定されています。

対処

災対用ノードのSAP HANA(本稼動用)のクラスタアプリケーションの属性StandbyTransitionsにはClearFaultRequest|StartUpを設定してください。

ClearFaultRequest|StartUp 以外を設定した場合、意図したタイミングでセカンダリシステムのインスタンスの起動処理が実行されず、SAP HANA インスタンスを正常に制御できません。

ERROR: SID and Instance_Number should be specified for operands.

内容

hvhdb コマンドのオペランドに SAP システム ID と SAP HANA システムのインスタンス番号が指定されていません。

対処

Cmdline リソースに設定した hvhdb コマンドのオペランドに正しい SAP システム ID と SAP HANA システムのインスタンス番号を設定してください。

ERROR: The AutoStartUp should be 'no' in the userApplication <ApplicationName>.

内容

<ApplicationName> のクラスタアプリケーションの設定において、属性 AutoStartUp の設定が yes に設定されています。

対処

SAP HANA システムレプリケーションを使用するクラスタアプリケーションでは、クラスタアプリケーションの属性 AutoStartUp に no を設定してください。

SAP HANA システムレプリケーションを運用する場合、プライマリシステムのインスタンス起動後にセカンダリシステムのインスタンス を起動する必要があります。yes に設定した場合、RMS 起動時にプライマリシステムのインスタンスとセカンダリシステムのインスタンスが同時に起動されるため、セカンダリシステムのインスタンスの起動に失敗する場合があります。

ERROR: The configuration '<ConfigurationFile>' does not exist. It has not been configured yet or has been already removed.

内容

<ConfigurationFile> の configuration ファイルが見つかりませんでした。設定が完了していないか、削除されています。

対処

hvw コマンドでクラスタアプリケーションを作成してください。

ERROR: The first field is '<FirstField>' in the file <PathToAutoRegisterFile>. It should to be 'hdbnsutil'.

内容

セカンダリ設定定義ファイル <PathToAutoRegisterFile> において、第 1 フィールドの設定に誤りがあります。<FirstField> には現在の第 1 フィールドの設定内容が表示されます。

対処

第1 フィールドの設定は hdbnsutil にしてください。

ERROR: The Flags[<Number>] requires ALLEXITCODES(E) in <ResourceName>.

内容

Cmdline リソース <ResourceName> 内のFlags[ ] に ALLEXITCODES(E) の設定が必要です。

対処

Flags[<ResourceName>.] に ALLEXITCODES(E) を設定してください。

ERROR: The Flags[<Number>] requires STANDBYCAPABLE(O) in <ResourceName>.

内容

Cmdline リソース <ResourceName> 内の Flags[ ] に STANDBYCAPABLE(O) の設定が必要です。

対処

Flags[<ResourceName>.] に STANDBYCAPABLE(O) を設定してください。

ERROR: The hvhdb command is configured in StartCommands [<Number>] of <ResourceName> but the option is not -c.

内容

Cmdline リソース<ResourceName> 内の StartCommands[<Number>] に設定されている hvhdb コマンドに -c オプションが指定されていません。

対処

Cmdline リソースの StartCommands[<Number>] に設定した hvhdb コマンドのオプションには -c を指定してください。

ERROR: The hvhdb command is configured in StopCommands[<Number>] of <ResourceName> but the option is not -u.

内容

Cmdline リソース<ResourceName>内のStopCommands[<Number>] に設定されている hvhdb コマンドに -u オプションが指定されていません。

対処

Cmdline リソースの StopCommands[<Number>] に設定した hvhdb コマンドのオプションには -u を指定してください。

ERROR: The hvhdb command is not configured in CheckCommands[<Number>] of <ResourceName> .

内容

Cmdline リソース<ResourceName>の CheckCommands[<Number>] に hvhdb コマンドが設定されていません。

StartCommands[<Number>] に hvhdb コマンドが設定されているにもかかわらず、CheckCommands[<Number>] に hvhdb コマンドが設定されていない場合に本メッセージが表示されます。

対処

Cmdlineリソースの CheckCommands[<Number>] に hvhdb コマンドを設定してください。

ERROR: The hvhdb command is not configured in StopCommands[<Number>] of <ResourceName> .

