高信頼性機能とは、信頼性および可用性の高いネットワークシステムを構築する機能です。
NSアプライアンスでは、以下の機能を提供します。
二重化機能
ゲートウェイ・フェールセーフ機能
本機能を利用するためには、運用側と待機側の2つのNSアプライアンスが必要となるため、両方のNSオプションライセンスが必要となります。
なお、運用側と待機側で異なるNSアプライアンス専用サーバを用意してください。
二重化機能
NSアプライアンスを2台用意し、運用側のNSアプライアンスがダウンしても、待機側のNSアプライアンスが処理を引き継ぎ、L-Platformの通信を中断することなく運用を継続する機能です。
図1.13 二重化機能の概要
ゲートウェイ・フェールセーフ機能
NSアプライアンスからゲートウェイ装置(ルータ装置など)までのLAN伝送路の状態を監視する機能です。
NSアプライアンスが定期的(監視間隔)に送信するICMP Echoリクエストメッセージに対して、一定時間(応答待ち時間)経過しても応答を受信できなかった場合、NSアプライアンスは、ゲートウェイ装置の異常またはゲートウェイ装置までのLAN伝送路異常と認識して、運用中のNSアプライアンスから待機中のNSアプライアンスへの切り替えを行います。
図1.14 ゲートウェイ・フェールセーフ機能の概要