内容

Cmdline リソース<ResourceName>の StopCommands[<Number>] に hvhdb コマンドが設定されていません。

StartCommands[<Number>] に hvhdb コマンドが設定されているにもかかわらず、StopCommands[<Number>] に hvhdb コマンドが設定されていない場合に本メッセージが表示されます。

対処

Cmdline リソースの StopCommands[<Number>] に hvhdb コマンドを設定してください。

ERROR: The hvhdb command is configured in CheckCommands[<Number>] of <ResourceName> but the option is not -m.

内容

Cmdline リソース<ResourceName>内のCheckCommands[<Number>] に設定されている hvhdb コマンドに -m オプションが指定されていません。

対処

Cmdline リソースの CheckCommands[<Number>] に設定した hvhdb コマンドのオプションには -m を指定してください。

ERROR: The OnlinePriority should be 1 in the userApplication <ApplicationName>.

内容

クラスタアプリケーション <ApplicationName> の設定において、属性 OnlinePriority の値が 1 ではありません。

対処

SAP HANA システムレプリケーションを使用するクラスタアプリケーションでは、属性 OnlinePriority に 1 を設定してください。本設定がされていない場合、クラスタ切替え後にすべてのクラスタノードを再起動するとクラスタアプリケーションが起動できなくなることがあります。具体的には、クラスタアプリケーションが Online 状態になるクラスタノードとプライマリシステムのインスタンスが存在するクラスタノードが一致せず、SAP HANA インスタンスを正常に制御監視できなくなります。

ERROR: The Online processing cannot continue because the higher priority userApplication <ApplicationName> is Online State.

内容

優先度の高いクラスタアプリケーション <ApplicationName> が Online 状態であるため、Online 処理を継続できません。

対処

クラスタアプリケーション <ApplicationName> が Online 状態のときに本メッセージが出力された場合は、操作対象のクラスタアプリケーションを起動できないように設定されており、操作対象のクラスタアプリケーションが本エラーによりFautled状態になります。Faulted 状態をクリアしてください。

また、操作対象のクラスタアプリケーションを起動する必要がある場合は、予めクラスタアプリケーション <ApplicationName>を一度 Offline 状態または Standby 状態にしてください。

ERROR: The option -c or -u or -m is not specified.

内容

hvhdb コマンドにおいて、実行時は、必須オプション -c または -u または -m のいずれかを指定する必要があります。

対処

hvhdb コマンドを設定した Cmdline リソースにおいて StartCommands、StopCommands、CheckCommands の設定を見直してください。

ERROR: The option <option> is invalid.

内容

<option> が不正です。

対処

Cmdline リソースに設定した hvhdb コマンドの <option> に正しい引数を設定してください。

ERROR: The option <option> requires an argument.

内容

<option> を指定する場合、必ず引数も設定する必要があります。

対処

Cmdline リソースに設定した hvhdb コマンドのオプションに対して引数を設定してください。

ERROR: The option <OptionA> requires <OptionB>.

内容

hvhdb コマンドにオプション <OptionA> を指定した場合、オプション <OptionB> も指定する必要があります。

対処

hvhdb コマンドを設定した Cmdlineリソースにおいて、オプション <OptionA> を指定した hvhdb コマンドにオプション <OptionB> を追加してください。

ERROR: The options -c and -u and -m cannot be specified at the same time.

内容

hvhdb コマンドのオプションに -c と -u と -m は同時に指定できません。

対処

hvhdb コマンドを設定した Cmdline リソースにおいてStartCommands、StopCommands、CheckCommands の設定を見直してください。

ERROR: The options <OptionA> and <OptionB> cannot be specified at the same time.

内容

hvhdb コマンドのオプションに <OptionA> と <OptionB> は同時に指定できません。

対処

hvhdb コマンドを設定した Cmdline リソースにおいて StartCommands、StopCommands、CheckCommands に設定されている hvhdb コマンドのオプションを見直してください。

ERROR: The parameter <parameter> is wrong.

内容

hvhdb コマンドに指定されたパラメタ <parameter> に誤りがあります。

対処

正しいパラメタを指定してください。

ERROR: The secondary configuration definition file <filename> is not found.

内容

セカンダリ設定定義ファイル <filename> が存在しません。SAP HANA インスタンスがセカンダリシステムとして設定されていない場合は、クラスタアプリケーションが Standby 状態へ遷移するときに、セカンダリ設定定義ファイルを参照して、PRIMECLUSTER が SAP HANA インスタンスに対してセカンダリシステムの設定を試みます。このとき、セカンダリ設定定義ファイルがない場合に出力されるエラーメッセージです。

対処

セカンダリ設定定義ファイル <filename> を設定してください。その後、クラスタアプリケーションの Faulted 状態をクリアしてください。

または、hdbnsutil -sr_register 等の SAP HANA コマンドを実行し、インスタンスをセカンダリシステムとして設定してから、Faulted 状態をクリアしてください。

ERROR: The second field is '<SecondField>' in the file <PathToAutoRegisterFile>. It should to be '-sr_register'

内容

セカンダリ設定定義ファイル <PathToAutoRegisterFile> において、第 2 フィールドの設定に誤りがあります。<SecondField> には現在の第 2 フィールドの設定内容が表示されます。

対処

第 2 フィールドの設定は -sr_register にしてください。

ERROR: The SID <SID> is wrong.

内容

SAP システム ID が不正です。hvhdb コマンドに指定された SAP システム ID に対応する /usr/sap/<SID> ディレクトリが存在しない場合に本メッセージが表示されます。

対処

正しい SAP システム ID をhvhdb コマンドに指定してください。

ERROR: SID <SID> or Instance_Number <Instance_number> is wrong.

内容

SID または インスタンス番号に誤りがあります。

対処

hvhdb コマンドに指定した SID とインスタンス番号を見直してください。

ERROR: The StandbyTransitions should be only 'ClearFaultRequest' in the userApplication <ApplicationName>.

内容

クラスタアプリケーション <ApplicationName>の設定において、属性 StandbyTransitions の設定が ClearFaultRequest 以外に設定されています。

対処

SAP HANA システムレプリケーションを使用するクラスタアプリケーションでは、クラスタアプリケーションの属性 StandbyTransitions に ClearFaultRequest のみを設定してください。

ClearFaultRequest を設定しない場合、または、ClearFaultRequest のほかに StartUp や SwitchRequest を組み合わせて設定した場合、意図しないタイミングでセカンダリシステムのインスタンスの起動処理が実行される場合があり、SAP HANA インスタンスを正常に制御できません。

ERROR: The user <sidadm> does not exist.

内容

SAP HANA の起動・停止・監視に使用するユーザーが設定されていないか、hvhdb コマンドに指定した SAP システム ID が正しくありません。

対処

SAP HANA の起動・停止・監視に使用するユーザーが設定されていない場合は、ユーザーを設定してください。hvhdb コマンドのオペランドに指定した SAP システムIDが正しくない場合は、Cmdline リソースの設定を変更により、hvhdb コマンドのオペランドに指定した SAP システム ID に正しい値を設定してください。

ERROR: The userApplication <ApplicationName> does not exist.

内容

クラスタアプリケーション<ApplicationName>は存在しません。

対処

hvhdb コマンドの -k または -s に正しいクラスタアプリケーション名を指定してください。

ERROR: The valid definition is not found in the secondary configuration definition file <filename>.

内容

セカンダリ設定定義ファイル <filename> 内に有効な定義を検出できませんでした。

対処

セカンダリ設定定義ファイル <filename> の設定を見直してください。その後、クラスタアプリケーションの Faulted 状態をクリアしてください。

ERROR: The value of the option <OptionA> should be numeric.

内容

hvhdb コマンドのオプション <OptionA> に指定した引数が数値ではありません。

対処

hvhdb コマンドのオプション <OptionA> に正しい値を設定してください。